学生団体S.A.L.インド教育スタディツアー2023

学生団体S.A.L.では、この春、インドでのスタディーツアーを行います!その気づきを共…

学生団体S.A.L.インド教育スタディツアー2023

学生団体S.A.L.では、この春、インドでのスタディーツアーを行います!その気づきを共有します!テーマは【多様性と教育】

最近の記事

#11 “I love my family, but I hate them.“

#10の続きです。 ジャイサルメールで出会った彼女。僕にとって衝撃だったのは間違いない。でもなんとなく同情するという感情は湧いてこなかった。それは今も変わらない。彼女は文化の犠牲者なのは間違いないだろうが、きっと同時にその文化に生かされているのも事実なはずだ。彼女が家を出、ジャイサルメールを捨てることは言い換えればジャイサルメールの文化の担い手が消え、文化の多様性がまた一つ減少することだろう。自由がある人生が素晴らしいと思っているのは僕たちだけのOSだとも言えるかも知れない

    • #10 “I love my family, but I hate them.“

      こんにちは。プロジェクトチーフの小池です。前回の投稿でこのnoteでの発信はラストと言っていましたが、どうしても自分の中で備忘したく、そして書きながら考えたいことがあったのでもう一つだけ投稿したいと思います。(またふらっと戻ってきて投稿するかもしれませんが、僕だけじゃなく笑) 帰国してからもう2ヶ月が過ぎたのにもかかわらず、インドの経験や記憶はまだ割と鮮明に僕の中に残っている。もちろんどんどんと日常に流されていっているのも事実で、きっとそれに根本的に抗うにはもう一度インドに

      • #9 スタディーツアーを終えて

         こんにちは。このスタディーツアーのプロジェクトチーフを務めさせていただいた小池です。SALでは4月はじめに報告プレゼンというイベントがあり、それをもってスタツアは一区切り、となります。何とも外発的なゴールですが、仕方ありません。新学期も始まり、いつまでもインドと教育と多様性について考えているだけでは現実的に生活していけませんしね、、、。僕も早速新しいキャンパスに通い始め、満員電車に揺られる新生活が待ち受けていました。コルカタとデリーで人波に飲まれてきましたが、山手線もなかな

        • #8 ジャイサルメール渡航記

           インド到着から1週間が経ち、スタツア始動とともに伺うことを決意していたジャイサルメール。SALで昔からお世話になっている現地の方、グンパットさんの元にやってきました! 待ちに待ったジャイサルメール  グンパットさんは、現在はラクダツアーの運営やゲストハウス経営をされている方で、先輩たちと同じように私たちもジャイサルメール滞在中の生活は全て彼に頼って送ることに。彼のゲストハウスに泊まり、彼のプランするジャイサルメールの楽しみ方を享受し、彼の妹の誕生にパーティーに招待までさ

          #7 バラナシ渡航記

          バラナシで受けた洗礼 はじめまして、インド教育スタツアメンバーの池亀莉子です!三都市目、バラナシでのことを書きたいと思います。コルカタ、ガヤときて、すっかりインドに適応していた(つもりだった)私達が受けた洗礼、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。アポもなかったので、存分にバラナシを味わってきました。 私自身、まだまだ余韻に浸りすぎていて、タラタラな文章かもしれないですがお付き合いください。ちなみにメンバーは、いまだに目を瞑るとクラクションが鳴り響くようです。みなさん余韻ヒタ

          #6 ブッタガヤ渡航記2

          カーストという束縛。無邪気な笑顔。 その後交流したのは日本の小学生低中学年くらいの子供たち。私たちとは異なる同年代の日本人団体がすでに1週間滞在し、子どもたちと心を通わせていた。私たちが訪れた期間は、ホーリー祭という身近な人間に色の付いた粉末等を塗布し合うというインド伝統行事の時期だったこともあり、子どもたちと一緒にカラフルな色にまみれた。 お話を聞いていて何よりも印象的だったことは、それまで多くの人から「カーストは無い」「色々なカテゴリの人が共存した社会になってきている

          #5 ブッタガヤ渡航記1

          早朝の到着 インド教育スタディツアーメンバーの町田兼都と申します。今回はガヤという都市での1日に満たない体験を拙いながらも詳細にお伝えします。最後までお付き合い頂ければ幸いです。 初めて体験する寝台列車に揺られながら早朝に到着。到着案内も車内放送もない。着いた先は仏教最大の聖地、ブッダガヤ。そのままトゥクトゥクに乗り込んでまずホテルへ。 ホテルの半地下のジムには朝からトレーニングに勤しむ人の姿。上方に目を向けると増築中の3階。しばらく眺めているとオーナーが声をかけてきた

          #4 コルカタ渡航記

          こんにちは!インドスタツアメンバーの一人、大貫恵実です! さて、今回、まずは最初に訪問した都市「コルカタ」についてお話したいと思います。この街では3日間を過ごし、親切な人との出会いやアポでの新たな学びなど、幅広い経験をしました コルカタとはインドの西側にある国内最大級の人口・文化が集まる大都市で、人口密度ではあの首都デリーを超えるそうです。日本で言えば東京を超える大阪、といったところでしょうか? 実際私たちがコルカタの空港に降り立ったのは朝6時を回った時刻だったのですが、既

          #3 インド渡航記

          ただいま日本。  こんにちは。インドに行ってきました。お寿司ってこんなに美味しかったんですね。  はい。とりあえず、インドに行ってる間もみんなでnote投稿してこうね^^とか言ってた三週間前の僕に言いたい、、現地ではそんな時間も労力もないよ!!やるからにはもっとシステム的に考えて取り組むべきでしたね、反省です。旅系YouTuberとか多分本当にすごい。この渡航で彼らの動画は尊敬の念を持って見るようになりました、笑    本題に入ります、笑   今回の渡航を振り返ります。まず

          #2 事前勉強での出会いと学び

          こんにちは。またまた小池です。6人いるとか言っておきながらまたお前かよとか思わないでくださいね、書くの大好きなもので、、笑 さて、実は私たち、#0を投稿した先日からこのスタディーツアーを始めたわけではなく、1月ごろから渡航準備と事前勉強を重ねてきました。インドのことも教育事情もなんにも知らなかった2ヶ月前からは、僕もみんなも少しは成長したかな、多分、笑 そんな事前勉強、S.A.L.のスタディーツアーでは、有識者の方々にアポイントメントをとってお話を聞きに行くのが特徴です。

          #1 行かないという、選択肢

          こんにちは!我らがスーパーキャプテン小池からバトンを受け取りました、インド教育スタツアのヒラ、文学部の1年です。 渡航しないスタツアさて、この記事を読んで下さってる方の多くが「インドの話聞きたい!」と(おそらく)思ってくださっていると思います。 残念ながら、(タイトルからお察しの方も多いと思いますが)私はインドには渡航しません。これは両親との相談や金銭面、サークルなど色々な理由があるのですが、おいおいお話できたらな〜と思います。 そんな感じなので、今年の春はどこにも渡航しな

          #0 インド、多様性の根ざす教育とは、

          丁度1年前 辛く、長く、苦しく、でも、ヒリヒリとした充実感のある受験生生活が終わり、僕は第一志望であった慶應義塾大学への合格を果たした。 ハッピーエンドだ。間違いない。 疑いもなく机に向かい、疑いもなく慶應を選び、 疑いもなく、受かった。 いや待った、なぜ、疑いはなかったのか。なぜもっと迷わなかったのか。自分の信念?いやそんな崇高なものではない。ただ単に、疑うことができず、迷う余地がなかった。多かれ少なかれ盲目的であったのは間違いない。 それでよかったのか? そん

          #0 インド、多様性の根ざす教育とは、