神道は感性の宗教

神道は感性の宗教といわれてきました。神職として「感性とは何か?」という問いに対して深く考えることもなく日々過ごしてきました。

せいぜい感性とは感受性のことであり、先天性のものでしかも受動的に作用するものくらいの考えしか持ち合わせていませんでした。

そんなある日、私は芳村思風氏の『感性論哲学』という学問に出会う機会をえました。芳村思風氏は、著書『人間観の覚醒』において感性は受動的ではなく選択的であり、主体的であることがわかり、感性とは感受性という受動的な能力でなく、積極的に感じ取る力、能動性を持っていることがわかってきたといいます。

自分が生きていくために必要な情報を求めて感じ取ろうとするのが感性の働きであり、それが「求(ぐ)感性(かんせい)」という感性の働きで感性の本質は、「求(ぐ)感性(かんせい)」であるというのです。

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