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#13 【関西】たましい震える洗礼旅⑦(こっそり裏話)

こんばんは。
ineです。

昨年11月に訪れた大阪→熊野→大阪の関西旅日記を、ただいまコツコツ更新中。ここで、ちょっとお口直し的に、旅の裏話をご紹介したいと思います。

旅先では、不思議な力が働くよ!

そんな経験、ないでしょうか?
わたしは大いにありますね。ありすぎて、自分で自分にびっくりすることが多々。ただそれは、旅先では気づかないのがほとんどで(アドレナリンが出ているのか?)、旅から戻り、ふと我に返ったときに、よくぞあんなことができたよな、とまるで他人事のように自分の行動力に感心するのです。

例えば、はじめて行ったイギリス旅行。友人との二人旅でしたが、それぞれ現地でやりたいことがあったので、別行動(つまり単独行動)する時間が2日ほどありました。友人は英語が話せるけど、わたしは…。それなのに、ロンドンの地下鉄を一人で乗り回し、行きたいところへせっせと足を運び、一人時間を堪能しまくりました。

複雑に絡み合うロンドンの地下鉄は、はじめて乗るには結構ハードルがあると思うのですが…。路線の乗り換えだって、なんのその! 当時は、グーグル先生も使っていないときで、紙に書かれた地図を頼りに行きましたね。
英語が話せないのに、なぜ一人行動で、ロンドンの地下鉄を乗り回せたのか。冷静に考えると不思議でしかたないけど、旅先だとなぜかできちゃう。
これぞ、ine子の七不思議!

「ビッグ・ベン」にも行ったよ!

お次は、はじめて行ったニューヨーク。ここでも、旅の連れと離れて一人行動しましたね。アメリカは銃社会なので、夜になると物騒な雰囲気が漂っていました。そんな中、夜にお目当ての目的地まで、街を一人探検したんだよなあ。さすがに、夜の地下鉄は危険そうだったので、歩きで行きました。3駅分くらい歩いたような。旅先では、がぜんチャレンジャー魂が燃え上がるのです。「行きたい」「やりたい」「見てみたい」。そのチャンスは今しかないと駆り立てられて、行動力が格段にアップするみたい。

おもしろい光景にも出会える

旅先では、自分の世界が一気に広がります。
体験そのものが、“はじめてのチャレンジ”ということが多いので、それだけでドラマティック。どんな展開になるか、もちろんわからない。何がこの先に待っているのだろう、という方向へ行動したとき、その体験が強烈な思い出となって色濃く胸に刻まれるわけです。

まっさらなスケッチブックのページに、好みの色をぬりかさねて、旅の思い出の絵本を作っていくような。世界に一つしかない宝ものが出来上がっていきます。

高所恐怖症をこえてゆけ!

ただいま更新中の関西旅でも、そう。ほんとうに不思議だけど、なぜそんなことができたのかと我ながら感心してしまったのが、高所恐怖症にも関わらず、とんでもない場所へ行っているのですよ、この旅では。
写真をふり返りながら、思い出してガクブルするほど、かなりスリリングな体験をしました。

もちろん、この旅はガイドさんが案内してくれたおかげで、普段いけないような場所へ安全に行くことができました。とても感謝しています。
ただそうだとしても、その瞬間に自分の中から秘めたるパワーが働くのでしょうね。

旅の記録⑥でご紹介したこちらの滝。
笑顔で撮影に応じていますけど、ここまでの過程は、ひと苦労でした。

この一枚を撮るために…
撮影ポイントのまわりは、巨石がゴロゴロ。
滝へたどり着くには、岩場を登っていくことになるのだが
撮影ポイントには、大きな岩があり、この上に登るのが条件

かくゆう、わたしは大の「高所恐怖症」であーる。
それも高さがリアルに感じられる場所がとにかく苦手(だから飛行機は、へっちゃら!)。吊り橋、高層ビルなど、眼下が見えるところでは、生きた心地がしないのです。

この滝がどこにあるかといいますと。

かなり高い場所にあるんです。
撮影ポイントの岩の上から、下を見るとどれだけ怖いか想像できますか。
もし岩がグラついたら? もしもし、ということが無きにしも非ず。高所恐怖症にとっては、特別なチャレンジ案件であるのは、間違いない。

でも、ここまで来たからには、ベストポジションで写真とりたいですやん!(急に関西弁・笑)。なぜか、スイッチが入ってしまい、こわいのに、とっても、とっても、こわいのに。それを上回る好奇心が、発動~。震える足で、そろりそろり。

なんとか巨石の上に登ったけど、きょわいよーーーーーーーー(ガクブル)

岩のうえのスペースは、1mちょっとあるのに、登ったところで動けなくなりました。下からガイドさんたちが、「もっと右へ」と声をかけてくれるけど、岩が一人勝手に動き出しそうで、体重移動がままならない。

岩の上で固まるine

岩の真ん中へ移動するのは、あきらめました。
さあ、ここから身体の向きを180度、反転させるのだー!
(そう簡単にいくわけないのよ、マジで)

じりじり、じりじり…
岩の隅っこで奮闘することしばし。

こうして撮影した奇跡の一枚がこちら。

見るがよい! この達成感に満ちた顔を!(ひきつってるけども)

旅先での体験には、ハプニングも、スリルもあるけど。すべてが、後にふり返ると貴重な思い出になるものですね。関西旅では、何度も高所恐怖症の自分と戦う場面がありました。
もう一度やって、といわれたら、「無理!!!」と思えることも、旅先では不思議な力によって奇跡が起こせるものです。

わたしが旅に駆り立てられるのは、まだ見ぬ自分に会いたいから、かもしれません。

⑧へつづく…



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