みたまもらい

葬祭は霊継(ひつぎ)です。遺体を納めるお棺を「棺(ひつぎ)」というのも、その心を示しています。

帰幽された方の「霊魂」を子孫が受け継ぐ儀式とは、霊を継ぐことであり、「霊継(ひつぎ)」です。

出雲地方では「みたまもらい」という風習があります。死者と一緒のふとんに寝て、みたまもらい、すなわち霊継(ひつぎ)を行うそうです。

わが家の祖父・祖母の通夜の際、私の父親や父の兄弟が祖父・祖母の隣に布団を敷いて一晩共に眠っていました。新潟県でもこのような風習が残っていました。

都会において近年直葬という火葬のみで終えるような時代に、今一度通夜の意義を考えましょう。

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