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自然療法を選択する

実は私の父親もがんだった。スキルス性胃がんだった。私は自分なりに情報を集めた結果、にんじんジュースと断食、びわの葉温灸、丸山ワクチンなど自分ががんになったら試したいと思うものを、父親に勧めていた。そして手術や化学療法(抗がん剤)を選んだ父親に、抗がん剤はやめた方がいいのではと伝えたこともあった。
しかしいざ自分ががんになってみると、子供もいるからなんとしても生きたい、生き抜くためには、抗がん剤が必要ならば受けたい、生きるためなら何でもしようと思う自分がいた。父親には抗がん剤はやめた方がいいと言っていたくせに。そんな中、友達からは、抗がん剤だけはやめたほうがいいよ、と言われることも多かった。自分も以前はそう思っていたし、とても悩んだ。いろんな本を読んだり、情報を集める日々が続いた。

2020年1月半ば、京都へ行く日になった。二人の母から勧められた、お導きの旅。少しドキドキしながら、からすま和田クリニックへ行ってみた。和田先生は、外科医でありがん経験者でがんサバイバーでもある。そして西洋医学だけでなく、自然療法など、とても幅広い知識を持っている。そして人柄もとても気さくで、親身に話を聞いてくださり、「心配せんでいいから、怖がらんでいいからまず安心し。」と。まずは腸内環境を整えること、体を温めること、炎症を抑えることをしなさい、夜10時には寝て、睡眠をしっかりとること、と食事の方法や、飲み物、運動などアドバイスをもらった。そしてとても進行した人が回復した様子を教えてくれた。ものすごく勇気が出た。
気になっていた分子標的薬のことを聞くと、「痛い目みるからな、悪いことは言わんから、やめとき。あんたのいいところは、手術や抗がん剤をまだ何にもしていないところや。」と。私と家族は、やっとひとりの人間として扱ってもらえて、診てもらえて、とても安心した。そしてこのままでいいのだ、とやっと思えた。分子標的薬とホルモン治療は置いといて、まずは自分のやりたい方法、自然な方法で治すんだ!と意気込んできた。
そして和田先生は、「今かかっている明石のがんセンターはどうや?」と聞いてくれた。実は違和感を感じていることを正直に伝えてみたら、「神戸にな、低侵襲がんセンターというところがあってな、そっち行ってみるか?」と紹介してくださることになった。

そして次の日、ふじはら療導センター、栄養学の藤原先生のところへ行ってみる。ご高齢と思われる藤原先生は、ご自身の膠原病とリウマチを栄養学などの知識から克服しておられる方で、がんの人へのアドバイスもされていて、治っている人も多いと聞いた。自分がどう病気と付き合ってきたか、体験してきたことの話をしてくださって、栄養学的に、良い栄養を摂って細胞をよくすることの大切さを教えてもらう。血液と骨などそれぞれの細胞の生まれ変わるサイクルと周期、栄養をサポートするサプリメント、そして温熱の方法をアドバイスしてもらって、ピンとくるものをすぐにスタートする。

京都へ行けたことで、自分の中の自然な方法だけでやってみたいという希望を実行していける環境ができた。なので薬は使わずに、まずは食事療法と温熱療法のみでやっていくことに決めた。

そして明石のがんセンターへ行き、自分のしたいことを伝えると、「標準治療以外のものを選ぶということはどういうことなのかしっかり考えてください。子供もいるんだから、命を大切にして!!」と説教される。こちらとしては命を大切に考えた結果であることを伝えたが、あまりわかってもらえなかった。そして最後に「代替治療をして今以上に進行したからと戻ってこられても、うちでは診ませんからね。」と念を押される。「わかっています。今までありがとうございました。」と感謝を伝えた。

そして笑いが免疫力を上げるということで、明石のがんセンターの待合時間に予約していた吉本新喜劇にも行ってみた。お笑いライブは、久しぶり。もしかしたら10年ぐらいは行ってなかったかも。しかも吉本新喜劇は初めて。さすが新喜劇、たくさん笑った。笑いは確実に免疫力を上げると思う。実際にNK細胞という免疫力を上げる細胞が増えるらしい。お笑いの聖地、関西エリアに住んでいるし、もっと笑っていこうと思った。

マイクロ波の温熱も興味があったので、宝塚のSINGA宝塚クリニックへ行ってみる。先生がオーリングテストをして体の中のがんの反応のあるとこへマイクロ波を当てて温めていくというもの。マイクロ波を当ててもらうのは5分もないほど短時間なのに、一瞬にして体が熱くなり、汗がだらだら出てくる。服が汗だくで着替えたくなるぐらい汗が出る。温熱的には局所に当てることができるので、とても効果があるのだと思う。しかし1週間に1度、家から通うには少し遠くて、数回通ってみたものの、残念ながら続けることは難しかった。

そうしているうちに、友達から「座禅断食に行くんだけど、一緒にどーお?」とお誘いをいただく。最初に自分ががんだとわかった時に、なぜか断食して治したいと思っていたので、これはチャンスだとありがたく参加させてもらう。そして向かったのは岡山県、百姓屋敷わら。360度ぐるりと見渡せるのではと思える、とても美しい眺めのテラスのある宿で、料理人の船越康弘さんが指導してくださる2泊3日の断食コース。断食している間にありがたーいお話をいっぱい聞けて、笑いまくった3日間。お腹が空いたと思うことや、退屈する暇もなくあっという間に3日が過ぎる。そして3日目の断食明けの食事の美味しいこと!とてもシンプルな食事で、素材の味がよく味わえるように工夫してくださっていて、感動しながら食べる。そして人生初の宿便を出す。わらへ行く前の夕飯から断食が始まって、食べない期間は3日で終わるのだけれど、その後帰った後も、断食明けの予後の食事を自宅で続けて、1週間で全部のプロセスを完成する。腸がすっきりとすると、頭もすっきりとして、思考がとてもクリアになるという感覚を初めて体験する。そしてこのままの腸の状態を維持したいなと思っていたら、これまた友達がエドガーケイシー療法のひまし油湿布を教えてくれた。そしてキットがあるから試してみたら、とすぐに始められるように貸してくれた。本当にタイミングバッチリすぎてありがたい。そしてすぐに始めてみる。

そしてびわの葉温灸も毎日始めた。始めるにあたって、自分に合っている経絡など教えてもらおうと、神戸のびわの葉庵というびわの葉温灸をしているサロンへ行ってみた。びわの葉庵の柳生先生もとても気さくな人柄で、先生のところへ通っていた人でがんを克服した人がいて、その奇跡のような出来事をまとめた本があるからと、本を貸してもらった。そして毎日温灸すべきツボを教えてもらった。やっぱり腸が冷えているようで、腸は毎日やってね、とアドバイスもらう。そして、びわの葉焼酎漬けのエキスを乳がんの幹部の上に貼って寝るといいよ、と教えてくださった。家にあったので、毎日貼って寝ることにする。

全ては自分のしたいようにスタートできて、導かれていることに感謝をして過ごした。まだまだ恐怖や不安はあるけど、やりたい治療をできる環境に自分がいることは奇跡だなあと思った。

でもこの頃は乳がんの幹部はまだまだチクリチクリと痛んで、元気な感じがとてもしていた。

今回の写真は百姓屋敷 わらのテラスからの眺めにしてみました。こんな眺めの空の広い場所にいつか住めたらいいなあ〜。

2020年2月にしていたこと
にんじんジュース
腹巻2枚重ね
びわの葉温灸
和田先生の勧める体をアルカリ化する食事療法(砂糖・塩・味噌・醤油を抜いた玄米菜食、きのこをたくさん摂る食事)
毎日朝の尿phチェック
イトーレーターの温熱
水素風呂 リタエアー
水素吸入 リタライフ
酵素風呂
エドガーケイシー療法のひまし油湿布
びわの葉の焼酎漬けを左乳がん患部の上に湿布して眠る
クレイを左乳がん患部の上に湿布 

飲んでいたもの
プロポリス 炎症を抑えるため
SODマイルド 活性酸素を減らすため
ウコン 炎症を抑えるため
フィーバーフューのハーブティー 炎症を抑えるため
ナマコのサプリメント 乳がんの勢いを抑えるため
マヌカハニー 炎症を抑えるため
低分子化フコイダン がんの勢いを抑えるため
超重曹 体をアルカリ化するため
スピルリナのサプリ 体をアルカリ化するため

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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