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多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年7月期『インクルーシブ教育とは』

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。

多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】で『インクルーシブ教育とは』を2023年7月~9月に視聴された方々の感想を紹介します。お話いただいたのはインクルーシブ教育について研究をされている野口晃菜先生です。野口晃菜先生のプロフィールはホームぺージをご覧ください

それでは、7月期(7月~9月)の受講生の感想をご紹介します。

  • 学校が分離教育であれば、障がいがある人と接したことがない人51%の数字は当然の帰結だと、重く受け止めました。小学校35人学級にどれだけの割合で障がいや不登校などの子どもがいるか、というような具体的な数値も出していただき、たいへん参考になりました。多様な子どもたちがいることを前提とした教育システムをめざして、これからも思考を重ねていきたいと思います。ありがとうございました。【特別支援学校教員】

  • 障害を持つ息子が学校になじめず、どうして学校は?先生は?と思ってきました。皆口々に皆違っていいというものの、息子の障害に理解を示しているとは思えなく辛い想いをたくさんしてきましたが、自分が実際に大学に勤め始め、皆違っていいといいつつ、そもそも社会構造をマジョリティ側が整備している以上、マイノリティ側が持つ実際の課題にどれだけ気づけているのだろうか、ということは疑問でした。そのあたりのことを野口さんから実際に聞けて、もっともっと私にも自覚が必要だと思いました。【大学職員・保護者】

  • 多様な子供たちの教育を受ける権利を学校で保障する、合理的な配慮の提供がインクルーシブ、教育システムと改めて学ぶことができました。システムの選択ができ、意欲的に学ぶことができる多様な学び方が当たり前となる、そんな環境が作れたら、子供の才能を最大限に生かしていくことも可能だと感じました。ポジティブな側面に着目する取り組み一つでも、その取り組みがないとやることさえ難しかった子もできるようになり、もともとできた子もその取り組みから多角的に物事をみれてより良い方法を見つけることができるとそれはプラスでしかないように思いました。また、ユニバーサルな環境を増やすことによって、苦手やできないと言ったことも少なくなり、できない子や人と違う子の排除も減るのではと感じました。マイナス面にとらわれずポジティブに、そして自分の心を大事にする、それが相手を重んじる事につながるということ、勉強になりました。聞きやすく、レジュメもわかりやすかったです。【会社役員・保護者】

  • 社会がマジョリティ仕様につくられているということを改めて認識しました。マジョリティ性を多く持っている私は、その特権や優遇されていることに無自覚なことが多々あります。学校では、多様な子どもたちが学んでいるということを再認識し、適切な学習環境を提供できるように、個々の教育支援を考えていきたいです。貴重な講義、ありがとうございました。【学習サポーター】

  • 今の社会がいかに『マジョリティ仕様』につくられているかということに改めて気付かされました。そして、マジョリティ性を多く持った人たちが、自ら優遇されていることに気づかない限り、真の意味での『インクルージョン』が望めないということにも。なんの環境整備もないまま(私たちの育ってきた時代のように)ただ同じ空間に居るというだけでは、お互いを理解し合うことはできませんが、多様な子どもたちがいるということを前提に個々のケースに合わせて環境を整備していき、その中で共に生活していけば、子どもたちはお互いを理解して、もっと生きやすい社会を作っていけるに違いないと思います。【主婦】

  • 自身のマジョリティ性とマイノリティ性を考える質問が分かりやすく、子どもを理解する指針になると感じました。子どもの困難さを見つけたり支援の工夫を考えやすくなるので頭に入れて子どもとかかわりたいです。障がいの社会モデルでは「障がいのある人を前提として環境を変える」という視点で私は、障がいと難病児の母なので当事者意見を積極的に発信していきたいし、インクルーシブ飲食店を自営しているのでインクルーシブな子どもの居場所になるような企画も考え実践したいです。私は支援高等学校に通う障がい(知的、身体)と難病(難治てんかん)を併せ持つこどもと普通学級に通うきょうだい2人の3人の母であり、良くも悪くも子どものお陰で普通学級、支援学級、支援学校を知ることができました。野口先生の講座はイラストや資料、実践画像などもとても分かりやすくインクルーシブ教育を知らない方にインクルーシブ教育を説明するヒントが沢山ありました。本も読みやすく理解し易かったです。ありがとうございました。インクルーシブ教育はマイノリティの発信もなくてはならないものですが、いかにマジョリティに知ってもらい興味を持ってもらうかも大事なことだと思いますが、そのために身近に出来ることは何でしょうか?また、障がい児や難病児のこの高校卒業後のインクルーシブな進路選択はあるでしょうか?うちのように重い障がいを持ち合わせて、てんかん発作も毎日ある子どもの進路の選択肢が少なすぎて、その中でも選ぶとしても送迎などが親がかりであるのが当たり前で、親の人権はどうなるのでしょうか?親への支援やメンタルケアについても知りたいです。【当事者家族(自営業)】

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NPO法人日本インクルーシブ教育研究所が主催する「多様な発想支援士養成講座」は、インクルーシブ教育について学びながら人々がゆるやかに繋がっていき、社会全体で子ども達を支えていけるよう構成しています。子どもと大人が幸せに暮らしていけるヒントがたくさん入っている動画視聴講座です。子どもとの関係性や保護者対応にお困りの方、発想の転換でいろんな困りごとが解決できるようになっていきますので、ぜひご視聴なさってみてください。

多様な発想支援士養成講座は、毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月ご視聴いただけます。3か月間の視聴で、多様な視点や発想を学ぶことで自分と周りの人達との違いが見えてきます。そして、それぞれの違いを受け入れていきながら、皆さんとゆるやかに繋がっていけると嬉しく思います。「多様な発想支援士養成講座」の詳細はホームぺージからご覧ください

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