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#7 バラナシ渡航記

バラナシで受けた洗礼

はじめまして、インド教育スタツアメンバーの池亀莉子です!三都市目、バラナシでのことを書きたいと思います。コルカタ、ガヤときて、すっかりインドに適応していた(つもりだった)私達が受けた洗礼、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。アポもなかったので、存分にバラナシを味わってきました。

私自身、まだまだ余韻に浸りすぎていて、タラタラな文章かもしれないですがお付き合いください。ちなみにメンバーは、いまだに目を瞑るとクラクションが鳴り響くようです。みなさん余韻ヒタヒタで重症です。

聖地、バラナシ

インド、ヒンドゥー教、聖地、火葬場、ガンジス川。インドといえば、が集まるバラナシ。ヒンドゥー教徒にとっても旅行者にとっても憧れの場所。バラナシにいけば価値観が変わるとか聞いて、私達のバラナシへの期待はいうまでもなく高かった、というか、あえて期待しなくても、バラナシには行っておけば何かあるだろう、何か得るだろうという受け身な感覚だったのかもしれない。少なくとも私はそうでした。

上の居住者との出会い

寝台列車でガヤからバラナシに到着して、大気に霞んでぼんやりとした朝日とクラクションの音に起こされながら部屋についた。

さあ外に繰り出そうというとき、部屋の外で私たちを待っていたかのような居住者に話しかけられた。悔しいことに、文面で見れば、私たちが単に不用心な旅行者であったかのように簡単に伝わってしまうだろう。しかし”We are friends! No money!”といわれてしまえば、コルカタやガヤで暖かい出会いを経験していた私たちには彼らを疑う余地はこれっぽっちもなかった。序盤に比べると随分あっさり、彼らの車でバラナシ観光に連れて行ってもらうことを決めた。高級車に乗ってバラナシ市内を回り、現金がないと主張する彼らに昼食代とガソリン代を請求されて、ようやく私たちは動揺して、必死に別れにこぎつけたのだった。

幸運なことに、5日目にして「インドらしい」、地球の歩き方で読んで構えていたような出会いは初めてのことだった。旅での出会いって素敵だな~、インドってなんて暖かい国なんだろう~って現を抜かしていた私たちは衝撃でしばらくガンジス川のほとりで動けないほどだった。でもそんなショックを受けるほどに、インドに来てから数々の出会いに心を動かされ、想いが生まれ、愛着が湧いていたのである。

実はこの時のこれは非常においしかった!まあいいか。
→ガソリン払えないのよね〜3000ルピーちょうだい、え?


ハッピーホーリー!?

ホーリー祭(Holi)とは、インドネパールヒンドゥー教春祭り。春の訪れを祝い、誰彼無く色粉を塗りあったり色水を掛け合ったりして祝う。

https://ja.wikipedia.org/wiki/インド

ちょうどバラナシにいた日はホーリー祭のメインの日だった。やっとのことで動き出しても、私たちは空から突如色水の入った袋が投げつけられることに怯えて逃げ惑っていた。このお祭りでは色粉をつけあい”happy holi!”の挨拶やハグで終わらせることが多いのだそう。私たちは白い歯を見せて追いかけてくる人たちに本気の拒否を示して、川沿いを走って伝っていった。

ホーリーのあと、街はカラフルに彩られ、
人もカラフル、この紫の塗料は全然落ちない!

ガンジス川

バラナシについて早々、いやようやくのインドの洗礼に戸惑いつつも、折角だからとガンジス川のボートに乗ることを決めた。そこでは独特な世界観に飲まれ、不思議な感情を覚えた。火葬場やバラモン(司祭)による祈りの儀式を見て、いつもなら無意識にカメラを向けて構えてしまうところを、必要以上に撮影する手が止まった。インドで友達になった人たちの、教祖を信仰する敬虔で熱心な姿、自分にはない姿が思い出された。ここにいる多くの人たちにとっての、神聖で特別な場所、そんな全く別の世界にいる自分、という感覚だった。旅でされたぼったくりだとか個々の出会いの良し悪しを考えているのなんてくだらないような、そんなことに受動的に一喜一憂しに来たのではなかったのだ、というような気がした。

結局何がいいたいかというと

バラナシの出来事をピックアップして並べると、こんな感じです。結局、得るものなんて無限にあります。笑 行く前のちょっとした情報とかイメージ通りに済むことなんて、ないです。なので、安心して大丈夫です。ただ受け身になってボーっとしてると、うわぼったくられた!って悪い印象になるかもしれません。でも現地の雰囲気、会う人、(がどんな人か笑)、食べるもの、食べるものの辛さ。全然違うし、何が起こるかわからないし。だからこそ充実感、マックスです!満たされない方バラナシへどうぞ。今度はハッピーホーリー、笑顔で一度言ってみたいです

ps.
帰国後6日間の発熱、、。発症10日目にしていまだ苦しんでいますが、、、バックグラウンドでインドの屋台飯の動画を見あさっている最中です、恐るべし、インドの余韻。。。笑
帰国してすぐの時も、滞在中から2週間以上続く激しい下痢と腹痛という強烈な思い出を残してくれたインドでしたが。インドに行ったと伝えたときのお医者様の怪訝そうな顔、忘れられません。笑。

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学生団体S.A.L.とは

国際問題啓発団体を自称しているが、実態として活動の幅はより多岐にわたる。フリーマガジン制作や、ドキュメンタリー制作、インタビュー活動から教育支援活動まで、多様で幅広い活動を行う10プロジェクトからなり、長期休みには、国内外のスタディーツアーを実施している。色々な視点、色々な方法で世界を肌で経験し、自分の世界を広げることができることのできる場所である(寄稿者主観)。


学生団体S.A.L.

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