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2023年に読んだ本 16

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2023年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第16弾です。

記事数が多くなってきたので
今までの記事をマガジンに
まとめました。

去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。

めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)






『スイッチ 悪意の実験』 潮谷験


はい、1冊目です。
これは数年前に刊行された小説ですね。

近所の本屋さんで
長期間、大々的に宣伝されていて
気になって読みました。

まずね、設定が素晴らしいですよね。

主人公が大学生の女の子なんですけども
夏休み期間を利用して
数人の知り合いと一緒に
アルバイトに参加する事になるんですよ。

そのアルバイトの内容が
スイッチを持って暮らすだけ
というものなんですけども

スイッチを押してしまうと
ある家族が破滅する
という
仕組みになっているんですね。

押しても押さなくても
バイト終了後に
100万円貰えるんですよ。

スイッチを押したとしても
誰が押したか
バレないようになっている
という
特殊な設定なんですけども

押しても押さなくても
報酬が変わらない

というのが妙なんですよね。

押したら
報酬が増える
とかやったら
今までにあったかもしれないですけど

押しても押さなくても
報酬が変わらず
押したら
ある家族が破滅するなら
誰も押さないはずじゃ無いですか

読み進めていくとね
この設定が
様々な取っ掛かりを
産んでいくことがよくわかるんですよ。

この設定を読んだ時
最初、米澤穂信さんの『インシテミル』
思い出したんですけど
良い意味で違った側面が
沢山あって
全く別の楽しみ方が出来ましたね。




『777 トリプルセブン』 伊坂幸太郎


はい、2本目ですね。

これは先々週に刊行された小説ですね。
早速買って読んでしまいました。

伊坂幸太郎さんの作品はね、
小学校高学年くらいから
読んでるんですけども

殺し屋シリーズ
というものがありまして
これがそのシリーズの
最新作で4作目ですね。

1作目を読んだのが
小5くらいの時なので

15年くらい経っても
まだ同じ作家さんの
同じシリーズを読んでいるというのが
不思議な感覚ですよね。

僕は2作目の
『マリアビートル』がすごく好きで
映画も観ました。

今までと同じように
アクション映画を
観ているような感覚で
読める小説なんですけども

今回の作品は
今までに比べると
サラッとしているというか
かなりカロリーが低かったように思います。

このシリーズが好きで
ずっと読んでいる人にとっては
ちょっと物足りないな
と感じるかもしれませんね。




『成瀬は天下を取りにいく』 宮島未奈


はい、3作目です。
今日はこれで最後にしようと思います。

これも超話題作ですね。
半年くらい前に刊行されて
ずっと本屋さんの目立つ位置に
置かれていましたし

読書を愛する周りの人からも
良い評判を聞いてたので
読みたいなぁと思ってたんですけど

事務所の先輩である
ジグロポッカのりょーぞーさんに
貸していただきまして
やっと読めました。

まずね、このタイトルが
良いですよね。

『成瀬は天下を取りにいく』
っていう

これはあくまでね
僕の分析なんですけど
最近話題になっている作品って

タイトルが
4、4、5調のものが
多い気がするんですよ。

『ラブカは静かに弓を持つ』とか
『52ヘルツのクジラたち』とか

『そして、バトンは渡された』
ちょっと近いですね。

もしくはめっちゃシンプルな
タイトルか

もしかしたら
昔からそうだったかもしれないですけど
そういう傾向があるような気がしますね。

内容としてはですね
成瀬という魅力的な主人公を置いて
その周りの人間たちが
成瀬の奇想天外な言動に
翻弄されていく姿や
心境変化なんかを
中心に描写していくんですけども

成瀬のね、
登場する量が絶妙なんですよね。

成瀬がしつこすぎると
もう成瀬ええわ
ってなったりすると
思うんですけど

もっと成瀬出てきてくれよ
っていう感情になってくるんですよね。

形式とか舞台的には
僕は
『桐島、部活やめるってよ』
ちょっとだけ思い出したんですけど

桐島みたいに
全く出てこない訳では無くて
ちょうど良い塩梅なんですよ。

滋賀を舞台にしているのも
個人的に良かったですね。

僕は、大学時代京都に住んでまして
サークル関連で
滋賀に行くことが多かったんですけど

よく行った地名が沢山出てくるんですよ。

行ったことない人にとっては
ちんぷんかんぷんな場所ばかりだったので
ちょっとお得感もありましたね。




はい、今日はここまでです。

今回紹介した作品はね
個人的には全部面白かったです。

めちゃくちゃオススメです。

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

ではまた明日


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