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本の「読み方」ではなく、「選び方」を知りたい

こんにちは。たいぞーです。
あなたは、「知りたいのにちょうどそこがわからない!」みたいな経験ありませんか(絶対ある!)。

例えば、数学の問題を解いていて、分からなくなったから答えを見て確認すると、答えは書いてあっても自分が一番知りたい途中式の部分がちょうど抜けて分からないまま。

また、YouTubeのレシピ動画とかを見てて「今、何した??何いれた?」と思って見返すと、ちょうどそこが動画で言っていなくて分からないまま。

副業の動画でも、この人がどういうことをして稼いだということは言っていても、一番みんなが知りたいどうやってその稼ぐ前までの形、ノウハウを手にいれたのか具体的には分からない。

このように「そこが知りたいのにそこがちょうど分からない!」といったモヤモヤありますよね。それが読書においてもあったのです。そこで今回は、僕の実体験を交えた「読書方」について話していこうと思います。
※今回めっちゃ長くなったので、太字だけでいいかも!

本を読まない若者たち


最近、就活のことで後輩から「この時期何すれば良いですか」とか「どうすれば内定もらえますか」とか質問されることが増えて、僕はその際ずっとこう言っています。

「とりあえず、まず今持ってる自分の思考を変えるべき!そしたらどこでも内定なんかもらえる!そのために本を読め!」

と。だけど、なぜか後輩たちには全然響かない。そして、返ってくる答えはみんな「私(僕)人生で本読んできてなくて、どうすれば本読めるようになりますか。」「どうやって本選んでるんですか。」と本を読む以前の本選びや読書時間の確保の質問ばかり。その時に気がつきました。

今若い人が読書できないのは、本の読み方以前の「本の選び方が分からないから」「本を読むきっかけが少ないから」読めないのだ。そりゃそーよ。本も恋愛と一緒で相性があるし、今ではそもそも本を読もうと思うきっかけが少ないし、本を読もうと思わないのは当たり前かもしれない。実際、僕ももともとはそうだった。本なんて22歳になるまで買ったこともなかったし、読んだこともなかった。だけど、今では、年間500冊読むほどの多読家になってる。それは、読むきっかけと自分なりの本の選び方に出会えたから。(僕も始めの方は本選びで1時間とかかかってた! 笑)

このように、就活を控えた大学生や新入社員として入社した若い人たちは、本は読みたい!読まないと!と思っている人すごい多いと思うけど、読書法とかの本を買ったりしてはダメ。まずは、読む以前の「本を読むきっかけ」と「本の選び方」を見つけることをしないと。それを知らないがために若者の読書離れが問題となっているのです。

僕がこんなにも多読者になったわけ


それは、約1年前。僕が就活で東京にある某大手広告代理店の2次面接に行った時の話(まだ、この時は一度も読書なんてしたことないぺーぺー)。その2次面接は、グループディスカッションでグループで「出されたお題に対してプロモーションせよ」といったものだった。チームのメンバーが僕以外全員早稲田、慶応ばかりでかなり熱い議論になっていたが、そのうちの早稲田の一人が僕に対して、僕の発言にかぶせてきたり、意見を言っても否定ばっかりとマウントを取ってきた。すごいイライラした。がちで。今でもその時の感情は忘れない。ここでなんかスイッチが入りましたね。「こいつを知識ではなくて、知恵と経験で圧倒したい!」「こいつを将来、上から見下ろしてやりたい!」。そう心の底から思った。

そこで僕は、考えた。とりあえず、そいつを圧倒して上から見下ろせるくらいの実力をつけた起業家なり実業家になるためにはどうするべきか。その時、お金もパソコンもなかったので、とりあえず一番身近で簡単にできそうな「読書」をしようと思ったわけ。でも、ただ「本読んでます!」程度の読書だと趣味で終わってしまう。それでは、全く意味がない。やるからには、誰もが出来ないくらい極端にするからこそ意味があって、それでこそ自分の力になるのではないかと考えて、僕は年間300冊を目標に設定した。

あの有名なイチローさんは「どうしてこんなスーパースターになったのか」と言う記者からの質問に対して「僕は特別天才とか言うわけでもない。ただ誰でも出来ること毎日を誰もが出来ない量こなしてきた。ただそれだけ。」と言っている。つまり、イチローさんも、誰もができる努力を毎日極端にした、ただそれだけでこんなスーパースターになったのだ。読書も一緒よ。ただ、1週間に1冊、1日に1冊では意味がない。もっと極端に読書をすれば、人はかなり変わることができる。

そう思い、1日に5冊読もう。そう決めた。ですが、やはり初めはそんなに早く、そんなに多く読めない。とにかく、読むのが遅い。1週間で1冊読めたらすごい方だった。今まで本を読んでこなかったツケがここで回ってきたか。そう心の底で思ったね(笑)

だが、その1日5冊を意識して読書を毎日すること1ヶ月。急に、すらすら読めるようになってきた。僕もなぜだか分からない。だけど、なんか急に読めるようになった。ただ分かるのは、読書を毎日欠かさず続けてきた。ただそれだけ。おそらくランナーズハイ的な感じだとは思う(走り続けていると、ある期を境に急に楽に感じること)。それこそ何かを続けた人にしか分からない境地だと思っている。そこからペースが上がって、今では、1日5~7冊を読んでいる(もうもはや、数えてない)。てか、もう読もうと思わなくても勝手に読んでしまってるね。こうして毎日1日もかかさず本を読んだことで僕は多読者になったのだ。

つまり、とりあえず決めたことを何かの変化があるまで続けてみることが大事。変化を感じる前にやめるなんてもったいないことしてはダメ。変化を感じてようやくスタートラインにたったようなものだ。本も毎日読めば誰でも読めるようになるし、変われる。ただし毎日を極端に。でなければ、読む必要がないね(笑)。

周りで本を読んでる人がいないから読めない


先ほど説明した本を読めない理由の1つ「本を読むきっかけがない」といったけど、その理由として自分の周りで本に触れる機会がない、本から疎遠の生活を送っているからだと思う。

例えば、自分の周りがインスタやティックトックばかりを見ている生活をしていれば、自分もインスタやティックトックばかりを見る生活になるし、周りがカフェ好きばっかりなら、自分もカフェが好きになってしまう。最近の人たちは、外部に影響されすぎだし、外部からの影響を求めてる。

つまり、周りに本を読んでいる人がいなければ読まないし、周りが本を読んでなくて読もうとすると周りから「なんで本なんか読んでるの?」とバカにされる。そんなの読まなくなって当たり前。

ほんとにみんな周りばかりを気にする「外部思考」を持ちすぎ。周りを気にするからバカにされたくないと思って、人と違うことができないし、ほとんどの人がしてない中で一番簡単な読書すらもできない。そんな世の中間違ってるよ。好きなことすればいいじゃん。僕もはじめの方は「なんで本なんか読んでんの?意識高い系かよ!」「おかしくなったんか?」とめっちゃバカにされた。けど、今だから言える。「バカなのは僕じゃない、外部思考にとらわれて変化しない君たちだよ」ってね。

だからこそ意識的に外部思考から「人は人、自分は自分」と割りきる内部思考へ切り替えるべき。その内部思考の意識をもって行動するだけでだいぶ変わると思う。僕がそうだから。

読もうとするから読めない


まず大前提として、本は読もうとしてはダメ(は、何いってんの?)。本は、見て、聞くものだ。

本はだいたい1人の著者が書いているから、その人の思いや感情、思考のすべてが詰まっている。つまり、読書は、著者という1人の人との対話。人と対話する時って、とりあえず人を見ながら話を聞くと思う。相手の気持ちから読み取ろうと思っている人なんてまぁいないと思う。(笑)本も同じで、まず見ることが大事

ここでいう見ることとは全体をまず通して見て、要点をピックアップするということ。意外とはじめの方は、全部読もうとしてしまうため見ることはできないと思う(僕もそうだったかな!)。SHOWROOM社長の前田裕二さんも「完読はすべて読むということではなく、要点を押さえて読むことだ」とよく言っている通り、まずは著者を見るということを意識してみよう。

また、本を見る意識をした上でさらに聞くことが大事になってくる。ここでいう聞くこととは、著者が話している姿をイメージするということ。相手が目の前にいると思って、うなずいてみたり、メモをしてみたり、自分で質問してみたりと。著者が実際にいる程で、イメージして読書することが大事なのだ。

多くの人は「本は読むものだ」と思いがち。だから、読書は時間もかかって、集中して疲れそうといったマイナスイメージをもちやすい。だけど、本を人と捉えてみたらどうだろう。楽しいでしょ。人と話すのであれば時間がもったいないとあまり思わないでしょ。だからまずは、本を人と捉えて、見て、聞くことを意識してみよう。そうすれば、講演を聞いてる感じになって内容が入りやすく、勝手に読めるようになってくるよ。うん。(笑)

本嫌いの僕が読めるようになったんだから誰でも読めるよ


読書法は、恋愛と一緒で合う合わないがある。だから、合わないと思ったら全然やめてもらっていいし、自分に合った読書法を探せばいいと思う。ただ、その自分なりの読書法を見つけるきっかけになったらいいなといった思いで、僕がいつもやっている楽しく読書ができるコツ、読書法についてを教えていこうかなと思う。

「本の選び方」

とりあえず、本の選び方は、直感。適当に言ってるように思えるかもしれないけど、これがち。(笑)

例えば、「このタイトル面白そう!」「あーこの人知ってる!」「何か本のデザインかわいい!」と表紙に対して何かしら直感的に反応があったということは自分が興味を示した証拠。インスタとかTwitterも直感的に「格好いい!」「かわいい!」「面白い!」と思ったらいいねとかフォローするでしょ?それと同じ。だから、とりあえずその興味を示した本をとりあえず手にとって、時間をかけてもいいからまず「はじめに」を全部見てみる。

そして、その「はじめに」を見た時点で「もっとみたい!知りたい!」と思ったら買えばいいし、あんまりだなぁと思ったらもう読まなくていい。はじめにの内容が本文をようやくしたものだから、自分にとって「はじめに」が面白くなかったら、他の章もすべて面白くないと思うに決まってる。その面白くないと分かった本を読む時間や、選ぶのに悩む時間はほんとに無駄。だから、本を選ぶ時は、タイトルや写真みた直感で決めよう。

「ツッコミ読書法」

まず、僕の読書法の大前提として「楽しく読む」ということがある。読書も仕事と同じで楽しくやっていかなければやっていけない。何事も楽しむことが大事。そのための読み方としてのコツは大きく①ツッコむ②言いたくなる名言探しの2つ。

①ツッコむ

読んでいて思ったこと、引っ掛かったことに対して「なんでやねん!」「意味わからへんやん!」「なんでそーなんねん!」とツッコみを入れて、読書をする「ツッコミ読書法」をすると、かなり楽しく読書できる(僕はこのツッコミ読書法を始めてから読むペースが上がったかな!)。

たしかに本に書いてることは理にかなっていて、正論を言っているように聞こえるから、ついつい相づちをうって読みたくなる(僕もずっとそうだった!)。だけど、それではただの授業を受けているだけ、セミナーを受けてるだけの受け身の人間になってしまって、読書の本質を捉えて読書できていない。もったいない。

さっきも言ったけど、読書とは人との対話だ。例えば誰かとの対話において、相づちを打つだけの相手よりも、色んなことに質問してきたり、ツッコんできたりする相手の方が対話も楽しく話せるよね。それと同じ。だから、とりあえず読んでいて引っ掛かったことがあったら、人と話してる感じにとりあえずツッコむことをすると(声にだしてもいいかもね)、読書が楽しくなるよ。

②言いたくるような「名言」探しながら読む

本の内容を誰かに話そうと思った時、まず思い出すのは何?おそらくその著者が持ってる軸であったり、モットーといった名言チックなワードだと思う。

例えば、西野亮廣さんであったら「貯金ではなく、貯信をしろ」。スティーブ・ジョブズであれば「経験は改善の積み重ねだ!」。楽天の三木谷社長は「社会のルールを変えろ!」といったようなその人をイメージさせる言葉があると思う。

つまり、自分が人に言いたくなるようなかっこいい言葉、名言を探しながら読めば、人に話す時のイメージがついて楽しく読書できる。簡単でしょ?(笑)。

本を読み続けたら分かるよ


僕が本を読み続けて約半年が経ったけど、(今何冊読んだのだろう)、半年前の自分と比べて、思考、環境、行動すべてにおいて180度が変わったと思う(最近、周りにもよくいわれる)。

①怒らなくなった

とりあえず、感情のコントロールができ、怒らなくなったと思う。それはおそらく読書が気持ちを落ち着かせないとできないし、気持ちをコントロールできないとできないことだからだと思う。

だから、すぐにイライラしたり、ストレスが溜まってしまう人ほど読書をすることをオススメします。怖いほど変わる。ほんとに。僕ももともと怒りっぽかったけど、読書を始めてからというもののほんとに怒らなくなった。自分でも変わったなーって一番実感が沸くほどにね。

②人を気にしなくなった

以前は、周りを見て、羨ましがったり、共感したりと周りに影響される外部思考が強かったけど、今では驚くほど外部のことなんてどうでもよくなった(笑)常に内部思考。とりあえず、YouTubeやインスタのストーリー、Twitter(情報収集はする!)だけでなく、テレビのバラエティー、ニュースも全くといっていいほど見なくなった。

人を気にする時間があるくらいなら今の自分のこと、この先に何が必要か、何をすべきかと思考する時間に費やすことの方がよっぽど大事だと思うし、日々の生活効率がいい。だから人を気にしてしまう人も読書してみたらほんとに気にならなくなる。まじで。それに外からじゃなくて内から世の中が見えるようになって楽しいね。

そうぞう力が豊かになった想像を創造する力、「そうぞう力」(だから敢えてひらがなで書いた!)。がかなり身に付いたと思う。読書する前は「自分で考えろ!」「もっと自己分析してみな!」といわれてもまじで何言ってるから分かんなかった。それもそのはず、想像する力もなければ、創造する力もなかったんだから、そんなのできるはずない。

自分で考えろといわれても考えるイメージ、想像が湧かないし、なおなつそのイメージを具現化、創造することができない。でも、読書はその2つのそうぞう力を強化してくれる、最高のツールだ。その証明として、今現に、活字嫌いだった僕がnoteをかけるようになっているんだから(笑)。

読書だけでなく、何でもそう。「知りたいところが分からない」、結構あると思う。

ただ、読書の場合は、「本の読み方を知りたい」のではなく、「どうやってそこまで本を読むことができるようになったのかを知りたい」ってこと。

それは、今まで全く本を読んでこなかった僕だから分かることだと思うし、僕にしか気がつかないことだと思っている。だからこそ、こんなに書くことがいっぱいになってしまったのかな(笑)。

読書は、誰でもお金もかからず、簡単に変われる最高のツール。読まないなんてそんなもったいないことやめてよ!半年で思考も意識も行動もこんなに変えることが出来ることができるんだから。

さあ、あなたも読書ができそうな気がしてきましたか。そんな方はしっかり目標を決めてまず1冊読んでみてはどうでしょうか。あなたの新しい人生の始まりです。

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