見出し画像

200社との新規開発経験でIXの屋台骨を支える、IoT現場のプロフェッショナル!

こんにちは。
株式会社INDUSTRIAL-X(以下、IX)で人事をしている横田です。

今回は社員インタビュー第一弾、プロダクト開拓の責任者を務める木村さんにお話を伺いました。

木村さんは、インターネット黎明期から通信業界を渡り歩き、数々の事業やサービスを生み出してきた、IoT現場のプロフェッショナル。
「え、街中でよく見るアレ、開発したの木村さんだったの?」なんてこともたくさんあって、聞けば聞くほど面白エピソードが出てきます。

本質的なDX(デジタルトランスフォーメーション)には、フィジカル(物理的)なトランスフォーメーションも不可欠であることがよくわかるお話ですので、ぜひ最後までお付き合いください。

・・・・・

木村さん、本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、簡単にこれまでの経歴をお聞かせください。

木村:
大学卒業後に大手の通信会社に就職し、伝送通信系の通信を学びました。
30歳ごろにIPネットワークが世の中に普及し始めたことでインターネットに興味を持ち、当時すでに海外でIPネットワークに携わっていた先輩を追って海外の通信キャリアに転職、そこで現地のIPネットワーク構築に携わりました。

日本に戻ってからはワイモバイル(株)の前身であるイー・アクセス(株)、ソフトバンク(株)と職を移し、ソフトバンクのIPの国内展開のプロジェクトマネージャーになりました。
その後ソフトバンクでは日本テレコム買収後のおとくラインNWの構築や、モバイル通信網の構築・ソフトバンクWi-Fiスポットの構築など数々の新規事業でのプロマネに携わっていました。

その中で、2015年にアメリカのBeacon開発のベンチャー企業との出会いをきっかけに、『これは新しいビジネスが来る』と感じ、Beaconを活用した新規事業を立ち上げました。センサーを利用したトイレ満空状況可視化といったIoT事業を企画・開発し、その後も200社以上のお客様とと共に新規開発を行いましたね。

その後も、複数の企業の事業に携わりながら新規事業企画をしていましたが、実際に現場に出てクライアントの声を聞きながら、ビジネスプロデューサーとして働く方が自分に合っていると思い、今に至ります。

200社と新規開発はすごいですね!
これまでのプロジェクトで面白かったエピソードを教えてください。

木村:
蜂が行動しやすい環境のデータを取って農業に活かすために、蜂を一日中監視していたことがありましたね。
農家の業務効率化を目指して、なるべく蜂が巣箱に出入りする回数を増やすために、温度・湿度などの環境と蜂の行動をデータ化して、最適な環境を割り出しました。
最終的に余った蜂を3匹もらって自宅で育てたりもしましたね。笑

面白い案件ですね!
木村さんはこれまでたくさんの企業で様々なプロジェクトをされてきたと思うんですが、IXへの参画の決め手は何だったんでしょうか?

木村:
本格的にIXに参加したのは2021年の11月からなんですが、以前から八子さん(IXの代表)とIoT事業を行っていて、先進的な取り組みについてよく話していたんです。
2020年10月頃から業務委託として商品開発を手伝う中で、IXの方向性と自分のやりたいことがマッチしていると感じ、本格的に参加することを決めました。

ベンダーとしてサービスを売るのは課題解決というより、売ることに注力せざるを得ないんですよね。
その点、IXはクライアントと一緒になって課題を見つけることから始まるので、しっかりクライアント企業に入り込んで解決していくところが魅力でした。

たしかにベンダーとは、クライアント企業との向き合い方が違いますよね。
では、今IXで担当しているプロジェクトについて教えていただけますか?

木村:
現在は製造会社2社の無線通信インフラの構築をしたり、リゾートホテルのDX推進室では無線通信インフラ構築と混雑可視化ソリューションの提供、ホテルシステムの新規導入推進を。
あとは九州地区の市全体の駐車場の混雑可視化のプロジェクトも行っています。

数あるIXのプロジェクトの中でも、特に通信関係の経験が広く活かされるプロジェクトですよね。
主なプロジェクトの流れを具体的にお聞きしてもいいですか?

木村:
まずはクライアント企業の、現在の状態を把握するところから始まるんですが、現状がわかるデータがないことがほとんどなので、調査してデータを取るところからですね。
そしてネットワーク設計。無線通信ができる構成をベンダーと決めていきます。
あとは導入支援として、施工会社と物の設置を行い、導入後も正しく運用できるように、運用方法を設計していく流れですね。

ありがとうございます。
プロジェクトの際に苦労する点はどんなところでしょうか?

木村:
クライアントにプロジェクトを理解してもらうまでが大変ですね。
基本的にクライアントは、課題自体は理解しているけどどう解決するかがわからないので、細かく説明する必要があります。
費用に関しても『お金がこのくらいかかる』と説明しても、単純に値段だけで高いと判断されてしまって、一つひとつ費用をかける価値や必要性を理解してもらわないといけません。
まずはそこが苦労するポイントですね。

専門外だと費用がどのくらいかかるのか、その恩恵もわからないですもんね。
ではプロジェクトを進める上で、やりがいはどんな時に感じますか?

木村:
クライアント企業はみな課題意識を持って相談に来てくれるので、自分が携わることで課題が解決して、業務効率化や利益貢献ができた時は嬉しいですね。
よくある例なんですが、トップが現状を変えたいと思っていても、部下や現場に熱意が伝わらず焦りがなかったり、変化に消極的な従業員が多いことがあります。

そんな現場の人たちもプロジェクトを進める中で便利になったことに気づいたり、取り組みが進むにつれて重要性を感じたり、成功体験を積むことで意識が変わる瞬間があります。

最終的に会社のマインドごと変わって、『社内の雰囲気が変わったよ』と言ってもらえた時は特にやりがいを感じますね。

クライアントと距離が近いからこそ会社の変化を直接感じたり、そういった言葉を聞いたりできるんですね。
クライアント企業とは、どういった向き合い方をされているんですか?

木村:
外から見てアドバイスするのではなく、会社の中に入ってクライアント企業の社員と同じ目線で事業を見るようにしていますね。

IXの取り組みでは、クライアント企業の中のDX推進室としてプロジェクトを進めることがあり、クライアントと密接に関わることになります。
一般的にコンサルティング会社は外部からの情報を内部にインプットすることが多いのですが、IXではより深く内部から関わり、戦略のアドバイスだけでなく実務面までサポートします。クライアントと一緒になって新しいビジネスを生み出し、既存のビジネスモデルを変える、というところまで携われていると感じます。

クライアントと同じ目線で同じ熱量で事業を進めるのがIXのスタイルですよね。
では最後に。木村さんは今後IXにどんな方に参画していただきたいですか?

木村:
IXの風潮なんですが、組織がフラットで上司も部下もなく自由にやらせてもらえる反面、何でもやれる人や自分から仕事を見つけられる人じゃないと、どこまで自由にやって良いのか難しいと感じ苦労するかもしれませんね。

逆に言えば業務の範囲が決められていないので、自分がやったことのないことに挑戦できる環境ですし、自主的に手を挙げられる人には向いていると思います。みんな自分のやるべきことを能動的にガンガン進めてている印象ですね。

IT企業というと技術がわからないとついていけないのではないかと不安に思うかもしれないですが、そんなことはないです!
IXの業務には、帳票などのオフィス系の業務改善であったり、実際に導入したサービスをもっとよりよく活用するためのカスタマーサクセスであったり、DX一つとっても実は本当に幅広い業務エリアがあります。
IXではそれぞれのエリアでのプロが揃っているので、お客様と向き合う際にはチームで臨むことが多いです。
私もお客様とのミーティングなどでは他のメンバーの話などを聞いて今でも「なるほどー」と学ぶ事が実は多いんです 笑
なので、もっと幅広く自分を成長させていきたい挑戦したいという意欲があれば大丈夫です!

私も同じように感じています!
IXのメンバーは自ら仕事を作り進めていく人が多いですよね。そして困った時にはチームメンバーがサポートし、仕事をより高いレベルに引き上げていく、好循環な環境だなって思っています。

木村さん、今日は色々なお話しをありがとうございました!

・・・・・

冒頭にもお伝えしましたが、木村さんの通信系の知識量・経験量はIX随一です。
木村さんのお仕事エピソードを聞くたび
「そんな世界があるんだ!あれってこういう仕組みだったんだ!」と
毎度驚かされ、興味深くてとっても勉強になっています。

IXがクライアント企業に対して、「どんな課題にも応えます!」と自信を持って語れるのは、こうした現場経験豊富な人材が揃っているからなんです。


ところで。
そんなすごいエピソードとトップのイケおじ写真からはイメージつかないかもしれないですが、実は木村さん、少年のような心と女子力も持ち合わせているんです 笑

ガンダムやバイクの話をし始めると止まらなくなったり、いちごのハンドクリームを愛用していたりスイーツ好きだったり。
お酒が進むと、IXのみんなでディズニーランドやUSJに行ってお揃いのキャラクターで歩きたいと、とっても楽しそうに語ります 笑

いつかみんなで行けたらいいですね♪

それでは。

―――――――――――――

INDUSTRIAL-Xでは、一緒に産業の未来を創っていくメンバーを募集しています。
資金調達も行い、これから上場に向けて成長を加速させていく、最高に面白いフェーズにあります!

どのポジションも代表直下でガシガシ新しいことにチャレンジできますので、ご興味ある方はぜひカジュアル面談しましょう!

採用情報のお問い合わせから気軽にご連絡ください。

https://industrial-x.jp/recruit/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?