“お家クリスマス”を素敵に!テーブルコーディネートの世界
interval studioで商業空間のデザインを担当しておりますクリエイティブディレクターの北梨乃です。
私が経営する(株)noenでは、主にお店のレイアウト、商空間の内装デザインや装飾・ディスプレイなどを専門としていますが、実はテーブルディスプレイコーディネーターとしても文化サロンやカルチャー教室などで皆さんにテーブルコーディネートの素敵な世界をお伝えすべく活動しております。
今、明石海峡大橋のたもとにある兵庫県立舞子公園の“舞子海上プロムナード 旧武藤山治 邸”では、12月25日(金)まで『第9回 神戸舞子クリスマス2020』が開催されています。
この『神戸舞子クリスマス』は、クリスマスの食卓を彩るテーブルコーディネートや一般社団法人兵庫県洋菓子協会のご協力による創作クリスマスケーキの特別展示やワークショップなどが行われ、洋菓子をはじめとする西洋文化がいち早く導入され、日本におけるクリスマス行事発祥の地ともいわれる神戸ならではの恒例企画になっており、今年で9回目を迎えます。
今年はコロナ禍の中、「お家クリスマス」をコンセプトに、テーブルコーディネート作品は全国から応募された中から12点の入選作品が展示されており、クリスマスの食卓を彩るアイデアがたくさん溢れた素敵なテーブルコーディネート作品がご覧頂けます。
さて、今回の『第9回 神戸舞子クリスマス2020』では、私は招待展示としてテーブルコーディネート作品を出品させて頂きました。
そのコンセプトは「夜空でつながるクリスマス」。
今年はコロナの影響で人々の生活は一変し、人とのつながりについて改めて考えさせられました。集まる場や機会は減りましたが「たとえ会わなくても、人とのつながりはあたたかく、大切なこと」…そんなことに改めて気づかせて頂きました。
中でもクリスマスは人と人が集い語り合い、笑顔があふれてとても心が弾む年に一度のスペシャルなイベント。
冬の足音と共に新型コロナウィルスが一気に大きな流行の大きな波を迎え始めましたが、そんな中でも「会えなくても、たとえ同じ場所にいなくても、同じ夜空でつながっている…」そんな事を連想させられるクリスマステーブルに仕立ててみました。
逢いたくても逢えない人のことに想いを馳せながらも、お家で大切な家族をおもてなししたいなぁ…と、そんな思いを込めています。
テーブルをちょっとアレンジするだけで、ご家族や近しい方と過ごす“お家クリスマス”が華やかで素敵な聖夜になります。
日常の食卓も同じだと思います。
ちょっと特別な日や良いことがあった日、元気を出して励ましたいときなど、食卓に華やかさがあれば、コロナ禍のお家ごはんも、きっと愉しくなると思います。
「ショッピングを文化にする」interval studioは、「食卓も文化にしたい」と考えています。
これからも少しの工夫で出来る気の利いたテーブルセッティングのアイデアやヒントをお伝えできれば!と思っております!
『第9回 神戸舞子クリスマス2020』
[開催日時]
2020年11月21日(土)~2020年12月25日(金)
[開催場所]
兵庫県立舞子公園 舞子海上プロムナード 旧武藤山治 邸
https://hyogo-maikopark.jp/event_archive/
この記事の筆者
商業空間デザイナー
クリエイティブディレクター
北 梨乃 (キタリノ)
株式会社noen代表取締役。1985年大阪生まれ。甲南女子大学行動社会学科卒業。
大学とのダブルスクールで創造社デザイン専門学校ディスプレイ専攻卒業。2008年乃村工藝社グループ株式会社ノムラデュオで8年の勤務経験を積み、2015年株式会社noen設立。
主にディスプレイにおける全体的なコーディネートを得意とし、商空間(飲食店・商業施設・百貨店など)における様々なプロデュースの実績もある。また、食空間に特化したディスプレイとしてテーブルコーディネーターとしても活躍中。(2015年デュプロマ習得)
日々の暮らしを豊かにすること、ディスプレイを通してその場で感じるリアルな感動を一番に考え活動に取り組んでいる。
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