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言葉の定義と解釈力の大切さ No.384

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2022年1月20日 「DAYONE日記」No.384
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。プロフィールは以下の通りです。
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昨日、会社のある会議で議論する項目の定義付けがきちんと定まっていないことが起因して、皆が好きなように意見を言ってしまい、結果、会議内で意見がまとまらず不発に終わったのです。

私もその会議に参加していたのですが、本当に風呂敷を広げて畳めずの状態でした…。

そこで、改めて感じたことは、何でも定義しておかなければ、目的そのものを見失ってしまうということです。

だから、定義は大事なのです。

「仕事」という言葉を考えても、人によって定義が違うのです。だから、何かを議論する場合、この「仕事」の定義を決めたうえで、話し合いをしなければ議論が深まらないのです。

それは、個人によって考え方が違うからです。

例えば…

Aさんは、「人の役に立つことを仕事とする」と定義しています。
Bさんは、「お金を稼ぐための手段」として定義しています。
Cさんは、「適当に楽してやるもの」として定義しています。

この3人が集まって、「仕事を通してより一層人の役に立つためには?」という議論をしても、深まるはずがないのです。それは、明らかに定義が違うからです。

つまり、個人差が大きくあるということです。

皆、それぞれ、好きな男性や女性の好みが違ったり、好きな音楽のジャンルが違うように、言葉も定義にも様々な解釈があるということです。

だから、必ず定義することが大事なのです。

そして、自分の定義と相手の定義がちがう可能性があるということです。ここですれ違いが起こるのです。

先程の仕事の定義も、それぞれ違います。だから、Aさんが仕事の定義は人に役に立つもので、皆が同じ定義をしていると思って、BさんやCさんと話をしても、あまり伝わらないのです。

それは、なぜか?

定義、そもそもの考え方が違うからです。
そこをきちんと相手の定義も聞いて議論しないと、噛み合わないということです。

もっと簡単にいえば、「ちゃんと仕事やれ!」という言葉を見ても、「ちゃんと」というのは人によってその解釈、度合い、受け止め方が違うということです。

素敵な風景があったとしても、ある人はそれを見て「ほんとに絶景だなぁ」と感動する人もいれば、全く何も感じない人もいるのです。

だから、ある事象や言葉に対してどのように捉えるのか、どのように解釈するのかが大事です。

そして、さらに進めると、1つの物事や言葉に対して、自分の解釈や定義、そして、別の解釈や定義ができないかと考えることができれば、ある意味で物事を多面的に見ることにもつながるのです。

これは、「相手の立場になって考える」ということにも繋がってくるのです。

自分はこう考えているけど、相手の立場にたてばどのように考えるだろうか?ということです。

自分の立場だけでなく、相手の立場にも立って物事を解釈してみるということです。

そうすることによって、新しく見えてくる考え方や世界があるはずです。

それは、懐中電灯で暗闇を一方から照らしているのを、もう一方から照らすことによって新たに見てくるものがある感覚です。

だからこそ、多面的に見るというのは、コミュニケーション、人間関係においてもとても大事になると考えます。

この解釈力というのは、物事や言葉に対してプラスにもマイナスにも解釈することができるのです。

だから、日頃から、自分の言葉やある事象への考え方に対して、どんな意味付けをしているのか、どんな解釈をしているか、それを考えるだけでも、自分自身を一旦俯瞰してみることができるはずです。

そうすることで、自分は無意識にこんな解釈をしているのかということに気づくことができるはずです。

自分が無意識していることを一度棚卸ししてみるということに近いかも知れません。

でも、人は無意識に言葉を定義しているのです。それを明確に意識していないだけです。

だから、それを少し意識してみるだけで本当に考え方がわかるはずです。それを日々の中で意識してみるのをオススメします。私も努力します…(笑)

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