見出し画像

14時



  
     泣いて 季節が行ったあとの世界 ここに
 
   ぽつり 残ろうときめたときめき 雨の鱗
 
   光の粒 忽然と消えた民族の陽炎 生きて
 
   きみと 届くことのない言葉たち 抱えて
 
   消えた わたしのすぐそばでまた 見てる
 
   弾む息 可愛い紐を解いて溢れた 海の色
 
   今でも 結末で途切れたまま残る 続きを
 
   鼻歌で ほころんだ袖の糸口から 紡いで
 
   零れる 新しいカーテンに描いた 白と銀
 
   休日の 波間へと続く砂の途中で 咲いて
 
   散歩道 共感からも遠くしずかに 満ちて
 
 
 
 
 
 
泣いて  季節が行ったあとの世界  ここに
ぽつり  残ろうときめたときめき  雨の鱗
光の粒  忽然と消えた民族の陽炎  生きて
きみと  届くことのない言葉たち  抱えて
消えた  わたしのすぐそばでまた  見てる
弾む息  可愛い紐を解いて溢れた  海の色
今でも  結末で途切れたまま残る  続きを
鼻歌で  ほころんだ袖の糸口から  紡いで
零れる  新しいカーテンに描いた  白と銀
休日の  波間へと続く砂の途中で  咲いて
散歩道  共感からも遠くしずかに  満ちて
 
 
 
 
 
 
   泣いて ぽつり 光の粒
   きみと 消えた 弾む息
   今でも 鼻歌で 零れる
   休日の 散歩道
        季節が行ったあとの世界
      残ろうときめたときめき
        忽然と消えた民族の陽炎
        届くことのない言葉たち
        わたしのすぐそばでまた
        可愛い紐を解いて溢れた
        結末で途切れたまま残る
        ほころんだ袖の糸口から
        新しいカーテンに描いた
        波間へと続く砂の途中で
        共感からも遠くしずかに
                  ここに 雨の鱗
            生きて 抱えて 見てる
                海の色 続きを 紡いで
                白と銀 咲いて 満ちて






この記事が参加している募集

散歩日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?