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多様な発想支援士養成講座step2【なごみ】2023年7月期『海外のインクルーシブ教育に学ぶ』

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。
当NPOでは7月に「多様な発想支援士養成講座」のstep2【なごみ】を開講いたしました。step2【なごみ】のテーマは「インクルーシブ教育とは(応用編)」です。step2【なごみ】は、5つの講座で構成しており、外国のインクルーシブ教育の状況にも目を向けて視野を広げ、また、子どもを肯定的にとらえる視点、人権という視点からインクルーシブ教育の理解を深めていきます。

『海外のインクルーシブ教育に学ぶ』の講義は、星美学園短期大学客員研究員の大内  進先生にご担当いただいています。大内先生のプロフィールはホームぺージをご覧ください

それでは、7月期(7月~9月)の受講生の感想をご紹介します。

  • イタリア人とはアパレル関係の仕事で30年近く付き合っていますが、若いデザイナーの子でもパリの地下鉄で白い杖を持った人を見つけると、さっとフランス語で「どうぞ私の肩につかまってください」と声をかけ、雑踏のなかごく自然に安全に地下鉄に乗れるよう介助していたことを思い出しました。田舎の農村で育った豊かな人間性をもった彼女は、他人のニーズを幼いころから想像する環境が学校にあったのだろうと想像します。移民問題、経済問題で悩むヨーロッパ、それは日本の数年後の姿なので、子どもたちにはダイナミックに多様な人と付き合っていく力をつけてほしいと思いました。【社会教育委員 放課後教室主催】

  • さまざまな国のインクルーシブ教育を知って、国の考え方はもちろんですが、制度、教育でこんなに違いがあるのだなっと知りました。開いている社会の国は、より柔軟に実践できているし、フルインクルーシブ教育を実践しているイタリアの話もすごく興味がわきました。スリッパが1種類という話は、言われないと気づきませんでした。当たり前を当たり前と思いすぎている自分だなっと恥ずかしくなりました。すごく勉強になりました。ありがとうございました。【教育委員会家庭教育支援チーム員】

  • イタリア、デンマーク、イギリスなどの取り組みについて詳細に学ぶことができ、大変有意義な時間となりました。海外で試行錯誤を重ねながらもここまで取り組めているのなら、日本はたしかにまだまだ道半ばであると感じました。今後も広く深く思考を重ねていきたいと思います。【特別支援学校教員】

  • 限られた国々ではありましたが、諸外国のインクルーシブ教育の実践、運営等の情報を分かりやすく解説して頂きイメージしやすくありがとうございました。感謝です。沢山の配慮のもとに出来上がった講座であるだけに私には有難く感謝しております。【教育委員会社会教育課子育て支援チームリーダー】

  • 世界はこんなにもインクルーシブ教育が進んでいることに驚きました。学校だけでなく、チームで動くことが大切なこともわかりました。最後の「1サイズのスリッパ」は、目からうろこでした。何気ない、当たり前の生活の中にも、インクルーシブ教育があることを知りました。【家庭教育支援チーム員】

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さて、NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の「多様な発想支援士養成講座」は、インクルーシブ教育について学べるよう、様々な角度からインクルーシブな発想とはどういったものかを学んでいけるよう構成しています。私たち大人が誰もが共に幸せに暮らしていける社会をつくるためには、どうすれば良いのかを考えていきます。教育関係者、福祉関係者、地域で活動している方、支援者、保護者、特別支援教育アシスタント、保育士、放課後児童クラブ勤務、児童デイサービス勤務、学生、子どもに関わるすべての方々、どなたでも受講できます。講座は、毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月、動画を視聴して自分と周りの人達との多様性について考えていきます。それぞれがありのままの自分でいられる社会となるよう、皆さんとゆるやかに繋がっていけると嬉しく思います。「多様な発想支援士養成講座」の詳細はホームぺージからご覧ください

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