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みんながしてることが正しいとは限らないよ

こんにちは。たいぞーです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。

僕は、一昨日寮(大学の学生寮に住んでるんで!)の最後の飲み会がありました。寮は、僕の中で第2の家族的な感じで、みんながみんな結構仲が良フロアによっては頻繁に遊びに行ったり、よく飲み会をしたりしています。その中でも僕たちのフロアは飛び抜けて仲が良いですね。

飲み会の開始時刻は、21時であったのですが(結構余裕持ったつもり)、談話室(寮のリビング的な部屋)に時間通りに集まっていた人はなんと2人だったのです(笑)。それもそのはず、自分たちで開催した飲み会に遅刻や罰則という概念がないことをみんながみんな知っています。なので、いつもそれぞれがゆっくり着替えたり、ごはんを食べたり、お風呂に入ったりと自分のペースで来て、開始時刻は結局23時すぎとかになってしまったのです。
この時に思いました。

「何で時間を決めても集まる時と集まらない時があるんだろうか。」
「なんで飲み会の時だけこんなに集まりが悪いんだろうか。」

そんな今回は、人の行動原理について話していきたいと思います。


・みんながしてることが正しいとは限らないよ

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昨日の飲み会だけではない。友達同士で遊びに行く時や、大学の授業なども時間通りにきっちり全員集まらない。だが、会社や学校の集まりや異性とのデートではきっちり守って集まる。なぜ開始時刻を決めていても毎回毎回、みんな集まる時と集まらない時があるのだろうか。

それは、「みんなどうせ来ないからまだ大丈夫でしょ」「みんながまだ来てないなら自分も大丈夫だ」とみんながみんな心の中で思っているからだ。この行動心理は、8つの行動原理といわれているうちの1つの「社会的証明の原理」だ。「社会的証明の原理」とは、多くの人がやっていることこそが正しいと思ってしまうバイアス的な原理で、その行動をしている人が多ければ多いほどそっちが正しいと思って、動く人が多いため「行動の多数性」とも僕は呼んでいる。

例えば、新しくオープンしたカフェに行列が出来ているを見ると、「こんなに並んでいるということはさぞかしおいしいのだろう」と思って並んでみたり、上司から誘われた飲み会に同僚が誰も断っていないのを見て、「上司から誘われた飲み会はいかないといけないものなんだ」と思って行ったりするよね。それも人間は誰しも行動原理を持っているからそう思って当たり前なのだ。

それで今回の場合、寮の飲み会にはいつもみんな時間通りに来ないことを知っている。みんながみんな、「どうせみんな集まるの遅いから開始時間遅いでしょう!」「時間通りに来ないことは悪くない」と自分で勝手に判断して思ってしまい、毎回みんながみんな集合時間に集まらないといった状況になってしまうのだ。つまり、このみんなの行動原理(社会的証明の原理)自体をしっかりと変えていかないことには、寮の飲み会では一生時間通りに集まることは無い。(笑)

他の行動原理でも、何かをされたり、プレゼントされたら何かをお返ししたくなる「返報性の原理」であったり、自分の行動であったり趣味が似ていると思った相手に興味をもつ「類似性の原理」といったりとかなり日常的にあるものばかりだ。 是非、心理本を読んでみて欲しい。自分を見直せるきっかけになるかもしれない。

・みんな集団思考を持っている

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もう一つ集まらない原因が考えられる。それは、集団でいることに日々の充実感、満足感、楽しさを感じる「集団思考」だ。集団思考を持っている人がほとんどだからこそ、時間通りに集まらないのだ。周りが時間通りに行かないと思うということは、逆にとらえると、みんなが時間通りに行くなら時間通りにいくと思う。だって、会社や学校の集まりはちゃんと守るでしょ?それはみんながしてるから。これこそ集団思考だ。

確かに気持ちはすごく分かる。一人で旅行に行くよりもグループで旅行に行った方がいいし、一人でご飯を食べるよりもみんなでご飯を食べた方がおいしく感じる。ただ、こういった集団思考に固執してしまうのも良くない。

例えば、「どこに行くにしても誰かといかないと気が済まない」「グループ内で嫌われないようにしようと常に心がけている」といったように常に「集団」に思考を縛られてしまい、思考の中心に「個」がなくなっている状態が良くない。その集団思考が強くなりすぎると、次第に「あいつが○○大学行くなら俺も行こうかな」「みんな地元に居るなら俺もじもとで就職しようかな」といった人生に直結する行動までも「集団」に縛らく可能性がある。そうなってしまったら終わり。だから、集団思考は少しずつでいいので!削っていった方がいい。

・孤独思考が今までの思考を変える

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では実際、集団思考を削るにはどうすればいいのか。簡単だ。真逆の独りでいることに充実感、満足感、楽しさを感じる「孤独思考」を持っておけばいいのだ。

「一人で旅行する時は楽しい」「一人で昼食を食べる時は楽しい」「一人でゲームする時は楽しい」といったように自分の中で一人での楽しみを見つけることから始めることで「孤独思考」は勝手に身についてくる。そして、孤独思考が身につくと、孤独になってみないと分からないこと、例えば、時間の大切さ、お金の使い方、周囲の見方、人との接し方といったことに気づくようになる。

YouTuberのヒカルさんは、「地元は捨てた」とよく口にしていますが、これこそまさに「集団思考」を捨て、極端な「孤独思考」の持ち主です。何か成功したい、成長したいと思うのであれば、「孤独思考」をもつことは最重要項目だと思う。
最近よく耳にする「コミュニティ」は集団思考ではないのかというと、「コミュニティ」は、集団思考を持った人の集まりではなく、孤独思考を持った人たちの集まり。だから、安心してください。会社、部活、サークル、学校の友達のグループといった組織、コミュニティに属すことは、めちゃくちゃ素晴らしいことです。だが、何度も繰り返す通り集団思考に飲み込まれてはダメ。しっかり孤独思考は常に持っておこう。

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