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日経やS&Pの暴落!メディアSNSを鵜吞みにするな。”考え方”が重要

日経平均もS&Pも今年最大の暴落ーー。

初めてこれを経験する個人投資家も多い中、「まず落ち着いて冷静にメディアに流されず判断してほしい」ということで今日書いています。世の中のメディアやSNSは一緒くたに、危機感を煽るような内容バーゲンセール中だから買えばいい!等、私たちからすると責任のないことを書いています。

今後の対応の「答え」はそれぞれ違います
キーワードとなるのが「リスク許容度」。これなしにしては語れません。



直近の日経・S&Pの暴落

最近のニュースでは、日経平均とS&Pが今年最大の暴落を記録しました。-10%程資産が減った方も多いかもしれません。

このブログでは、この暴落の背景や理由について解説するのではなく、長期投資家としてのマインドについて触れたいと思っています。

このような大きな市場の変動は、多くの投資家にとって初めての経験かもしれません。

大きな値動きに驚くかもしれませんが、
まずは落ち着いて状況を把握すること。
これが重要です。




メディアやSNSの反応

さて、世のメディアやSNSの反応は
どうでしょうか?

ご想定の通り、本当にさまざまな意見や情報が飛び交っています。

中には、危機感を煽るような内容や、「バーゲンセール中だから今が買い時!」というものもあります。

「大暴落中はいつ買ってもOK」
「新NISA始めるなら今」

…など、大暴落!やったぁ!と言わんばかりのちょっと危険な匂いがする発言や…

「今すぐ処分しろ」
「絶望の新NISA」

…など、あたかも暴落を避けるべき事象のように語るものまで…


どちらの意見に流されるのも避けたいところです。

なぜなら
答えは個人個人によって違うから
Youtubeやツイートは不特定多数へ届けるものなので、エッジの効いた発言をしたもの勝ちです。でも、冷静に、自分自身の状況と向き合い、判断することが求められます。

このブログではその「考え方」について書きます。

そこでキーワードとなるのが「リスク許容度」ーー。




”リスク許容度”のおさらい

ここで軽くリスク許容度のおさらいをします。
知っているよ!という方はこのセクション飛ばしてください。
(リスク許容度については以下記事でも詳しく書いています)

📌リスク許容度とは📌

「リスク許容度」とは、個々の投資家がどれだけのリスクを取れるかという尺度。年齢や収入、資産の額、投資期間などによって異なり、積極的〜保守的の幅が出る。

数値で測れるものではないし、主観的な要素が多いので感覚論になる場面も。

リスク許容度を左右するいろんな要因




皆さんは3つに分かれる

投資家である皆さんは、
主に3つのタイプに分かれるーー
そう思っています。

そして、それぞれのタイプごとに、今後の対応策が異なります。自分がどのタイプに当てはまるのかを確認し、適切な行動を取ることが重要。

今回の日経平均・S&P暴落のニュースを見て、
皆さんどう思いましたか?

さて、どれに当てはまるでしょうか?


タイプ1️⃣: 正直不安

「正直不安…売るべきか1回でも悩んだ」あなた。
明らかにリスク許容度を超えています。

そもそも株式はハイリスクハイリターンの資産クラスであり、リスクが高すぎます。と言ってももう買ってしまっており、過去の間違いは変えられないので、仕方ありません。
直近かなり株式の調子がよかったので、暴落を経験できたのは心理的にいい教訓を得た、としましょう。対策としては以下を徹底しましょう。

・とりあえず現在の投資をホールド
・今後の追加投資は一切しばらくやめる
・もっと先の話として(来年とか)株式の割合を減らして、債券などを増やす


タイプ2️⃣: 不安とまではいかないが気にはしちゃう

「不安とまではいかないが気にはしちゃう」あなた。

リスク許容度がギリギリの状態かもしれません。
本来、長期投資なのであれば、相場を狙ったり、暴落で一喜一憂することじたいあるべきではなく、今回は少しアグレッシブに出ちゃった可能性があります。

投資家には安定的な心理状態はとても重要です。
私たちが実践してよかったのが、投資アプリを削除すること。ホントにそれだけで?と思うかもしれませんが、効果絶大でした。気にしちゃう欲を抑えるのです。ニュースも、見てももちろんいいけど、純粋に「世の中の出来事」として第三者視点で受け止めましょう。

・気にする要因を消す(アプリや極力オンラインで調べない)
・毎月の積立等、追加投資も続けてOK。しかし減額を推奨
・新たなスポット購入はNG
・今後の話として、株式の割合を減らすことを推奨

また、毎月の積立については、続けてもいいと思いますが、減額を検討しましょう。

今回は-10%程度の下落で収まりました。
本来、資産運用するならば、-50%を覚悟しておきたいところ。

それは過去の下落をみてもわかります。
なので、今回で「気にしちゃった」レベルであれば、リスク許容度を超えている可能性があるので、もう少し預金として持っておく・債券等など、投資ポートフォリオのリスクを減らしましょう。


タイプ3️⃣: 朗報と捉えていて今後の追加投資を検討中

最後に
「朗報と捉えていて今後の追加投資を検討中」あなた。

リスク許容度に応じた、投資ができている証拠だと思います。

・毎月の積立等、追加投資も続けてOK
余裕があれば、新たなスポット購入を検討してもOK


まとめると、
こんな感じでしょうか。

冒頭で書いた、メディアやSNSを鵜呑みにしない理由がお分かりになったでしょうか?
リスク許容度に応じて、3️⃣であれば株価下落はバーゲンセールだし、1️⃣であれば恐怖でしかないのです。同じ-10%の下落だとしても、それぞれ対応が異なるべきーー。ごく自然な、ことなのです。



”あなたの”リスク許容度を考え直そう

すべてのキーワードは
”あなたの”リスク許容度です。

メディアSNSは一律に語られているものなので、一つの材料として捉えましょう!

株式投資をやっている以上、下落は必ずきます。度合いはあれど、これは言い切れます。「ノーリスクハイリターン」というおいしい話は存在しない、という前提に立つと、ごく普通のことですよね。

過去70年のデータを見てみると:
・3%の下落は、1年の中で7回以上起きる

・5%であれば、年3回
・15%以上の激しい暴落は数年に1回程度

今年は調子が良すぎたかもしれませんね。
年末にかけて、来年もそうですし、更なる暴落が起きるかもしれないので

その「覚悟」をしておく必要がありそうです。



🏃‍♂️ 行動に移そう

今回の暴落に対して、あなたがどのタイプに当てはまるのかを見極め、自分自身のリスク許容度を改めて考えることが重要です。メディアやSNSに流されず、冷静な判断を心がけましょう。投資は長期的な視点で見ていくことが大切です。自分に合った投資スタイルを見つけ、安心して投資を続けていきましょう。




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