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○●2022年度劇場映画ベスト18 総括●○

お待たせいたしました。
お待たせしすぎたかもしれません。

2022年度は81本の鑑賞本数(複数回鑑賞、旧作、翌年公開作品含まず)から、年間ベスト18本の発表です。ランキング順に発表!

●●2022年度劇場映画ベスト18 総括●●
(1月1日~12月31日までの劇場公開作品対象)


第18位
『土を喰らう十二カ月』

これは信州の山の幸の材料の調達から始める、まさしくジュリー版「孤独のグルメ」と言っても過言でない!

題名通り1年間を追う話で、土から生えてる食材を調理して食べるジュリーの姿を観てるだけで釘付け。6時間くらい観てたくなる。

凄くゆったりした雰囲気の癒やし映画。
大自然の山地に囲まれた家に住み、天然の食材を調理して食べる日々を過ごす、老いた作家を演じるジュリーが死と向き合う姿勢も刺さる。
ゆったりとした時間が流れる作風はジュリーが好きかどうかで評価分かれそうだけど、てかこんな質素な精進料理食べてたら普通に痩せるだろとかツッコむのはやめろ〜!

食材が料理になっていく瞬間を映し出していく中で、ジュリーの手元が映し出されるカットがかなり多い。
そんな数多くの彩りの精進料理を観てたら腹が減るので空腹で観に行くと割と辛いかも。

信州の山の幸を摂って暮らす老後も悪くはないかも、と思ってしまう。
これでWi-Fi通ってたら完ペキ!


第17位
『クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男』

こんなの好きに決まっとろうが!むっちゃくちゃ良かった!
アラン・マッギーの破天荒な人生と共に巨大化していくレーベルのサクセス物語を描く。ジザメリ、マイブラ、プライマル、オェィシスのメンバー達を役者が演じてるのも面白い!そしてなぜかノエルが全く似てない!

そういやcreationって畳んじゃったんだょな。オフィシャルに肖像権や楽曲を使えてたのはレーベル全面協力なのでかなりデカい。
最後のシーンでかかる超有名曲も、普通に聴くよりグッときたしオチとして良かった。ちなみにあんなにメガヒットしたブー・ラドリーズは出て来なかった!

「トレインスポッティング」のスパッズ役の俳優が再びちょっといかれた性格に見せるのも良き。

あとティーンエイジ・ファンクラブの楽曲もかかるし、むちゃんこプレイリストが豪華。だがセックス・ピストルズは実際のメンバーの映像や楽曲が流れたし、イギー・ポップも曲流れたし、creation以外の曲もかかる!

ほんでパンフも当時の音楽雑誌のような装丁でバリ凝ってる!パンフのデザイン、表紙からして最高過ぎるでしょ!配給会社の作品に対する気合と愛が伝わる。2022年柴デミー賞ベストパンフ部門受賞。

80年代後半から90年代半ばのUKロックが好きなら絶対に観るべき作品。
お堅い父親の抑圧があったからこその無鉄砲な若さ漲る反動の衝動がレーベルの精神に現れていたんだろうな〜。

にしてもマイブラのLOVELESS制作時スタジオ立て籠もりが実際の楽曲と共に再現映像で観られたの爆笑。
あ、ボビ〜も似てなかったな。あんなガタイ良くないしもっと線が棒っきれみたいに細いでしょ。


第16位
『さがす』

これまたとんでもねえモン観ちまった!
父の失踪から始まりまるで予想つかない展開に連れてかれたし、最後は往年の上質な韓国ノワールを観終わったあとのような、やるせなくて呆然とする感じ。

猥雑さと人情が織りなす西成が舞台というのも良い。
これは何の前情報も入れないで観た方がいい。2021年の傑作「空白」でわずかな登場シーンにも関わらず最後までその存在感を放ち続けた伊藤蒼ちゅわんが今度は父を思って奔走する姿が泣ける。とても良き。

まさか父を探すためにあんなコトしちゃうなんて…。
そこまでの事をしてでも父に会いたかったんだなと思うと更に泣ける。

本作の監督って韓国映画にスタッフで関わってたのね。だからそういう臭いを感じるのか。タマらんじゃん!

「まだまだ出るぞ!」な前作「岬の兄妹」も面白かったもんな〜。
そしてディズニープラスのドラマ「ガンニバル」も最高だった。


第15位
『女神の継承』

絶対に逃れられない地獄絵図を見せつけられて救いが無さすぎて詰むタイの土着ホラーモキュメンタリーの傑作!

どんな悪霊に取り憑かれちゃってるのかわからないしもはや人智超えちゃってる!
特にかわいい主演俳優さんの悪霊が憑依した演技に脱帽。
憑依系ホラーをだいぶ研究されたのかも。本作は劇映画というよりドキュメンタリー形式で見せるので、明らかに自分の命がヤバ過ぎる状況でもキャメラを止めない精神はすげぇ根性あるな〜と思わず笑ってしまう。

本作はあまり予算がかかってるようには見えないけど雰囲気あり過ぎるタイの田舎の山村のロケーション選びで成功している。

ただR-18指定だけど描写的に「どこが?」と首を傾げずにいられぬ。
確かに倫理的にアウツな箇所もあるけど悪霊のやる事ですから…。

低予算だがアイデアで大ヒットした過去のホラ〜映画の手法も出てくる全部盛りでお腹いっぱい。

涼しくなりたい時に、けして逃れられぬ死に肝を冷やすのにピッタリの作品ではなかろうか。

日本のホラ〜だとコンプラ的に子供やペットの扱いに忖度しがちだけど、タイのホラーは生き物の年齢を区別せず容赦なくて清々しさすら覚える。「コワすぎ!」の工藤さんにバット振り回して立ち向かって欲しいな〜。


第14位
『メタモルフォーゼの縁側』

やさしい余韻でブチとろけた!

ボーイズラブ漫画という共通の趣味を通じて知り合った老婦人と女子高生の繋がりを、軽やかなタッチの演出で見せる。

宮本信子演じる老婦人が本屋に入っていく冒頭から惹き込まれて最後にはあったかい気持ちになれた!

BL好きを隠そうと周りを気にしすぎてキョドる芦田愛菜に萌え!
BL好きを誰にも言えず周囲の目を気にしてた愛菜ちゃんがようやく共通の話題が出来る相手を見つけた瞬間の、台詞の無い、目の輝きだけの演技に落涙。目の前の風景がキランキランに輝いて見えてはしゃいじゃう気持ち、わかる、わかるよ!

なにより若者の好きな気持ちを夢にしようとする、最初のきっかけの衝動と、勝手な思い込みの挫折やほのかな成長を描いていたのも落涙せずにはおれぬ!

2人を結びつけるきっかけとなる作品を執筆している人気BL作家を、最近色んな作品で見かける古川琴音ちゅわんが演じていたのも良かった。もうひとりの主役、宮本信子が優しい表情の白髪の老婆を演じていて、最初のカットから目が離せなかった。横顔が自分の母親の顔に似重なる部分がありそういう意味でもなおさら。

BL漫画を熱心に読み進めたり、芦田愛菜と作品の感想戦をする姿は、乙女心が見え隠れさせる演技でさすが。

好きなものは何歳経っても好きでいいし、好きになるきっかけだって、何歳からでもいいんだよと肯定された気持ちになった。

宮本信子が自分の描いた漫画を手直しする芦田愛菜の姿に、自分の女学生の頃を重ねるカットはそれまで割とドライだった演出から僅かなウェットな演出でそら泣くわ泣くわ!

エンドロールで流れる、芦田愛菜と宮本信子の2人が歌うエンディングテーマ曲「これさえあれば」が、映画は終わるけど2人の物語はまだまだ続いているというやさしさに包まれたままの余韻でバチボコにトロかしてくんのよ。

自分が今でもずっと好きなものを、初めて好きになったときめく胸が高鳴る瞬間の衝動を思い返したい時や、やさしい気持ちになりたい時に観返したい作品である。

そして夢中になれるものがあることが人生でどんなに幸せであるか、思い知らされるゥゥゥゥ!
思い返すのは宮本信子の優しい笑顔ばかり。


第13位
『ハケンアニメ!』

アニメ制作現場を描くお仕事作品としてストイックさと非現実過ぎないエンタメのバランスが取れた傑作!

自分の初期衝動の気持ちを誰かにも届けたいというのはどんなジャンルでも同じだよな〜。人に届かせる為には良い作品を作るだけでなく他方面の広告・マ〜ケティングも大事というのも頷けた。

観る前は「吉岡里帆?あ〜、ちゃんまいに似てるCMでよく観るグラビアもやってた芸能人でしょ?ドラマとか映画で観たこと無いけど」くらいの舐めた認識しかなかった。

しかしアニメ監督として重圧を受けながら表現の可能性を追い求めていく姿に最後までグッとさせられて、ラストカットの彼女の表情で思わず落涙しそうになってようやく彼女は俳優として良い演技するな〜と改めファンになってしまった。

本作はフィクションだけど「女のくせに」とか「かわいい顔して」とか今だに現実のアニメ制作現場では女性が監督をすると性別で区別されるんだろうか。あと、2作品の勝敗の結果をTVの視聴率で優劣決めるのはさすがにもう古臭くね?あと、フィジカルの売上も。
出来たら配信の視聴数とか海外の影響度とかニキの反応動画とかもさらっと入れて欲しかった無いモノねだり。

にしても本編の劇中アニメが一番制作費かかってそうなほど観客に作品の説得力を持たせてて本格的だったのが良かったしアニメ本編観たくなる。

魔法少女モノとバイクもの(仮面ライダー?)を組み合わせたアニメ作品てのは東映っぽさあるけど、そもそも民放の土5時でなく深夜帯の内容のように感じた。

あと監督が最初から物語よりも主人公を殺す事を先に考えるもんなのかね?そこら辺の葛藤は理解出来なかったし一般人には及ばぬところなんだろ〜ね。

良い作品を観た衝動で1,700円の豪華版パンフ購入。アニメ制作現場に本当にありそうな封筒に封入され実写パ〜トとアニメパ〜ト2冊に分けた、作品世界をそのまま持ち帰れるような、しっかりとした内容!

架空のアニメなのに番宣ビジュアルが本物さながらだしアニメパ〜ト部分の力の入りようハンパなくてヤバかった。

パンフ読む前に「そういや『魔女見習いをさがして』の監督は女性だったよな〜」と思ってたら、本編パートの吉岡里帆インタビューで、2020年の歴史的傑作アニメ映画「魔女さが」監督の鎌谷監督の指導を受けたという話と「どれみ」の話も出てきていて、どれみおじさんである筆者はニンマリ。がっつり絡んでたんかい!

子供がロボットに乗って戦う作品といったらまっさきに「ぼくらの」を思い出した。あれ、自分の命を対価にして巨大ロボットを操縦して敵と闘っていく話で毎回どんどん子供たちが死んでくハードな話だったんだよね。


第12位
『バーニング・ダウン 爆発都市』

絶対に前作と同じ事はせぬ!先を予測させぬ!飽きさせぬ!という冒頭から目が離せない展開の連続と全く途切れないテンションの高さに圧倒され打ちのめされた!
何より熱い人情の香港映画の魂が今でも変わらず息づいてることに感動。劇伴曲の熱さもヤバし!観終わってしばし呆然とした。

アンディ・ラウ演じる逃避行を続ける元警官の男は、2021年の傑作「レイジング・ファイア」で最も印象深いキャラクタ〜だったンゴウを思い出させる。やるせない気持ちと後味を持って家に帰るのが香港映画の醍醐味でもあるよな〜。あ〜切ない。

そしてアジアのスター、アンディ・ラウも今年還暦!
全然老いを見せないのもちょっと凄すぎる!本作は「SHOCK WAVE 爆弾処理班」の続編で、原題は「SHOCK WAVE2」と続編のはずだが、話は全く繋がってなく換骨奪胎なので本作から観ても問題なく楽しめる。

さりとて、お約束の範囲内で充分に楽しめたアクション映画だった前作から遥かに予算が増えたスケール感と絶対に先が読めない物語のどんでん返し感の徹底ぶりが凄まじ過ぎる、1作目より傑作な続編!

こうした熱さとヤバさと刹那さとやるせなさを持ち帰れる大傑作と出会えるからスクリーンで映画を観るのがやめられねんだろがああぃ!生きてる!パンフ何で作ってねえんだよ!


第11位
『哭悲 THE SADNESS』

ほげえええ!

この10年観たことないような真の地獄絵図と言えるエクストリームの極地のようなブッ飛んだ傑作!
血糊量がハンパないだけでなく、人間が行う限りなく暴虐で残酷な人体損壊描写の連続で、こういう類のジャンル観慣れていたとしても緊張感ハンパない!一切の救いが無い!まともな人間は生き残れない!そしてこれは4DXで観たかった!

たちが悪いほど斬新なのが、ただのゾンビ映画で無く、感染しても人間の意識がハッキリ残っていて、理性が崩壊し欲望だけがリミットを外された状態で襲ってくるところ。これはホントに怖い。特に地下鉄車内のシーンがヤバ過ぎる。怖くて人の多い地下鉄乗れなくなるよ!人によってはトラウマ残して地下鉄乗れなくなるレベル!

本作で一番存在を放っていたのが、田山涼成に少し毛を足して若くしたようなおじさん。日本でリメイクしたら「いけませんねぇ~」とかいう台詞と共に斧を振り回して演じて欲しい。Tシャツとかキーホルダーとかグッズになってるのも分かる!(コアチョコのTシャツは買った)
あんな弱そうな見た目のおじさんもリミッター外すととんでもなくヤバいことに!

本作は血糊が駄目な人や家族連れでとか怖いもの観たさでも観ないほうがいい。終映後、場内を出る時に後ろの若者連れが「ま、まぁ、しょせん造り物だし…」と強がり発言していたのを聞き逃さなかった。

これ、昨今の作品としては珍しく、内容が不快すぎて途中退場者とか出てもおかしくない。血糊の色がリアルなんよ…。

あと、灰野敬二カットをした渡辺直美似の女性の存在感も凄かった。そしてあまりにも酷過ぎる仕打ちの連続がかわいそうすぎる…。彼女が何したってんだよ…。
もはやウィルスの前では善人も悪人も大統領も市民も平等というメッセージだろうか。現実と地続きのテーマ性にやはり震える。まだ本編の残像が頭をこびりつく。

本作を観た人間で、倫理観がぼやけて欲望を解放させちゃうヤツ出てきそうな気がするんだよな〜。ただでさえ電車内で暴れるヤツ出てきてるもんな。かくいうゎぃも本作を観てから、内に秘めた暴力衝動が解放されたらどうなるんだろうとこれまで思って無かった事を思うようになり、危険な兆候。
本作を観るという事はそれだけのリスクを負う可能性があるという事を覚悟して観に行って欲しい。

ちなみに余談だが、本作を観終えて、場内から退場しようとしたところ、隣に座っていたおじさんが何故だかずっとこちらを凝視。完全に筆者にだけピンポイントで。あれ?もしや身体ニンニク臭いか?と思ったけどこの日は喰ってないし。周囲に気になる音も出さないようにしてたし、上映前も上映中もトラブル無かったし。ヤバい映画観たあとだったので、あれ?もしかしてこの後襲われる?と内心ハラハラした。とにかく完全にロックオンされて無言で見つめ続けられていて、映画の世界観そのままにホントに恐怖を覚えた。

本作の怖さは、鑑賞後そうしたリミッターすら外すヤツも現実で出かねないほど、危険な後味を残す強大なインパクトを与える作品だった。極端に不快な胸糞悪さに襲われたい人にオススメ!


第10位
『アネット』

ヤッベ!
オープニングからテンション上がりもの悲しいラストまで140分とてつもないテンションで駆け抜けるロックでオペラでオーケストラな愛憎のミュージカル!全編スパークスの詞・曲による歌唱の数々に圧倒された!

CGを使わぬパペットのリアルさも舌を巻く!こりゃ音響の良い劇場で観たいわ!アダム・ドライヴァーの格闘家みたいなマッチョかつ程よく脂肪も蓄えたガタイの大きさの肉体ヤベェ!格闘アクション向きだよな。もっとそういう作品出ればいいのに。そして演技だけでなく歌唱もしっかり聴かせてくれ、表現者としての存在感としても大きい!

てかそんなミュージカルな本作を観終えたらサントラ聴いて反芻したくなる。曲だけでもスパークスの新作として圧倒的なテンション!
サントラ聴くとまだ作品の世界観が地続きのようで打ちのめされる。

筆者の知ってるCARAXはボウイ様の「モダン・ラブ」がかかる映画を深夜に眠くなりながら観た記憶くらいだが、思えばあのシーンもミュージカル的だったな。

こういう愛憎のミュージカルってそこまで好きでは無いのだが、男と女、父と娘のドラマとして本作はここ数年でもかなり突き刺さり抉られた作品となった。
CARAX作品とはいえ本作は気取ったアート映画臭さを感じない、ライブ感のある直球のエクストリ〜ム・ミュージカルだからこそ、ここまで惹き込まれたというのがある。

アダム・ドライヴァーのスタンダップコメディアン役としてのライブパフォーマンスを2度も楽しめるのは独特で癖になる!たまんねぇ!

改めて観て思ったが、冒頭でちょっとだけ出てくるCARAXの娘、かわいすぎねぇか?!本作はその娘に捧げた作品らしいけど、娘は果たして何を思うのか。

22年のソ二マ二、22年、23年のスパークスの単独来日公演のライブの1曲目が「so may we start」だったからシビれた。


第9位
『スパークス・ブラザーズ』

スパークスをこれまで全く知らず聴いてこなかった事に自分でも驚く。
エドガー・ライト監督の手腕によるドキュメンタリーは、50年以上にも及ぶ活動キャリアの、2人の兄弟の結束、バンドを続けていく上での挑戦的な継続性と創造性への歴史を軽やかなタッチで描き、THE SPARKSの矜持ある存在を体感。

この50年以上の間に音楽性を変えながらも一聴してポップだけど歌詞がもの凄く奥深く皮肉に満ちていて、時代にマッチした楽曲を出していきながら今もそのクリエイティビティが生き続けているなんてカッコ良すぎるでしょ!

面白いのは過去50年のバンドの歴史が長すぎる故に、メンバーのパーソナリティについては最初だけでそれ以降まったく取り上げてないところ。ストイックにバンド活動している2人という印象を受けるけど、実際もそうなんかね?作品としてはそれで充分に成立していたけど。

スパークスといえば、ほぼ毎年来日公演を行ってくれる事でも有名。実際映画を観た後、22年、23年の来日公演を堪能できた。24年も来てください!


第8位
『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』

至福眼福の59分間。
ゼンカイ対キラメイの焼肉対決とかゼンカイ口スを満たす内容で本当にくだらなすぎて涙流して笑った(しかしその中でも過去45年間の戦隊へのリスペクト要素を忘れない)。

悪役キャラにも救いの手を差し出すのは現代的だし無駄の無き内容で観たいものを観せてくれて最高!それぞれ1年間観てきてキラメイもゼンカイも戦隊の常識を崩しながらも作品そのものの楽しさを損なわない、本当によく出来ていて大好きだから、そのユニバースが繋がった続編だったらそりゃ最高なのは当然!

MCU作品の展開なんてせいぜい14年程度だけど、戦隊は45年間やってっから!
その流れが本作でも地続きなのが大きいお友達には嬉しいんです!
にしても、カナエマストーンリバーシ使ったなら、各戦隊メンバ〜の胃袋に入った肉も、お皿に肉が戻ると同時に全部無くなるのでは?と思ったのがずっと引っかかる。
そうなったらマジで終わりの無い無限地獄なんだけど。つうか客層、毎週ニチアサの時間にツイートで盛り上がってた層が集まってた感じで良かったな。
キラメイゼンカイの続編である本作は戦隊ユニバースという立ち位置では申し分のない満点の出来!長尺にしなくても楽しめる!

東映のプログラムピクチャー作品として戦隊映画はまだまだ続いて欲しい。


第7位
『NOPE ノープ』(IMAX版限定)

ジョーダン・ピール作品だから全てのカットに意味やらオマージュあるんだろうな〜と思いながら最初から注意深く観ていたが、130分全くダレず飽きさせず思っていたより盛り上がりどころあるエンタメで面白かった。

あの謎の物体、一体何なん…?!
あとあの猿。あのカットは完全にホラーで怖かった。にしても1点だけ日本の超有名アニメ映画まんまの構図のオマージュあったのは爆笑もん。でもあの謎の物体に対してアレをナニするとそうなるの?!どういう原理でアレがナニしたん?!謎の物体だって地球にはない素材で出来てるんじゃないのだろうか。そんな都合よくナニするかね。

そんで、世間の評判を聞いて、2回目はグランドシネマサンシャイン池袋のIMAXレーザーGTで。
本気のフル画角を人生初体験!
こりゃあとんでもねぇえええええええええええええええ!
圧巻!圧倒!大迫力!最後まで釘付けで!
何で初見時にこの形式で観なかったのか?!
一気に2022年度の傑作に爆上がり!2回観たら新たな発見多くて唸った!
うおおおん興奮収まらぬ!
てなわけで一気にランキングアップ。3回目も行く!


第6位
『私ときどきレッサーパンダ』

元々は3月に劇場公開予定だった本作、予告編を観ていた時点から、「これは絶対に観る!」と期待に胸を膨らませていたものの、残念ながら劇場公開は中止となり、ディズニープラス独占配信行きとなった…。

そんで半年経ちようやく観たら怒りがひたすら込み上げてきた。
何でこれ劇場公開しなかったんだよ?!
マジで馬鹿じゃねぇのディズニー?!腹立つ!
集中してスクリーンで観たかった傑作だっただけに尚更!!

日本のアニメの動きを参考にしてる表情の付け方は親しみあるし少女たちの友情と大人に近づき変化していく思春期の自分を肯定することの葛藤を描く。

主人公の少女がじゃりン子チエみたいな悪ガキみもあるし、とてもめんこい。開始数分で惹かれる!変身後のレッサーパンダのもふもふ加減もたまんねぇ。クライマックスの娘と母の魂のぶつかり合いに思わずホロッと来てしまった。

本作は監督および制作チームが主に女性陣で固められているのも、より少女の思春期を描くのに説得力を与えている。メイキング映像の制作の背景も合わせて観ると面白い。

そしてそして、2024年3月に2年越しにようやく劇場公開!
「あの夏のルカ」「ソウルフル・ワールド」と共に2週間ごとに本作が劇場公開されるとのことなので、当時制作していたであろうパンフを販売して欲しい。


第5位
『グリーン・バレット』

予想を遥かに超えて最高!
何と言っても青春アイドル映画として100点満点!
6人それぞれの個性は最初からハッキリ出ていて、後半の殺しのミッションは観ててどんどん応援したくなる構成で見事。
教官の国岡マーベリックの立ち位置が、らしさ全開で同じ事をやらない続編としても良かった!
文句無しに今年の邦画でブッチギリベスト級の面白さ。近年でもアイドル映画は色々公開されたが、ちょっと群を抜いてる。
同時期に観たももク口のドキュメンタリー映画なんかよりもグッとくるドラマを見せてくれるアイドル映画だった。

舞台挨拶付きの初回観た後に大阪編Blu-ray観て6人のSNSをチェックし、ミスマガジンのYouTube観たりPiXMiXや963聴いたりして個々の活動や人となりを知った上での2回目はさらに最高!
最後の打ち上げシーンこっちまで泣けてきた。ちなみに鹿目&東雲推し。
今井の中の人も柴犬飼ってるから推し。

そして「あん時行ってたらイケたかもしれなかったけどそこは行かなかった」国岡は殺し屋界の寅さんとして一年に一回新作出して欲しいところ。

初回鑑賞で気づかなかったけど、昔のDVDみたいな画角が後半でスコープサイズになるのはテンション上がる!
観れば観るほど好きになっていく作品!
阪元裕吾監督は現在の邦画界でもノリに乗ってる感じが伝わってくる。


第4位
『トップガン マーヴェリック』

ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が爆音で流れるオープニングからもうなんで何で泣いてンの?!36年前の前作を観てると、観てないよりも1億倍くらい楽しめる。

これは喪失感を引きずった初老の年齢になったパイロットが次世代へ紡ぐ継承の、落とし前の話であり、物語の完結編としてこれほど綺麗な着地は無し!

相変わらずどこの国と闘ってんのか分からんけどこの映画はパイロットとしてのトップを競い合う飛行機スポーツ映画なので、そこは割とどーでもいい。

正直、トムさんの異様なこだわりによる、ドッグファイトのリアリティは狂気的なまでに追求してて凄いとは思ったけど、それも結局、前作から続く人間ドラマあってこそだから、その部分がしっかり描けてたからこその本作の大絶賛の評価に繋がってるんだよな。

24歳の若さ故の過ちを引きずりながら還暦寸前でケジメをつける話なんて泣くしかないよね。
トム・クルーズの映画人としてキャリアの総括モードに入り始めてるようにも見える。
それでいてアイスマンが再登場するシーンは前作の撮影時のゴタゴタを知っていればこそ尚落涙が止まらないんだよな〜。

そして、2回目にグランドシネマサンシャイン池袋で観た本作の4DXSCREEN上映、まさしく本作を観る上で最高の上映環境!
日本にこの形式の上映館は4館しかないらしい!
左右に設置されたスクリーンを加えた3画面の立体感による空中戦の没入感はアトラクションとしてもヤバかったし、更に戦闘機の動きと共に座席がグヮングヮン前後左右に揺れたり、海辺のアメフトのシーンでは水滴飛び散るし、ロッカーを閉めるところで背中が震えるところ笑えるし、こんな一生モノの凄まじいシンクロ体験が出来て3,400円はハッキリと安い!


第3位
『THE FIRST SLAM DUNK』

予想だにしなかった傑作。

日本の3DCGアニメ表現では、今年公開された同じく東映作品の「DRAGON BALL超 スーパーヒーロー」は、動きがモッサリして不自然に感じて、好きにはなれなかった。

さりとて本作は、井上雄彦センセの原画のタッチをそのまま動かしていて、動く漫画を観てる新感覚で斬新!

パンフの内容だけでは物足りなかったので、思わず買ってしまった、むちゃくちゃ詳細が載っているメイキング本「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」によると、実際に全編、井上センセがペンを加えている模様。膨大な時間をかけて作っているのが分かる。

試合だけで2時間かと思いきや、話運びの構成も見事!
「SLAM DUNK」は週刊連載時に最終回まで毎週読んではいたのだが、全然、思い入れが無いまま読み飛ばす勢いですっかり内容忘れてたし、バスケはおろかスポーツ全般に興味も無いのに、こんなにも熱くさせられたことに驚きを隠せない。

そんな二十数年ぶりに作品に触れる自分が丸腰で臨んで観ても、かなり感情を揺さぶられてグッときたっての、ホント今、作る意味があったんだろうな。しみじみ良かった…。

オープニング曲のThe Birthdayの「LOVE ROCKETS」のイントロからのチバの歌声が流れる中で試合が始まるところ、やたらテンション上がる!

井上センセが監督・脚本も担当してるってのが、あえて視点をずらすことで、ちゃんと作品をコントロールしてるのを感じたし、映画という形で伝えたいことを明確化してるのは、現状の大ヒットが証明するように成功していると思う。
何より、試合のシーンのテンポ感がマジで最高。
これ以上、続編は作りようが無いくらいまとまっている。
「THE FIRST」と銘打っているからって「THE SECOND」は生まれようが無い。

本作は海外へ胸を張って出品できる日本の最新鋭のアニメ映画だと思う。


第2位
『RRR』

とんでもねえええええええええ!!
凄すぎて随所で爆笑!

誰もが楽しめるド直球な娯楽映画でありながら、随所に見せるフレッシュな描写の数々に体内でエンドルフィンとセロトニンという興奮と多幸感の成分が交互に分泌され、拳に力が入り発汗しアッパーになり、ニヤニヤが止まらない179分間。

こりゃあ世界中でヒットするわ。
こんな尋常じゃない熱量、ハリウッド映画でも絶対に出せないよ!
蜂起(RISE)、咆哮(ROAR)、反乱(REVOLT)で「RRR」!

本来出会うはずのなかった主人公二人の、その後の因縁を予感させながらも兄弟関係のような友情でほっこりさせながら、村の少女を救うための部族民ビー厶と、訳ありの理由がある警官ラーマとの対峙からの共闘とか、いちいちこちらの感情ブルブルン揺さぶってくるやんけ!

初見時は観終わって興奮が収まらなかった。落ち着け!落ち着くんだ!駄目だ書いてて思い出しちゃって落ち着けねぇ!

便利なサブスク配信で、家の中で映画鑑賞を済ませる人が増えた影響でどんどん映画館が無くなっていく昨今。
本作のような、わざわざ金と時間を使って映画館まで足を運び、スクリーンで体感する価値と喜びを実感させてくれると、やっぱりどんなデカぇ4K TVを買おうが、映画は映画館で観るモンだな!と再認識させてくれた。

上映時間179分、体感時間でいうと60分くらい。
各カットの熱量の高さに目を見張ったり爆笑したり興奮したり涙腺緩んだりインパクト大のフォトジェニックで絵画のような構図の美しさにうっとりしたりしてたらあっちゅう間マジで!
映画を観る喜びに満ち満ちてるし、娯楽映画の原点と呼べるモノが詰まっている!

SS・ラージャマウリ監督の名前を一躍轟かせた前作「バーフバリ」シリーズと比べれば、主役2人の関係性にフォーカスさせて、他のキャラの印象もそこまで強くしていないし、コメディエンヌ的キャラによるヌルく脱線するようなカットも無いし、より伝えたい物語の純度が高まっていて179分に集約されていたように思う。

クライマックスの二人の絆を現すかのような肩車をした状態での縦横無尽に大立ち回りながら2丁ライフルを撃ちまくる姿はダンスを舞ってるようで、これはまさしくジョン・ウー映画の進化系!鳩は飛ばないけど!
ちぅかエンドロールで監督まで一緒に歌い踊るのはたまんねぇよな〜!

ラーマがビー厶の事を弟のように見立てて兄弟関係になるのも、中盤以降で明かされるラーマの過去を知るとよりグッとくるし泣くわ泣くわ!
左手で飯を喰う弟…。

ド派手かつ練られてフレッシュな画作りだけでなく、しっかりとクドいくらいの人間ドラマも見せて感情移入値メガMAX状態でアッチぃんだたまんねぇんだ!!

2回目はIMAX レーザーで。アスペクト比が通常上映と違う!
IMAXは縦に長く、よりダイナミックな画作りを楽しめて最高!

ちなみに上映終了後、隣の席の男性がマスク越しに鼻息荒く言葉にならないうめき声のような興奮の感情を剥き出しにしていて、「わかる、わかるよその気持ち。ゎぃも昨日はそんなだったよ」とポンと肩を叩きたくなってしまった。
観終わってこんな言語化不可能な気持ちにさせてくれる作品の尊さよ。

1回観てハマった人は是非ともIMAXで再鑑賞して欲しい。
画角が広いだけで芸術的に美しいアクションシーンやアニマル大集合のシーンがより楽しめる。別料金かかるけど都合付けて観に行く価値は十分にある!

改めて観て思ったのは、本作は映画大国インドの作品が長年培ってきた大衆に愛される様式美の構成であり、もはや他の国で絶対に真似できない領域であること。

さりとて作品で描かれるのは、世界中の人に届くような、言語の説明を必要としない人間同士の感情に響く愛、友情、絆など誰もが共感出来るドラマを作り出していることがこのメガヒットに繋がってるんだろうな。

そしてやはり何度観てもいくらなんでもありえねぇ虎さんの大ジャンプは爆笑だった🐅💨
ジャイホーーーーー!!!


第1位
『ロスバンド』

もう開始5分で予感はしていたが、ブッチギリ年間ベスト級の青春バンドロードムービーの超傑作きちゃああああああああ!
うっひょおおおおおおぅ!!最高最高最高〜〜っ!!

「シング・ストリート」 meets 「リトル・ミス・サンシャイン」 from ノルウェーだよ!こんなの好きに決まってんじゃあねぇか!
オープニングからエンドロールまで好き過ぎてどうしよう!!

メインキャストのボーイズ達の友情やバンドの担当を巡る喧嘩も、天才チェロ弾き少女ティルダちゅわん9歳もめんこいし、たみゃらん!はぁァァァ!!!

音痴のボーカル&ギタリスト少年アクセルの歌声がホントに音痴で、しかも何回も歌ってその度に笑える!
ドラマーの少年グリムが「この歌声もコーヒーのように癖になってくるんだよ」とか自分を納得するかのようにティルダちゅわんに言っていて二重で面白い。
あれか、シャッグスみたいなもんか。

しかしそんなんでなぜロック大会の決勝まで進めたのか?
続きはスクリーンで確かめろ!

にしても各映画祭の「子供審査員賞 受賞」って子供が観ても面白い!って事なんだろうな。それって凄いこと。
日本でも文部科学省選定作品らしい。

子供が主演だからと言ってバンドマンはそんな甘い世界じゃないということを親や大人は教えてくれるし、それでも自分の道は自分で決める事の大事さ、自立心を教えてくれるようだった。
しっかりと成長する姿を観られて良き良き。

本作の監督、子供向け映画を中心に撮ってる人なのか。そして音痴ギタリストのアクセル、ほんとは歌上手いのかよ!
同じバンド映画でフィンランドが舞台のバンドマンロードムービーの傑作「ヘヴィ・トリップ」と併せて観てぇ。
あっちはフィンランドからノルウェーのヘヴィメタル大会を目指す作品だった。奇しくも、「ロスバンド」と「ヘヴィ・トリップ」は本国での公開年が2018年!何やこの偶然!

北欧の大自然の山脈の美しい景観も癒やされる。
ほんとこういう優しい世界の映画をもっと観たいもんだよ…。
これマジで劇場で見逃してたらホントに辺り一面の壁を殴りたくなるほど後悔するところだった。

もともとあらすじとビジュアルだけ見てピンとくるものはあったが、まさかここまで観てる間ニヤニヤ止まらず好きな要素満載の完全ずっパまり映画だとは…!
観終わっても多幸感が続く。

本作はキャンピングカーでノルウェー全土を渡る作品でもあるので、ゎぃにとっての「ドライブ・マイ・カー」はこの映画で十分です。(正確には兄貴のカーだけど)
ていうか、カーチェイスシーン、とあるシーンは久々に大爆笑!
あんなの「ムトゥ 踊るマハラジャ」以来の非現実さだよ!
気になるならスクリーンで確かめろ!

そんなノルウェー版「ドライブ・マイ・カー」(「ノルウェイの森」でもある)こと本作、観終わって2日経った今でもSpotifyでサントラ聴きながら思い出してニヤニヤ多幸感が続いている。

「シング・ストリート」、「リトル・ミス・サンシャイン」、「ヘヴィ・トリップ」好きな人なら絶対に刺さるだろうし、青春バンド映画好きでまだ観てない人には観て頂きたい!
公式ショップアマゾンでソフト販売中。


【総評】

てっきり2023年3月頃にアップしていたものと思っていたところ、下書き状態で止まっていたので2024年正月に大慌てでまとめて記す。
2022年はようやくコ口ナ渦の影響が鎮まりゆく中で、公開作品の充実度は更に増していったように思う。

2022年のベスト1は完全に「こういう映画が観たい!」という自分の趣味嗜好が奇跡的に合致した作品で、観終わって「もう絶対これこの年の1位だ」と初見時から思っていた。
世間的に2位~4位を1位に挙げる人も多かったと思う。

「私ときどきレッサーパンダ」のような傑作が配信限定となり「なんでこれ劇場で公開しないんだよ?!」と怒りを覚えたり、劇場公開するのも当たり前じゃなくなってるのかと思うと悲しくなる。

2023年も傑作揃いが集まってたし、やはり劇場に足を運ぶのはやめられない。

●●2022年度劇場映画ベスト18●●

1.『ロスバンド』
2.『RRR』
3.『THE FIRST SLAM DUNK』
4.『トップガン マーヴェリック』
5.『グリーン・バレット』
6.『私ときどきレッサーパンダ』
7.『NOPE ノープ』(IMAX版限定)
8.『機界戦隊ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』
9.『スパークス・ブラザーズ』
10.『アネット』
11.『哭悲 THE SADNESS』
12.『バーニング・ダウン 爆発都市』
13.『ハケンアニメ!』
14.『メタモルフォーゼの縁側』
15.『女神の継承』
16.『さがす』
17.『クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男』
18.『土を喰らう十二カ月』

◆ランクには漏れたけど心に残った2022年の傑作16作品◆

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『Coda ~あいのうた~』
『ゴーストバスターズ:アフターライフ』
『ダイナソーJr/フリークシーン』
『SING/ネクスト・ステージ』
『シン・ウルトラマン』
『神は見返りをもとめる』
『エルヴィス』
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ 新初恋ヒーロー』
『激怒』
『さかなのこ』
『アザー・ミュージック』
『犯罪都市 THE ROUND UP』
『ザ・メニュー』
『マッド・ゴッド』
『すずめの戸締り』

以上。
2023年度もたくさん観るぞ!

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