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句会って異常に楽しくて、みんなにその楽しさを伝えたいので、世界一ゆるい句会、開催します。【10月9日(金)20時〜】

おとなの寺子屋〜文章教室〜では、毎月、さまざまな角度から、さまざまな趣向を凝らして、文章力をアップさせる遊びをしているわけですが、10月は句会を行います。

●春の句会の模様はこちらから

長嶋有さんの言葉に「俳句は打球、句会は野球」というものがあってですね。

俳句は作るのも楽しいかもしれないけど、句会のほうがもっと楽しいんです。っていうか、句会がなかったら俳句なんて作らないわけです。

句会というのは、参加者がそれぞれ俳句を作って、それを作者名を伏せた状態であれこれほめ合う、言ってみればまあそれだけのことです。

なのに、それが楽しいんです。

「こういう情景を詠んだんじゃないか」「この言い回しがかっこいい」と、参加者があれこれほめるわけですが、自分の句がほめられてるときは、何食わぬ顔で議論に参加します。それが、人狼をやっているようで楽しい。

人狼は、個人的に、ガチ勢が醸し出す殺伐とした感じが苦手で、もう二度とやらないと決めてるのですが、句会は、なんといっても、ほめ合うので、ポジティブで和やかで平和です。それがいいんです。

俳句といっても、じじむさい詩歌ではありません。17文字ではありますが、文章表現なので、その人の人となり・センス・考えがそのまま出ます。むしろ長文よりも色濃く出る。それが褒められると、まあうれしい。

人のを褒めるのも楽しいです。自分では思いつかなかった表現、視点に感嘆し、言葉を費やして、ほめ合う。この褒め合戦、いいこと言って褒めようというバトルも楽しいです。

そして、自分の句が褒められないと、まあ悔しい。あれ? 違ったかな? いや、でも、自分はこれを言いたかったんだからしかたない。え、でも……。その戸惑い、後悔、次こそは!と思う気持ちは、「いいね!」をもらえなかった時の比ではありません。

でも、いいんです、誰かの心に届きさえすれば。自分の句に、誰か一人でも「いい」と票を入れてくれると、感動して、好きになっちゃいそうになります。

「そもそも、俳句作るのも、大変」そう思うじゃないですか?

「なんか難しそう。古い言葉使うんでしょ?」そう思うじゃないですか?

そうじゃないんですねー。俳句といっても、たかが17文字です。5/7/5で何か言えばいいので、意外とそれっぽくなるんです。

さすがは長年、日本人の趣味・たしなみとして定着してきただけのことはあります。簡単といえば、簡単です。

でもって、もちろん、奥が深い。1文字変えるだけで全然印象が違う。

言葉芸術、言葉遊び、短文の発信、短い作品として、俳句はツイッターよりも完成度が高く、でも簡単です。でもって、それは句会をやらないと、楽しみが半減する。

野球って素振りだけだとつまらなくないですか? せっかくなら仲間集めて、草野球やりたいですよね。

これまで何人もの人に句会の楽しみを伝えてきましたが、まだまだ足りない。たくさんの人に句会の魅力を伝えたい……。

というわけで、世界一ハードルの低い、簡単な、テキトーな句会の場を用意しました!

進行は僕が務めます。知的人狼。なんちゃって文芸ああだこうだセッション。こういう場を面白く盛り上げるの、得意なんです。

で、俳句の作り方も、僕が教えます。プロじゃないので、適当です。でも、まったくの素人から始めて、なんとなくコツのようなものがわかりかけてきた、という感じなので、意外とわかりやすく教えられるんじゃないかなと、そこは自信があります。

長くなりました。

ちょっとでも、句会、そして、俳句、いや、やっぱり句会に、興味を持った方、ぜひ遊びに来てください!


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