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多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年10月期『インクルーシブ教育とは』

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。今季一番の寒気がピークを迎え、雪が降り続いています。皆さまがお住まいの地域はいかがでしょうか?

さて、近頃「インクルーシブ教育」や「インクルージョン」という言葉を耳にする機会が多くなってきました。それってどのような教育なんだろう?何のことなんだろう?と思ったりしませんか?当NPO法人の『多様な発想支援士養成講座』では、教育や福祉だけでなく社会全体で必要な多様な視点を通してインクルーシブ教育について学びます。

今回は『多様な発想支援士養成講座』step1【すこやか】で『インクルーシブ教育とは』を2023年10月~12月に視聴された方々の感想を紹介します。お話いただいたのはインクルーシブ教育について研究をされている野口晃菜さんです。野口晃菜さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください

  • 教室にいる一人ひとりが自分らしく学べているか、言えないだけで傷ついていたりしないか、アンテナを張って安心できる空間を作っていきたいです。何があっても子どもたち一人ひとりの人権を守ります!!特別支援学校という、障害のある子どもしかいない空間で働く私達の中で、インクルーシブ教育という言葉が話題に上ることはほとんどありません。交流及び共同学習の実践で少し話題になる程度です。そもそも障害のある子どもしかいないんだから、インクルーシブは関係ない?と考えてしまいそうにもなります。でも、インクルーシブは障害の有無に関わらずすべての人を対象としたものであり、多様性を前提とした社会を作るプロセスであるのだから、関係のない学校なんてないはず。私の教室にいる子どもの顔を一人ひとり思い浮かべてみました。肢体不自由の特別支援学校。肢体不自由に対するアプローチは当然ながら手厚いです。でも一人ひとりの子どもが肢体不自由の観点からのみ語れるはずもなく、視覚、聴覚、知的発達、ジェンダー、家庭環境等々、様々な特性を持った個の集まりです。さらにそこに、障害に起因して表出することの困難さを持ち合わせています。だからこそ、私たちはより敏感に繊細にアンテナを張り、一人ひとりを傷つけていないか、学ぶ権利を保障できているかに意識を集中させないといけません。しかし、表出が困難なことに甘え、そこが疎かになっている現状も残念ながらあると思いました。それは人権侵害だと思います。学校は何があっても子どもを守らないといけません。難しいことはこれから勉強するにして、とにかく明日も来てくれるであろうあの子たちが、安心して自分らしく学べる空間を作れるように、周りの先生たちと少しずつおしゃべりしながらやっていきたいと思います。これからも勉強していきます。ありがとうございました。【特別支援学校講師】

  • マジョリティーが優先される教育課程で育った自分の考えをリセットにしなければいけないこの時代、とても分かりやすく心に突き刺さりました。まずは私自身の考えを改め我が子や他の子ども達に接するようにします。ありがとうございました。動画視聴は主婦にとってはフレキシブルに学べる為ありがたいです。【主婦(PTA役員)(NPO理事)等】

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いかがでしたでしょうか?2023年7月~9月に視聴された方々の感想を紹介した記事もありますので、ぜひ参考になさってください。

NPO法人日本インクルーシブ教育研究所ではインクルーシブ教育について学ぶ「多様な発想支援士養成講座」を主催しています。共に学び、共に生きることについて考えながら、人々がゆるやかに繋がっていき、社会全体で子ども達を支えていける社会をめざしています。すべての子どもと大人が幸せに暮らしていけるヒントをつめこんだ動画視聴講座を通して、誰一人取り残されない社会を目指して、多様な視点をもつ手だてを知っていただけると嬉しく思います。1月5日からstep4【いとし】も開講しましたので、ぜひご視聴してみてください。
多様な発想支援士 step4【いとし】

多様な発想支援士養成講座は、毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月ご視聴いただけます。3か月間の視聴で、多様な視点や発想を学ぶことで自分と周りの人達との違いが見えてきます。そして、それぞれの違いを受け入れていきながら、皆さんとゆるやかに繋がっていけると嬉しく思います。「多様な発想支援士養成講座」の詳細はホームぺージからご覧ください

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