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今日を海へ めざめたときに降って来るものを 守っている、 そのままの声で 放して しずか…
はるか遠くの波は 止まって見えて、まるで 水平線も動いていないみたい、この世界で、 輪郭線…
消えていった星々の ひとつぶひとつぶが ほどけて 砂浜に変わった、 額縁が外れて 銀河へ流れ…
あたえられた時間の中で、 フワフワと浮かびたがる黄金に 息を吹きかけた この世にとどめ…
実った冬の わたしは赤い くるくると もつれて反転、 来ない 来ないと 遠くで確定、 ランチ…
勘違いから生まれた幸せだって 星よりも ちょっとだけ明るく 灯すことにし…
泣いて 季節が行ったあとの世界 ここに ぽつり 残ろうときめたときめき 雨の鱗 光の粒 忽然と消えた民族の陽炎 生きて きみと 届くことのない言葉たち 抱えて 消えた わたしのすぐそばでまた 見てる 弾む息 可愛い紐を解いて溢れた 海の色 今でも 結末で途切れたまま残る 続きを 鼻歌で ほころんだ袖の糸口から 紡いで 零れる 新しいカーテンに描いた 白と銀 休日の 波間
望んだことを 隠さずに、目の奥にいる人影から 逸らせない視線も連れ出して 歩いた、 日の光に…
きれいなはずだった 肌を 名前を よく見て、たくさんの色を積み込んだ、 思い描いたものとは …
今日の太陽が、沈む時間を 訊いてきたよ 離れて行く うしろ姿に 手を振って、うまく 名付け…
七つの色からも 迎え入れられた あふれる欠片が 海の唇あたりで き…
それは 幸せとは違うかもしれない、と 思って、うっかり転びそうになっても、どう 転んでも、 …
今日を海へ、 はじまりそうな一行の 荷をほどいて 放つ眼差し あたたかい色の灯りを選ぶ …
あの花が はるか 空の上で 人々の 命よりも 大切なことのために 回りはじめたのは いつのころからか、 なにをしても、しなくても、 音の外れたような 美しい鍵盤の 前奏から 逃げ出せずにいた、好きになった ひとたちは 行方知れずで、 どうか生き延びてください、と 何年か前の 書き置きは風に散る蝶、波の果てに 見える、乱れて重なる切れ味の 奥で鳴る ひらひら、 自分が勘定に入っていないものが 歌う 命の響きで、 あなたから消えて冷えた火を いつまでも囲んでいた、円卓から