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虹色の世界 - BEAU LABO 4期 ディレクター紹介 vol.11 志村 優至 - Inside BEAU Op.65

はじめまして!
志村優至と申します。
現在富山大学医学部医学科4年生です。
自分の関心を持っているテーマは多様性です。
大人になれば、多くのケースでは社会とのかかわりが増えて、社会の多様な状況をしっていくことになります。

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昨今の典型的なケースでいえば、大学を卒業し、『社会人』となったときには、その名の通り、社会に出ているといえるでしょう。
ところで、『社会人』って何でしょうか?

学生と社会人ってよく対比されますが、学生だって社会に関わっています。
というか、学生のうちから社会に関わっていないと、社会で自分がどう立ち回るのかなんてイメージできません。
自分の高校は進学校でしたが、
将来の話といえば、
○○大学に行く?○○大学に行く?という話がもっぱら。
学部の話をすることもなくはないですが、メインは大学名です。
そんな状況で自分の進路を決めるって言っても、まったくイメージできません。
経済とは、広辞苑によると、、、
医学とは、広辞苑によると、、、
こんな程度の知識しかありませんでした。


自分の親であったり、身近な人の職業ならまだしも、それ以外の仕事はなかなかイメージできません。
自分は現在医学科に通っており、医師免許取得を目指しています。
そして、初期研修終了後は、病院ではなく地域の中で在宅医療等に関わって働こうと思っています。

ただ、多くの医学生、医師にとって、メジャーな路線は、
"診療科"を選び、病院の医局に入り、専門医を取得すること。
医学生、医師にとっても、在宅で働くというのはまだまだマイノリティーであり、その選択肢が頭にない人も少なくはないです。
社会が遠い子どもたちにとっては尚更イメージしづらいのではないでしょうか。


そういった、意外ともいえる社会の一面を見る機会が、なるたけ若いうちからあることは将来の見通し胃に大きく影響すると思います。
それが直接自分のしたいことでないにしても、"新しい仕事"のヒントを得られると思います。
現在名前のついている職業が全てではありません。ニーズやしたいことに合わせて、新しい仕事が生まれることはままあります。
また、多様性があって当たり前なことを実感するきっかけにもなると思います。
多様性を一番実感しやすいのは海外に行って異文化に触れることだと自分は思っているのですが、
それ以外にもそのチャンスはたくさんあると思います。
マジョリティーから外れたものを見たときの反応には、その人の内面がよく表れると思います。
多様性のある豊かさが、新たな世界、そしてハッピーにつながると信じています。

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◆自分自身について

高校時代、好奇心旺盛で他分野に興味があったものの、進学先の学部を決めきれず、複数の学部を受け、受かったところに進学しました。
大学進学に際し、大学という環境と、居住地域の変化により、世界が広がり、自分のなりたい姿の一端が見え、再受験しました。
以後、予防医学、多様性、性教育、平和と人権、地域医療、在宅医療、と、興味が増えたり減ったりして現在に至ります。
昨年は一年間休学し、国内留学というかたちで、各地の在宅医療診療所で実習をしていました。
将来的には、性教育、在宅医療を中心に引き続いて活動していきたいと思っています。

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◆教育やBEAUを取り組んでいくうえでの姿勢

「選択肢が広がる」という点は大事にして取り組みたいです。
学校という狭い社会がメインになりがちな高校生にとっては可能性が広がることはプラスでしかないと思っています。
教育は単に覚えることではなく、多様なものに出会えるチャンスだと思います。
高校生と一緒にいろいろなものを見て感じていきたいです。


◆今後検証していきたい仮説、頑張りたいこと

"職種"のイメ―ジ改革と、それによる将来像設計の多様化を目指します。
「医師になりたい」といえば、それで終わりではありません。
「小児科医になって子どもたちを笑顔にしたい」「外科医になって手術をたくさんしたい」
といえば深まりましたが、それも形の一つにすぎません。
それがいいという人はそれで良いですが、医師というライセンスをもってもっと違うことできる可能性は大いにあります。
特に資格が絡む職種においては将来像が限定されがちだと思うので、将来の可能性を広げることに関われたらと思っています。

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志村 優至(しむら・ゆうし)
BEAU LABO 4期 医療福祉ラボ
富山大学医学部 4年

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