べんりしえぬ

べんりしです。

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最近の記事

あたし的失敗の法則

 まいどです。  今年、お仕事でかなりよろしくないミスをしてしまった。顧客への見解書 (コメント) 送付期限を落としてしまったわけです。自分に割り当てられた案件だと思っていなかったのだが、実は自分がやらなきゃいけないものだったことに気づかず...  この手の割と大きなミスは何年かぶりである。両者に共通することは、ちょっと調子に乗っていたことかと思う。  前回は、弁理士試験に受かった直後で浮かれていて、祝賀会にひたすら参加していた日々だった。そして、請求項に誤記を残したまま登録

    • 知財がテーマのコンテンツ~お酒の地理的表示~

      まいどです。 今年も「弁理士の日記念ブログ企画2023」に参加するよ。 私は日本酒が大好物で、冷蔵庫に1升瓶が常にオネンネしています。 さて、日本酒造組合中央会のwebコンテンツに「日本酒の地理的表示 (GI)」というページがありました。 GIって何でしょうね。光ファイバの屈折率分布のことではありません。 抜粋: お酒の地理的表示 (GI=Geographical Indication) は、地域の共有財産である「産地名」を守り、適切な使用を促す制度。産地が申請し、国税庁

      • インテリア雑貨山崎実業の意匠権侵害訴訟_ゆるカワ商標ラジオ

        逆転弁理士岡村さんの動画を拝見したので感想をちょこっと書きます。 https://youtu.be/S4V5rHez78c 意匠権侵害ということで原告が約850万円の損害賠償請求、差止請求、在庫の廃棄請求をしたものです。 結果として認められたのは「5万6516円及びこれに対する平成28年7月30日から支払済みまで年5分の割合による金員」てことで、金額の低さに何だか悲しくなっちゃいますね。 原告は侵害があまりに許せなくて訴訟に踏み切ったのか、代理人が「行ける!」と判断したのか

        • 知財業界でやっていく資質 (案)

          概要  私が知財業界に来ることになった経緯と、この業界でやっていく資質について思うところを供養したいと思います。当初、「知財業界に来るまで」「事務所」「この業界でやっていく資質」という時系列の流れを予定していたのですが、私の過去なんてどうでもいいでしょうから、順番を変えました。 この業界でやっていく資質  割と特許事務所寄りの意見かもしれませんが..  (1) 学びの精神  知らないことを、(できれば楽しんで) 学んでいけることは大事な資質だと思います。技術も、審査基準、法

        あたし的失敗の法則

          新酒2022

          米鶴のnouveauがバランス秀逸でサイコー!!

          付記試験受けてきたYo!

           この秋に、特定侵害訴訟代理業務試験 (付記試験) を受けてきたので、記憶が割と鮮明なうちに、その模様をお伝えしようと思います。 付記試験概要 (1) 付記弁理士とは  付記弁理士は、特定侵害訴訟 (特許権等に係る侵害訴訟) の代理人を弁護士と共同で務めることができます。特定侵害訴訟とは、特許、実用新案、意匠、商標若しくは回路配置に関する権利の侵害又は特定不正競争による営業上の利益の侵害に係る訴訟をいいます。 https://www.jpo.go.jp/news/sosho

          付記試験受けてきたYo!

          知財業界での大ピンチ (マジ辞めようかと思ったyo)

          1. 初めに  小さなミスは、まあありますが、誤記が残った請求項がそのまま許可されてしまって訂正審判を請求したことがあります。この業界に入って一番しんどくて、辞めてさっさと転職しようと本気で考えた出来事がありました。敬愛してやまないドクガクさんのイベント「弁理士の日記念ブログ企画2022」に便乗して、個人的な大ピンチの事例をご紹介します。 2. 誤記と訂正審判  数年前、顧客が用意した明細書と特許請求の範囲について、顧客の権利化方針に合わせた補正を提案し、日本出願で早期審査

          知財業界での大ピンチ (マジ辞めようかと思ったyo)

          日本酒は自由だ!

          はじめに  日本酒は本当に美味しいし、日々を豊かにしてくれます。日本酒を気軽に、より多くの皆さんに楽しんでいただけることを願っています。季節ごとに、料理ごとに、気の向くままに、日本酒を楽しんでいただく人が1人でも増えてほしいと思います。本稿では、日本酒を季節と味わいの観点で整理してみます。なお、感想や味わいなどについては全くの主観です。これを読んで「違う」とお感じになることは自由ですしそれはむしろ本望です。 季節 (1) 晩夏~秋  晩夏に稲が茶色く色づいて、秋にかけて酒米

          日本酒は自由だ!

          2019年弁理士試験・口述試験模様

          1.はじめに  知財系もっともっとAdvent Calendarに投稿します。時季柄、そろそろ弁理士試験の口述試験ですので、2019年本試験の模様をご紹介いたします。 2.日程変更  もともと、10月12日 (土) に予定されていましたが、ちょうど週末に台風19号が関東地方を直撃したため、予備日だった10月14日 (月) に日程が変更されました。この台風は本当にすごい勢力で、自宅近くの川の水量が大変なことになっていました。氾濫するんじゃないかと本気で心配しました。 3.

          2019年弁理士試験・口述試験模様

          SEP実務の現場から

          「知財系 もっと Advent Calendar 2021」に投稿します。 この場をお借りして、SEP実務の現場の一例をご紹介したいと思います。 1. 概要  この記事の大まかな流れは以下のようになっています: (1) SEP実務とは (2) Standardとは (3) SEP実務の現場 2. SEP実務とは  標準必須特許 (standard essential patent (SEP)) 実務について、「標準仕様に合致した特許権の取得および維持」とここでは定義したい

          SEP実務の現場から

          「知財業界での夢と希望」のために

          べんりしえぬです。まいどです。 弁理士登録して1年以上過ぎました。ブログのお話をドクガクさんからタイミングよく伺い、企画に便乗します。 https://benrishikoza.com/blog/benrishinohi2021/ 弁理士登録してよかったな、と、登録前後を通じて感じることを以下綴ります。なお、登録によるデメリットは特に感じていません。 「夢と希望」というテーマに沿っているはわかりませんが、お読みくださった方にとって、弁理士という資格に夢と希望を見出すきっかけ

          「知財業界での夢と希望」のために

          debut

          noteにデビューです。