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舞台は与えられる

自分を表現したい。
そう思っていても、舞台は現れない。

ならば、表現する舞台を手に入れたい。
そう思って挑んでも、なかなか手に入らない。

だから、途方に暮れるんだ。
人生の不公平さを嘆くんだ。
自分の無能さを卑下するんだ。

「こんなに頑張っているのになぜ?」
そんな気持ちが去来するんだ。

でも、本当は、自分を表現する舞台は、
もたらされるモノなんだ。
与えられるものなんだ。

自分が表現したいこと、これが明らかになり、
確固たるモノになった時、
用意されていた夢の舞台が姿を現すんだ。

自分の準備が万端整う。
そのタイミングまで、舞台で踊ることは、許されない。
そんなわけだったんだ。

少なくとも自分の人生は、そんなふうにできている。
つまりはそういうことなんだ。

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