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「安定」より「挑戦」。ベトナム出身エンジニアがインフキュリオンで働く理由

今回は、ドラえもんやASIMOなどを見てロボット開発に憧れ、ベトナムから来日したエンジニアのトゥアンさんにインタビューしました。これまで日本で何を学んできたのか、エンジニアとして成長するためになぜインフキュリオンを選んだのか、実際のお仕事の様子などをお話しいただきました。

トゥアンさん
Xard事業部 エンジニアリング部 SREチーム
2019年新卒でパブリッククラウドサービスを提供する国内企業に入社し、システム改修・運用保守を担当。2022年8月にインフキュリオンに入社。国際ブランドカード発行プラットフォームを提供するXard(エクサード)事業部にてインフラ、セキュリティの設計開発を担当。

※所属や業務などは取材時点の内容です。


ドラえもんやASIMOがきっかけで来日を決意

―トゥアンさんはいつ頃、何を目的に日本に来たのでしょうか?
日本の高専に編入するために、2011年に来日しました。当時、ドラえもんやASIMO(アシモ:本田技研工業株式会社開発)に影響を受けて日本でロボットを作ってみたいと思ったのです。ベトナムで通っていた大学を一年で中退し、高専に編入して機械工学を学んでいました。

―インフキュリオンに入社したのが2022年ですが、それまではどんなことを経験されていましたか?
高専を卒業した後は、大学に編入して修士まで取得しました。その後、2019年に新卒で国内の大手クラウドベンダーに就職しました。

―大学でも機械工学を専攻していたのでしょうか。
大学、修士ともにロボット系の研究室に在籍していました。そこで機械工学と情報系の両方を学んでおり、今の仕事につながっています。

「安定」よりも「挑戦」のために、インフキュリオンへの転職を選択

―クラウドベンダーでのお仕事について教えて下さい。
そのクラウドベンダーでは、ドメイン管理と大量メール配信サービスの改修や運用保守を担当しました。

―インフキュリオンに転職を決意した理由は何だったのでしょうか?
もっと積極的に新しい技術を学んで、サービス開発にゼロから携わりたいと思ったからです。転職を考えていた頃、ちょうど個人的に投資に興味を持ったり、PayPayなどの新しい決済サービスが生活に浸透していき、金融システムを身近に感じるようになっていました。そのなかでインフキュリオンのXard事業部のことを知り、興味を持ちました。

もともとクラウドをベースとした技術力を高めたいと考えていたことも大きかったです。クラウドのセキュリティ、監視、デプロイの自動化などについての知識などを得たいと思っていました。

面接でお話をするなかで、Xard事業部での仕事が、今後自分が希望するスキルを高めていくのに最適だと感じて入社を決めました。

―インフキュリオンの社風や雰囲気をどのように感じましたか? 
物事がスピーディーに進む会社で、そこが良いと感じていました。選考中の人事の方とのやり取りもとてもスムーズでした。

情報がオープンなのもとても良いと思いました。インフキュリオンでは、システム全体の方針や細かな考え方など、必ずしもメンバーが気にしなくてもいいようなことでも、質問すればフラットに何でも答えてくれます。

本質的に役立つシステムを効率よく作っていくためには、エンジニアが目の前のタスクを理解するだけではなく、幅広い視点の情報を持っていることが重要です。自分としては、単に言われたことをやるのではなく、方針を理解したうえで自分の考えを提案していきたかったので、情報がオープンなことは大きな利点でした。

―転職に対する不安はありましたか?
仕事内容は前職と似ている部分もあるのですが、新しく学ぶことがたくさんあるので仕事についていけるかなという不安はありました。また、新卒ではなく同期がいないため、すぐに会社の人と仲良くなれるか少し不安でした。 

システム全体を見て開発、運用の最適化を図る仕事に大きなやりがい

―実際にインフキュリオンで働きはじめてみてどう感じましたか?
実際に働いてみて、皆さんのレスポンスが早くて、改めてスピーディーに物事が進む会社だと思いました。何かに困ったときに質問をしても、すぐに誰かが返事をくれます。そのため、仕事で不安を感じたり、困ったりすることはほとんどないです。

また、部内やチームの人が、雑談好きでオープンな人が多いことも良い所だと感じています。会議のあとにリモートでそのまま雑談したりすることもよくあります。アニメの話などで盛り上がったり、世代も近いので話しやすいです。

今はほとんどリモートで働いていますが、だからといって距離を感じることはありませんね。

同僚の新田さん(右)とは仕事以外の話で雑談することも多い

―担当業務について教えてください。
所属としては、Xard事業部 エンジニアリング部 SREチームです。チームには3名のエンジニアが所属しています。

SREチームのミッションを一言でいうと、Xardというプロダクトの信頼性を高めることです。
業務は大きく分けて3つの領域があります。一つは、インフラの設計開発。もう一つは新機能開発が問題なく行えるように開発効率を上げること。最後の一つが、セキュリティやコンプライアンスを問題ない状態に保つことです。カード決済にはPCI DSSなど国際的なセキュリティ基準があり、それを満たさないとVISAやJCBといったカードと連携することができません。希望通りチャレンジングな仕事ができています。

―最近、特にトゥアンさんが力を入れている取り組みはありますか?
今、AWSのサービスを使ってデータ分析基盤を作っています。システムから収集できるデータを顧客の営業や事業責任者などが見て、リアルタイムに精度高く営業や経営に関わる判断ができるようにするものです。すでに運用を始めています。

―チーム内での担当の分担はあるのでしょうか。
実は細かく分かれていません。今は、みんなが同じように成長できるよう、どの案件も一緒に対応するという形をとっています。

―エンジニアとして成長を実感するのはどういう時ですか?
すべて新規開発の仕事なので、自分が何を作ってもサービスに影響を与えられるという意味で大きなやりがいを感じますし、結果が見える分だけ成長も実感できます。

先ほども言いましたが、システムは開発したら終わりではなく、お客様が使えるようにデプロイする必要があります。不具合や障害対応、日頃の運用・監視、システムが目的通りの動きをしているかのKPI確認など、安定稼働のためにしなければならないことがたくさんあります。それがSREチームの仕事です。問題があれば関係各所と連携しながら解決策を見つけていく必要があり、システム全体を見て開発、運用に最適な方法を提案する仕事なので本当に良い経験になっています。

―インフキュリオンには成長しやすい環境があると感じますか?
上司は、どんなことでも「やりたいです」と提案したら基本的に挑戦させてくれます。チャレンジを歓迎する環境が、成長を後押ししてくれていると思います。

変化の激しい環境で新しいことへのチャレンジを一緒に楽しみましょう

―今後の目標やキャリアプランについて教えてください。
まずは目の前の仕事をしっかりと行うことが大事だと思っています。自分が入社した頃と比べて、すでにXardは決済量が10倍ほど増えています。対処しなければならない課題の量も幅もどんどん大きくなっているので、まだまだやれることがいっぱいあります。

それに、今の時代は技術の変化が本当に早いので、細かく計画してもその通りにはならないですよね。今興味のあることに熱中して、次につながる技術、スキルを身につけつつ、やりたいことができたらすぐにそこにチャレンジできるようにしたいと思っています。

―ありがとうございました。最後にインフキュリオンのエンジニア志望の方にメッセージをお願いします。
変化が激しい環境のなかで、ニーズの高い新しい技術に次々とチャレンジしていきたいという方には向いているのではないかと感じています。また、会社が新しく組織ができあがっていない状態なので、一緒にチーム作りをしたい人にも合っていると思います。

これまで日本になかったキャッシュレス社会を実現していくという、難しいながらもとてもやりがいのある仕事なので、興味のある方はぜひ一緒に歩んでいただけたら嬉しいです。

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