ゲイクラブに行った時の話
こんにちは、戌亥です。
2度目のオーストラリア留学の際、日本語教師養成講座へ通っていました。そのクラスメイトと先輩とでゲイの方が多く来るクラブへ遊びに行った時の話です。ちょっと長いです。
クラブへはワーホリ時代に1度行ったきりで人生2度目がゲイクラブ。中に入ったらめちゃくちゃ人が多くて9割男性。1割女性がいましたが、彼女たちもほぼカップル。
大きなホールに爆音でダンスミュージックがかかっており、わたしたちはお酒を飲んだり踊ったり楽しんでいました。
周りのどこを見渡しても男だらけ。しかもイケメンが多い。最高かよ・・・踊りながらもイケメンウォッチングしていました。
人が多いので、踊っていたら誰かとぶつかりそうな密。気をつけねばと思っていたら、ひとりの男性がぶつかってきたんですよね。
ワオって振り向いたら、彼イケメン。あら惚れちゃう。
『sorry, Are you OK?』ってめっちゃ優しく(確かそんなことを)言ってくれました。ナイスガイ。惚れた。
大丈夫、と答えたら笑顔を一瞥、パートナー(男性)の方向いちゃいました。笑顔もイケメン。
その後しばらく踊っていたら、韓国人の男の子(ノンケ)が友達(韓国語話せる)をナンパしてきました。
友達は軽くあしらっていたんですが、めちゃくちゃ根強く話しかけてくる彼。
わたしは場の熱気に少々疲れていたのもあり、フロアの端で休憩すると告げてその場を去りました。
遠めでもナンパ君は友達にガンガン話しかけているのが見える。ナンパ慣れしている友達はうまいことやれるでしょうし放っておこう。
先輩はどこへ行ったのだ。元々超自由人だったので大丈夫でしょう。
自分の心配をしよう。
2階への階段を見つけたので上がって、1階を覗いてみたら人の多さに驚いた。でも、みんな楽しそうに踊っている。
2階には少し大きくて丸みのあるソファが窪んだ壁にはめ込まれており、すべてのソファにカップルがいた。
もれなくイチャイチャしていた。腐女子なら失神していたであろう。
今更だが、オーストラリアはゲイやビアンなど、同性愛者が多く、国的にも寛容だ。パレードがあるぐらいだからね。2度ともちょうどパレードがある2~3月にシドニーにいなかったので見学できなかったが、いつか絶対見学したい。
2階にわたしの居場所はないな、とそそくさと1階へ降りて階段の近くで邪魔にならないようにひっそりしゃがんでいた。
邦人女性がクラブに1人で居たらかなり危ないので普段なら絶対しないけど、ここにいる男性は女性に興味のない人だらけだったので、気にせず休憩していた。
突然肩に手を置かれた。
友達と思って振り向いたら、全然知らんイケメンでした。
誰⁉
知らないイケメンは心配そうにわたしの顔を見て(英語で)『あなたひとりでいるけど大丈夫?気分でも悪いの?』と話しかけてくれたのだ。(聞き取りはできました)
え、待って、めっちゃイケメンやん。なんなん。スキ。
大丈夫、ありがとう。と答えるのが精いっぱいでした。
彼は安心したようにルンルンってどっかへ消えていくのをずっと見つめてました。なんて素敵で可愛い人。顔も心もイケメン。ただ、ゲイ。叶わない恋。
ここにおると目の保養になって最高やけど、叶わぬ恋だらけで辛なるだけや。
気を取り直して友達のところへ戻り、帰路につきました。
日本におったら絶対経験しやんかったこと。
今でも素敵で楽しい最高の思い出のひとつです。
あー楽しかった。
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