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キャリアデザインの大切さと意義(自分語り)

こんばんは。

新型コロナウイルスが世界に蔓延してからというもの、私たちの日常は大きな変容を余儀なくされています。

私自身も、先週から自宅待機に。メンタルはいつも通りに維持できていますが、生活に大きな変化が出ています。

そして、何より変革を余儀なくされたのは、企業活動でしょう。

私が勤める会社は、とある生命保険会社です。職種は大きく営業と事務に分かれ、事務の中には商品開発、査定(契約可否を決定する部署)、保険金支払、システムなど多岐にわたります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、まず事務部門の一部がすぐに自宅待機や在宅勤務に切り替わりました。次いで、営業部門が自宅待機になりました。しかし、有事であっても迅速な対応が求められる保険金支払やそれに関連するシステムの部署はシフト出勤しなければなりません。

出社する人員の選定もさることながら、やはり会社はリモートワークのための対応に苦労しているようです。私が勤めるシステムの部署では、今年度に検討していた工数を大幅に見直さざるを得なくなりました。

どこも大変な状況かと思いますが、ウイルスの早期終息を信じて、私たちができることを着実にこなすしかありませんね。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は私のキャリアについてお話させていただきます。

営業職時代(1年目~3年目)

私は、新卒で今の会社に入社し、今年で5年目を迎えました。入社を決めた動機は、「仕事を通じて人として成長したい」、「金融というお金を扱う業種では特に信用が必要になるため、そこで自分の人間力を試したい」、その双方が重なり合う点が今の職場だと確信し、入社を決意しました。

入社してから3年間は、関西地方で営業職として働きました。白地の企業に対して突撃するいわゆるドアノック営業ではなく、あらかじめ担当する代理店が決まっている、ルート営業でした。しかし、ルート営業とはいえ、仕事はそんなに甘くはありませんでした。

今だからあんなこともあったなぁと振り返って笑えるのですが、当時は本当に地獄のような日々でした。成績が取れず上司から詰められ、ついには人格にまで攻撃が及ぶ。もちろん私も至らないところは数多くあったのですが、社会ってこんなに理不尽な場所なんだな、とほぼ絶望に近いような感情を持っていました。

オフィスまでは車通勤だったのですが、毎日早朝に車をオフィスの立体駐車場に止める時が、精神的に一番しんどく感じました。なぜなら明らかに辛いことが起きるということが感覚的にわかっているからです。

しかし、気持ちだけは腐ったらダメだと、自分なりに仕事で創意工夫を続けた結果、2年目以降は少しずつ結果が付いてくるようになりました。私の境遇に理解のある上司に変わったのも大きかったと思います。

最終的に3年間の営業を経験しました。たくさんの知見と経験を得られ、主に人間関係について学びました。良くも悪くも私の人生の中でも、本当に濃い3年間でした。

4年目では、ジョブローテーションで本社事務に配属となりました。しかし、人生は得てして予想外の出来事が起こるものです。

システム職時代(4年目~)

私は、それまで全く志望してこなかったシステム部門に配属されました。これは本当に予想外で、異動発表を聞いた時、私は一瞬声を失いました。

システム自体は初めてではなく、大学時代にちらっとC言語やPythonを学んでいました。しかし、この会社ではそういった汎用言語ではない上、私自身も同級生と比較して、システムには向いてないな、と学生時代に思い始め、就活ではシステム関連の企業をあまり積極的に受けていませんでした。

私は理系でありながら、金融業を選びました。それについては何の引け目もありませんでした。

私だけでなく、ほとんどの会社の同期が(よほど素晴らしい実績を出した者でなければ)自分の志望する部署に配属されることはありませんでした。得てして大企業に就職するということは、そういうものです。

異動発表を受けた当時は衝撃こそありましたが、会社としても適所適材の考え方で人員を配置しているのでしょうから、この人員配置が最も営業利益が高くなり、個人のキャリアアップに繋がると判断したのでしょう。そう考えると、私はこの与えられた場所で精いっぱい頑張ろうと決意できました。

現在、会社の使用しているシステム言語の習得に向けて、努力しているところです。いずれ一人前の人材となれるよう、頑張りたいと思います。

ここまでつらつらと書いてきましたが、結局会社というものは、本当の中身は入ってみないとわからないものです。私も就活をしていた当時は四季報やみん就(楽天が運用する就職支援サービス)を使用して徹底的に企業を研究し、ここなら入っても大丈夫だろう、と判断した企業でさえ、自分の予想とは全く違うキャリアや境遇を歩むことになったのです。

しかし、だからといって、キャリアについて考えることが無意味かというとそうではなく、むしろ予想外の出来事が起こるからこそ、事前に自分が何をしたいのかを深堀りすることが大切であると考えています。

私自身に置き換えて考えれば、入社1年目に多少の理不尽さと自身の能力不足を感じはしましたが、先述した「仕事を通じて成長したい」という核があったからこそ腐らずに済んだと思いますし、4年目以降の人事配属でもモチベーションを失うことなくここまで来れたと思っています。

大切なのは、自分が仕事を通じてどう在りたいか。そこから目を背けることなく、これからも会社人生を送っていきます。

長文になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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