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【吉野敏明】元・参政党 反ワク陰謀論歯科医


吉野敏明

(元・参政党)東京都
陰謀度 5 ★★★★★

日本逃げて(参政党 公式HP

【陰謀要素】
・元参政党員 ・こどもコロナプラットフォーム ・極右
・コロナ陰謀論 ・反ワクチン ・反マスク
・エセ医療 ・がん医療デマ ・メタトロン ・自然食 ・反農薬 ・食品デマ
・ディープステート ・国際金融資本 ・スピリチュアル ・波動 ・陰陽五行

【マネタイズ】
・歯科医 ・書籍・DVD ・YouTube

【関連陰謀論者】
◆参政党
松田学 ・神谷宗幣 ・川裕一郎 ・藤本かずき ・杉原大輔
土岐和貴 ・月足まいこ宮出ちさと ・奥野はるな昇拓真
五十嵐まさお ・菅原一聖
 ◆元参政党
赤尾由美 ・武田邦彦 ・大村小太郎 ・太田勝規 ・出原秀昭 ・橋口和矢
大隈優子 ・藤村晃子 ・木下かなる ・牧みゆき ・井田雅彦  ・福田智里
◆参政党関係者
・矢作直樹 ・我那覇真子 ・和泉修 井上正康大谷ゆみこ ・鈴木裕美
◆反ワクチン関係
・西田昌司 ・原口一博 ・及川幸久 南出賢一
内海聡 佐々木みのり ・細川博司 藤沢昭徳 村上康文 ・大橋眞
柳澤厚生 ・張徳義 ・大石邦彦 ・藤井聡  ・深田萌絵 
羽賀ヒカル ・Marre

【メモ】
◆カルト参政党の教祖・神谷宗幣をも上回る陰謀論者。
◆スピリチュアルも抑えていて100点満点の参政党員。
◆気性が激しくナチュラルハイでデマ拡散。
◆重度の陰謀論者だが、歯科医としての不評は漏れ伝わって来ない。(歯医者に徹してればいいのに)


■ メロンパン吉野

グルテンフリー、2022年の一時期「なにやらグルテンが身体に悪いらしいぞ」という噂が、食品・栄養学リテラシーの欠けた一般人の間で広がっていた。
小麦アレルギーがある人やセリアック病の場合は確かに小麦摂取に大きなリスクが伴なう。しかし普通の健康な人なら小麦を摂り過ぎたところでせいぜいカロリーと糖質の過剰摂取になる程度のリスクしかない。

こっちが聞きたい

参政党が選挙戦を行なう中で、吉野の主張する小麦を危険とする説を野放しにした理由は3つ考えられる。
① 国内農家の保護を訴えることができる。
② 熱いことを言える。
③ リテラシーの無い層からの支持を得られる。


①番目はともかくとして、まともな人なら②と③は意味が分からないだろう。
まず①番目について説明すると、参政党は愛国主義政党だ。(議席獲得までは政治団体)
日本の利益を最大限重視する、つまり国益重視の方針に重きを置いている。これは政治的志向として十分理解できるし評価もできる。
多くの人には「国産の農畜産物は安心安全」というイメージがあるだろう。日本の農家を優遇する政策をとって、海外からの農畜産物や食品の輸入量を減らせば、国民も国内農家も喜ぶ筈だ。

戦後、日本は小麦を海外から大量に輸入してパン食が増えて、コメ消費量が減った。そしてコメ余りとなった結果、国策に乗って減反をするコメ農家が数多くいた。コメは日本の心。なのに欧米の食文化を採り入れて国内コメ農家を滅ぼす政府。
農業は国防に関する一大事だ。もし戦争が起きて海外からの食糧輸入が
途絶えれば、日本は戦うこともままならない。軍事力同様、国は農家のことを考えるべきなのである。
というのは一般論としては正しく、これを特にネトウヨが好んで強く主張したがる。
そんなネトウヨ層、愛国者の票を獲得するために、参政党は吉野の小麦危険というデマを容認したのだ。
・小麦を輸入してコメ農家を潰した日本政府!
・カネのために外国勢力に魂を売り渡した日本政府!
そういう構図と主張を強調して、②番目の『熱いことを言える』に繋がるのである。

ブーメランですか???ずっと寝てて欲しかった

食べ物の安全、国内農家の保護。これを農業政策の両輪に見立てて演説で熱く主張するために、参政党は小麦悪玉説のデマを利用したのだ。
もちろんそんなデマは一般教養のある人なら騙されない。しかしウソをウソと見抜けない層は一定数いて、これが③番目の『リテラシーの無い層からの支持を得られる』にまでキレイに繋がるのだ。
参政党は2022年の参院選で、真っ当な右翼的主張では支持をそれほど得られないことにいつしか気付き、手っ取り早くリアクションを得ることのできる陰謀論に手を染めて行ったのである。
まともなことを言っても他党との差別化を図れない。しかし陰謀論を唱えれば情弱や社会的弱者を釣ることができる。「小麦は危険!メロンパン食べると死ぬリスク!国内農家を守れ!日本人よ誇りを持って立ち上がれ!国際金融資本なにするものぞ!」党員感動の涙。え?

「今まで自分なんて生きる価値を見出せなかった。だけど真に日本のことを考える参政党のおかげで生き甲斐を見出せた。自分にだって生きる価値があるってことを参政党は教えてくれた!」
そうした層が魂を捧げたことで参政党はカルト教d、、魂の震える政治団体へと進化したのである。

「これを言ったら各業界に大打撃…でもハッキリしているがん・アレルギーの原因はなんと「小麦」にあった!」西田昌司×吉野敏明 参政対談 VOL.2

また吉野は医療人としてあるまじき、相関関係と因果関係を結び付ける発言もしている。上記リンク先動画の吉野の主張をまとめると、「乳製品・小麦・食品添加物の摂取量が増えたらガン患者が増えた」と言うのである。
疑似相関として有名な「アイスの消費量が増えると溺死者が増える」と同じ理屈だ。

吉野敏明「日本人が小麦を食べるというのは、白人が水銀中毒になるのと同じことです。​
小麦とはメリケン粉、つまりアメリカから来た粉ですから、戦前の日本には存在しませんでした。​」

(出典:選挙ドットコム

▲▲ そして上記のようなバカげたことも口走っている。ツッコミどころしかないのだが、、、

でもこれでいいの、参政党は。どうせ頭の悪い人を支持者に付けた方が票を動かしやすいしカネを取りやすいんだから。という意思表明とも受け止められる。これはこれで選挙戦略としては間違っておらず、NHK党が国政政党に打って出ることができたのも似たようなやり方だったからだ。ネットが発達したことによる国民を馬鹿にしたニッチ戦略なのだが、おかしな言い分は票の掘り起こしには有効だったガーシーの比例当選がその極みだ。

「メロンパンを食べたら死ぬ?」【吉野敏明】

▲▲ 吉野はメロンパンを危険だとした不用意な発言を後に誤魔化してもいる。
発言責任を取らないでも政治が務まると思っていることが怖い。。

そして深田萌絵との対談でも、吉野は小麦の危険性をすり替えて誤魔化している。▼▼

▲▲ さらにこの中で恥ずかしいのが、深田から「うどんやラーメンを食べると食べた分以上に太る(体重が増える)」ことを疑問として問われると、吉野は「ヒトの身体は不思議なことが起きる」と答え、そこからは自分のしたい話しに都合が良くなるように、アトピーや難病の話題に話しをすり替えている。栄養学や生理学が分からないなら「分からない」と言えば良いのに。

※ うどんやラーメンを食べるとそれを食べた分以上に体重が増えるのにはちゃんと理屈がある。
ダシやスープに含まれる塩分を摂ると、同時に水分も体内に溜め込まれる。また、小麦に含まれる糖質がグリコーゲンとして貯蔵される際に一緒に水分も体内に溜め込まれる。だから食べた分にプラスして水分の量で一時的に体重がドカッと増えるのだ。
うどんやラーメンを食べたからといって体脂肪が急に増えて太るわけではない。


■ 反ワクチン

反ワクは個人の命や公衆衛生に悪影響を及ぼす恐れがあるのだが、メロンパンの印象が強い吉野はバリバリの反ワクさんでもある。

反ワクをこじらせてコロナ陰謀論に染まって、コロナウイルスが人工的に作られたものだと。。挙句の果てにウイルスで「特許を取った」だの。。。これはもはや我々を楽しませるためのギャグなのだろうか?2兆個のギャグ持ってそう。
趣味としてXのコミュニティノートコレクターでも目指しているのなら、その生き方でも間違ってないと思う。。。


■ 参政党 離党

2023年11月19日、吉野は参政党に退会届を提出。参政党公式HPのメンバーページからも削除されている。
はたから見ていると教祖・神谷宗幣に利用されて使い捨てにされた感があるが、参政党員以外にとってどうでもいいこととしか思わないだろう。

私の秘書は参政党を騒乱することなど天地天明神に誓って一切しておりません

などとXポスト内に書いてあるが、吉野自身が選挙を通じて陰謀論で国を騒乱させたことは間違いない。
これに懲りて善良な歯医者に戻って欲しい。くれぐれも極右陰謀論政治団体・日本保守党が受け皿になることだけはあって欲しくない。


【類似陰謀論者】
細川博司森田洋之宮沢孝幸福田世一 ・長尾和宏


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