見出し画像

note 開始2日目で気付いたビジネス書の要約・感想文の限界と「クリエイティブ」とは何か。

井ノβe太です。

世間はコロナの影響で落ち着かない状況のようですが、ジムに行って汗を流しつつ思考整理してきました。
昨日今日とnoteを使って文章を書いてみましたが、「クリエイティブ」について気付いた点があったので思うままに筆を走らせてみます。


◆ビジネス書の要約・感想文の限界

社内イノベーション起こすためにアート思考を勉強している私ですが、noteにビジネス書の要約や感想を書いているうちに早速内なる声が聞こえました。
それってクリエイティブなの?
確かに…身も蓋もない話ですが人は武器を持っていたら使いたくなるものです。しかしクリエイティブという観点においては、その武器が果たしてどれだけの価値を生み出す可能性があるのか、使い方は果たしてあっているのかということを常に検証するべきなのです。常識を疑うことでアートが進化してきたように。

例えばビジネス書の筆者は書籍を出版しているという点で「クリエイティブ」であり価値を生み出していると思っています。ただビジネス書の要約や感想文ってどれだけ価値があるんでしょうか。確かにビジネス書を普段読まない人からしたら簡単に知識が得られるので役に立つかもしれません。
しかし役に立つかではなく、クリエイティブかどうかという観点では話は変わってきます。
私がマヨネーズだとしたらビジネス書という神の手によって容器に圧力がかかり、ちょろっと出た部分に対して「これがクリエイティブだ」と言い張っているだけなのです。

読み手によって評価基準や解釈、文章力、良し悪し・好き嫌いの差はあるものの「おなじ」対象に対する感想なので大きな差別化は難しく、ある程度需要はあったとしても大きな「ちがい」や新しい価値を生み出してはいないんじゃないかと思いました。内容知りたいだけならYoutubeの要約動画の方が手っ取り早いし情報量も多いですし。自分だからできること、noteだからできることを知って、どんどん追求していくことが大事だろうと感じました。

ちなみに書評や感想文についてもスタイルを変えてみようかと思いました。アート思考の観点から言うと、ビジネス書を読むことで自分の中に沸き上がった熱い思いや、伝えたい気持ちをベースに構成して、ビジネス書自体はエビデンス的な位置付けにすることでオリジナリティやクリエイティブ感は出せそうです。

◆クリエイティブってなんだっけ?

クリエイティブの定義を自分なりに解釈して考えてみました。
・アート × デザイン = クリエイティブ
・アイディア × 仕組み(技術・サイエンス・テクノロジー) = クリエイティブ

つまりアートが提起する「問い」や自分起点のアイディアに対して、デザインや仕組みが持つ再現性や論理性を組み合わせて具現化したものがクリエイティブなのではないかと思います。
既存のロジックでは評価できない突拍子もないアイディアを、仕組みによって見える化して初めてクリエイティブと言える状態になるということです。

・アート思考
アート思考では「ちがい」を生み出すことが価値であるとされています。なぜならロジカル思考やデザイン思考の普及によって「おなじ」ものが市場に溢れて飽和してしまっため、「ちがい」があることの価値が高まっているからです。以下のようなものがアート思考の考え方です。

>正解を提供するのではなく問題を提起すること。
>役に立つことよりも意味があること。
>リスクを積極的に取ることで結果的に評価されるもの
>他人にコピーされない原体験自分の内側から込み上げる熱い思い

◆noteはどう使ったら良いんだろう

ビジョンを持つこと
理想と現実のギャップが「問い」になるため、自分がこうなりたいという明確なビジョンを持つことと自分の現状を正確に把握することが重要です。まず自分がnote使ってどうなりたいのかを明確にしたいと思います。

・知識ではなくストーリーを語ること。
自分にしかないものってなんだろうと考えたらストーリーが思い浮かびました。知識はコピー可能なため、差別化は難しいでしょうし、同じ内容でも有識者の発言の方が需要があるのが現実です

・自分の言葉で「問い」を発すること
有識者から借りてきた言葉は安易に流用しても安っぽい印象になってしまうので、自分が普段使っている親しみある言葉で熱く語る方がオリジナリティに繋がるかと思います。ひとまずどんどんアート思考を極めながらオリジナルな「問い」を発信して行きたいです。

・「ちがい」を生むために創意工夫すること
イノベーションに重要な考え方に知の探索、知の探化、そして知の組み合わせがあります。これを意識することで「ちがい」を生んでいけるのではないかと考えました。既存の枠にとらわれずに、新しい組み合わせを試して行ければと思います。なんにでもマヨネーズをかけて食べてみるような挑戦もイノベーションの一歩なのかもしれません。

>知の探索:知の範囲を広げるための新しい知を探す行動のこと。既存知と既存知が結びつくことで新しい知が生まれる。弱い繋がりが有効である。
>知の探化:既存の知をより深く活用するような行動のこと。既存知を更に発展させていくイメージ。強い繋がりが有効である。


井ノβe太(執筆時間:40分)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?