【☆】2019年。VOCALOIDを購入したときに起きた神秘的な現象。

──『お金のいらない 社会に生きてく
      未来の世界を望んでみてはどうだろう?
』──

☆☆☆

 2022年11月9日(水)。21時22分。

 「こんにちは。年賀いやがらせです。井上さん、【歌評】の時に使う引用の記号が冒頭にでかでかと載っていますが、誰か歌手の歌詞なのでしょうか? ああいえ。違いますね。『引用文は『』でくくっています』みたいな注意書きも無いので、ええっと、なんですかこれ?」

 はい。こんにちは。

 冒頭に書いたのは僕が考えた歌詞です。ずっとお風呂場で歌ってました。痛いですね。痛すぎますね。歌詞の内容もなんか資本主義社会を批判しているみたいで一層痛いですね。ただ、お風呂場ではこの歌をずーっと、ずーっと歌っています。なんか、リズムがいいのですよね。リズムがいいので、別の歌詞をその曲に合わせて歌ってみたり、色々遊んでいます。他の歌詞とかも思い付きました。

 ──『世界は帰ることが出来る
      でも地球は変えることが出来ない
』──

 とか。

 ──『それでも僕らは生きる 誰も止められないよYhee!
       明日は良い日と言い切る 誰も変えられないならOhohoh!
』──

 とか。

 痛いですね。楽器とか触ったことがないので、楽譜に写すとかデスクトップミュージックに挑戦してみるとか結局していません。VOCALOIDは大学を退学するときに買ったのですが、まず、楽器の打ち込み方がちんぷんかんぷんで何も分かりません。それに初音ミクを買えばいいものの、なんだか良く分からない声の人達を買ってしまいまいました。

 それにVOCALOIDにはいい思い出がありません。お金のなかった学生時代に「これから無職になるけれど、なんとかクリエイターとして飯を食わなくてはいけない」みたいな考えで、6万8000円くらいのVOCALOIDキットを買いました。するとダウンロードしてもファイルが開けないとか、よく訳の分からないことが起きて「統合失調症でハッキングされているから仕方が無いか。代金も請求されることは無いだろう」とか思っていました。

 その6ヶ月後。半年後です。

 無職で、就労移行支援に行っていた頃だったと思いますが、いきなり6万8000円くらいのカードの引き落としに合いました。貯金も全く無かったので、──それに合わせて、これが統合失調症の面白いところなのですが、ソシャゲの課金額とVOCALOID代の6万8000円くらいを丁度合わせた金額が、その当時に貯金していた全額と、《《わずか数百円の差》》で引き落としが起こりました。

 当時は、「ソシャゲにいくら課金してもカードからの引き落としが無い」という一見すると信じられないような出来事が起きていましたが、なぜか、2ヶ月後に、2ヶ月分のソシャゲに課金した分の請求が来ました。

 更に、更に面白いことに、ソシャゲ、と言ってもパズドラだけですが、そのパズドラで魔法石を買おうとすると、途中までは変えるのですが、《《ある一定の金額に達したときに、エラーが発生しましたという表示が出て買うことが出来なくなりました。》》これはハッカーさんが、《《僕に課金をさせて、VOCALOID代を一気に落とすことで、僕の貯金額をほぼゼロにすること。ないしは、パニックになるであろう僕の精神状態で親に課金したことを告げさせて、僕の金銭の使い方の自由を制限させようとする試みだった。》》と当時は結論付けました。

 ハッカーさんの優しかったところは、貯金額以上の出費をさせなかったこと。言い換えれば、ハッカーさんの狙いは、なぜかは分からないけれど《《僕の貯金額をほぼゼロにすること。》》それだけだったかのように思われます。

 なんか適当な歌詞の話をしていたら、結局VOCALOIDの話にもなってしまい、統合失調症で起きた神秘体験を話すことにもなりました。それで今となってはVOCALOIDでクリエイターとして活動するようなことは、毛頭計画もしていません。できないことに努力することは、今の自分にはできません。自己表現の場としてVOCALOIDで作曲とかしてみたいですが、楽器に触れたことも無く、楽譜も読めないような自分に、《《努力を課す》》ということは、かなり難しいことのように思います。

 VOCALOIDの中ではGUMIが一番好きなのですが、考えてみれば今なら普通に買えると思うのですが、《《できないことをできるようにする》》という、いわば努力。その努力をする力がもう、今の僕にはありません。できることは継続だけです。文章を綴るという、綴り続けるという基本的なことしかできません。それに、小説ではなく、何も考えなくてもいいエッセイもしくは雑記ブログのような、闘病記。それしかできないと、ちゃんと諦めています。

 パートタイマーという職に就いて、いかにこの世には弱い立場の人が大勢いるかを知れたし、普通に生きるとはどれだけの試練をくぐり抜けて、なおかつ安定した体調で居続けなければいけないのかも痛感しました。なんとか、普通になって、普通を続けていきたいという新しい目標に向かって、少しずつ歩みを進めている今日この頃です。

 冒頭の歌詞に注意書きをしたいのですが、僕は社会主義一辺倒でもありませんし、資本主義に徹底的に反対している政治信条を持っているわけでもなんでもないことを、ここに併記しておきます。冒頭の歌詞はたまたま思い付いただけに過ぎません。

この記事が参加している募集

はじめてのインターネット

スキしてみて

よろしければサポートをお願いします。