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抗うつ薬セルトラリン25mgを1ヶ月飲んだ結果

元々はパニック障害の治療の為に通っていた心療内科で、仕事の休憩時間に疲れ切って寝てしまう、頭が回らない、忘れっぽい、涙もろいといった症状が出始めたと言ったらセルトラリン25mgを処方され、人生で初めて抗うつ薬を飲むことになった。

セルトラリン25mgを飲み始めて約1ヶ月が経過。

今日は心療内科の通院日だったので、この1ヶ月の体調の変化を先生に報告してきた。飲み始めてから1週間ごとの体調の変化が以下の通り。

1週目

副作用の吐き気がきつい。飲み始めて3〜4日目くらいがピークだった。パニック障害で嘔吐恐怖の症状がある私にとって1番辛い副作用がでてしまった。副作用の吐き気に対する不安からパニック発作の胸の苦しさもあって、この1週間は出社できずただ家で横になって過ごすしかなかった。

1ヶ月分処方されていたが、あまりの辛さに丸1週間経った時点で先生に泣きついた。吐き気が辛くてもう止めたい、でもほんの少しずつ治まっている気もするから頑張って飲み続けるべきか迷ってると、泣きながら不安の全てを打ち明けた。

先生は「2〜3日で止めちゃう人も多いのに1週間よく頑張りましたね」と褒めてくれた上で、「あと1週間だけ続けてみましょう」と言った。私は先生を信頼しているのでその言葉を信じて、最悪もう1週間仕事を休む覚悟で続けてみることにした。

2週目

先生に相談して安心したのがよかったのか、単純に日が経って体が薬に慣れてきたのか、ようやく吐き気が治まって出社できるようになった。

それでもまだ体調も気分も不安定で、月曜日から金曜日まで毎日出社はしたものの、金曜日は胸の苦しさがどうにもならず、頓服の抗不安薬を飲んで会社のベッドで夕方まで横になっていた。

途中、様子を見にきてくれた上司に「毎日辛い、自分の存在意義が分からない」とか泣きながら散々弱音を吐いた。週末も早朝に目が覚めたり、なかなか寝付けなかったり、睡眠の質も良くなかった。

3週目

ついに変化を感じ始める!

3週目の半ば、セルトラリン25mgを飲み始めて20日ほど経過した頃から、急激に体調も気分も良くなった。吐き気もなく、予期不安もあまり感じなくなり、安定した日々を過ごせるようになった。抗不安薬も睡眠導入剤もほとんど使わなくなった。

4週目

体調の良さが安定して続いている。副作用の吐き気を感じ始めてからは「会社で気持ち悪くなったらどうしよう…」という予期不安が強く、平日は夕食しか食べられない状態だったが、次第に朝食を食べられる日が増えてきた。

そして体調を崩し始めてから数ヶ月間参加できていなかった朝礼に、途中からではあるが参加できるようになった。ずっと恐怖心があって避け続けた朝礼に出られたのは大きな自信につながった。

仕事に対する意欲も湧いてきて、部下や同僚に自分から積極的に話しかけてコミュニケーションをとれるようになった。


以上がセルトラリン25mgを飲み始めて1ヶ月の私の体調変化の記録。

正直最初の1週間は本当に辛かったけど、今はそれが嘘のように体調も気分も良く、ポジティブに毎日を過ごしている。

調子が良すぎて、いつか反動で一気に悪化するんじゃないかと少し不安ではあるが、今はこの気分の良い日々を満喫したいと思っている。

先生に「もう1週間続けようと言ってもらえてよかった」と感謝を伝えたら、先生は私の頑張りを褒めてくれて、うれしそうに笑ってくれた。一緒に喜んでくれた。先生にやっといい報告ができて本当によかった。うれしかった。

最後に先生から、「回復し始めたこの時期に頑張り過ぎるとよくないから、毎日6割くらいの力でいきましょう」とアドバイスをもらったので、言われた通りに頑張り過ぎず、今の状態をなるべく長くキープできるようにしていきたいと思う。

あくまでも私個人の変化の記録ではあるが、この記録がこれから抗うつ薬を飲み始める人や、今副作用で苦しんでいる人の役に立てばいいなと思い、記事として公開することにした。

日々生き辛さと闘うみなさんに平穏な毎日が訪れることを祈っています。




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