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【論考】田舎から都会の大学へ行き、一人暮らしをする大学生は精神疾患に充分に気を付けてほしい

 暇である。何かを書こうと思っても何もないのが統合失調症のフリーターの現実である。

 私は自分のことを「暇人」と呼んでいて、休みが多いことをかなりネガティブに捉えていたが、いとことのLINEで「ちゃんと働いていて、暇人ちゃうじゃん」と言われた言葉に昔救われたことがあった。

 結局のところ、LINEがスマホに二つあり、複数アカウントを持てると思っていた私の馬鹿な行動のせいで、LINEの友だちから慰めてくれるいとこは姿を消してしまうことになってしまった。

 先週の日曜日。2022年6月12日。友人宅を訪れて、「LINEの友だち登録が消えてしまったので、直接私のところに来て、LINEのアカウントを交換してほしい」と尋ねたが、友人は留守で、友人の母親が「月曜日に和音の家に行かせるから」と言われてから6日が経った。友人が訪問してくれることは無く、私はもしかして嫌われているか、嫌われてはいないにしても、どうでもいい存在として扱われているのだな、と何となく思った。恐らく後者の確率が高いだろう。

 統合失調症になってからか、友だちが極端に減ってしまったように思われる。何故かが分からない。運命が私を孤立に導いているのか、まるで分からない。「ただ捨てられただけ」という残酷な現実を目の前にするのは嫌だが、多分捨てられただけなのだと思う。私と絡んだところで何の得にもならないと思われているのかもしれない。

 ただ友人が忙しすぎるだけなのかもしれない。

 初対面で久しぶりに会う友人は、2022年6月18日の昼過ぎにLINEを送ったら、すぐに電話に出てくれて久々に話をした。高校時代の友だちであるが、高三から会っていなったがツイッターでは有名人になっていたので連絡を取ることができた。

 その友人は、説教がましいことを言うことは無かった。超進学校で成績が振るわなかった同士の、田舎者同士でよく電車で話していたが、かなり話が合った。優しいから合わせてくれたのかもしれない。一人暮らしで、大学生の最中「哲学書などの読書に身を捧げると精神的にかなり良くない」という意見で一致した。私は珍しい方の精神疾患を持っていると思い込んでいたが、誰とも会話をせずに、この世を俯瞰したかのような読書体験に身を捧げると、鬱病になるか、私のように統合失調症になってしまう危険性を充分に周知すべきだと思う。

 その友人と、私との知能指数などは大体同じくらいなのだと思う。一人暮らしで精神を病むことは、田舎からやってきた一人暮らしの大学生にはよくある話なのかもしれなかった。その友人は哲学科でもなく、もはや理系なのだが、哲学書を読んで精神を病む寸前までいってしまったと言う。自分の精神悪化のヤバさに自分で気づき、Uターンして就職活動に取り組んだらしい。今の、完全に統合失調症になってしまった私からすると、まさに正しい選択をその友人はしたと思う。

 結局、大学の一人暮らしというのは自由で何でもしてよいが、薄給のバイト代や仕送りで「自由で欲しいものがたくさんあるのに、お金が使えない」という我慢を強いられる。また、料理をしていたとしても栄養が偏りがちで、米やフルーツグラノーラなど、炭水化物に栄養が偏りがちで、たんぱく質などは滅多に取ることができない。大学生の一人暮らしには精神を病む要素がところせましと並んでいることが、友人との会話の結論として出てきた。

 田舎から都会に行く新大学生のみなさま。精神疾患には充分気を付けて、友人関係をきちんと築き、三食ご飯を食べて、朝に起きて夜に眠る当たり前の生活を心がけてほしいと思います。

一人でも精神疾患で苦しむ若者を少なくしたいです。

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