見出し画像

#1 行かないという、選択肢

こんにちは!

我らがスーパーキャプテン小池からバトンを受け取りました、インド教育スタツアのヒラ、文学部の1年です。

渡航しないスタツア

さて、この記事を読んで下さってる方の多くが「インドの話聞きたい!」と(おそらく)思ってくださっていると思います。
残念ながら、(タイトルからお察しの方も多いと思いますが)私はインドには渡航しません。これは両親との相談や金銭面、サークルなど色々な理由があるのですが、おいおいお話できたらな〜と思います。
そんな感じなので、今年の春はどこにも渡航しないんだろうな、と考えていたのですが、結局PCの小池、SPCの恵実さんに頼み込んで勉強会のみ参加することになりました。

これにも理由は色々あるのですが、その中で最も大きな理由はインド教育スタツアが「日本に持ち込むこと」を重視していたことでした。国民の多様性という意味ではインドは日本と比較になりません。しかし、その一方受験競争は日本と同様、もしくはそれ以上に激しいです。環境が全く異なるにもこのような構造的な類似が見出されることを興味深く思い、さらに行きっぱなしにならずに「日本にどう還元できるか」を重視していることから、勉強会だけ参加しても楽しそう!やりたい!!と思って参加を決めました。目下勉強と議論にうきうきの毎日です。

私の学び

折角なので、ひとつ私の学びをご紹介したいと思います。
最近メンバー同士で注力して調べたことに「カーストと教育」がありまして。

本で勉強したり有識者の方にインタビューでお話を聞くところによると、インド政府はカーストによる差別の徹底的な撤廃を掲げており、地方によってグラデーションはありますが、本当にカーストによる差別は薄くなっているそうです(アウトカーストから大統領になった人もいる)。日本人が重めにとらえすぎている、というお話もあったり、そもそもイメージされやすいピラミッド上のカーストも職業から派生したとする説や、実態は伴っていなかったとする説もあり調べるだけでもとても面白いです。

また、カースト制度はヒンドゥー教のものなのでインド人のキリスト教徒はどう生きているのかを調査すると、もともと差別を受けていたアウトカーストの人が差別を避けるために改宗したというお話も聞きました。想像通りではない現実、一筋縄ではいかない現実、そんな面白さをひとつのテーマだけでもたくさん感じることができました。

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/b0065437920903f6db0e43b547518631d218ac5e


ここまでお付き合いくださりありがとうございます。渡航しない、ということは読んでくださっている皆様と最も近い立場にいるといくことだと思っています。そんな立場から、渡航メンバーにはない視点、よりフラットな視点で、インドを見つめて、気づきをお届けできたらと思います。記事を楽しんで頂けたら嬉しいです。

これからもまだまだ愉快で賢い仲間たちが面白い記事を発信していきますので、引き続きチェックして下さいね!ありがとうございました🇮🇳

==

学生団体S.A.L.とは

国際問題啓発団体を自称しているが、実態として活動の幅はより多岐にわたる。フリーマガジン制作や、ドキュメンタリー制作、インタビュー活動から教育支援活動まで、多様で幅広い活動を行う10プロジェクトからなり、長期休みには、国内外のスタディーツアーを実施している。色々な視点、色々な方法で世界を肌で経験し、自分の世界を広げることができることのできる場所である(寄稿者主観)。


学生団体S.A.L.



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?