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損得勘定に追いつかれないように、「好き」に全力疾走したい。

1か月前に放送されていた、NHK「沼にハマってきいてみた」という番組の録画を視聴していたのですが、その内容に感動してしまいました。

この番組では、何かに熱中している10代が出てきて、その魅力を熱弁するのですが、今回は、防災無線チャイムに熱中する男子高校生が、魅力を語っていました。

休日は、全国各地の異なる防災無線チャイムを録音するために、各都道府県のスピーカーがある場所に足を運び、録音した防災無線チャイムを、家で流したり、YouTubeにアップしており、とても生き生きとした表情で、防災無線チャイムを集めていました。

その姿を見て、僕は感心しました。

これ、「好き」という気持ちだけで、やってるんだよなー。

防災無線チャイムの音を集めたところで、それがお金になるわけでもなく、誰かに評価されるわけでもない。

タイミングが合って、番組に取り上げられることはあっても、そういう番組すらなければ、かなり孤独な趣味でしょう。

しかし、それでも「防災無線チャイムが好き」という気持ちだけで、自分の思うままに突っ走っていました。

僕も、防災無線チャイムが好きな方なので、いつかは、いろんな地域の防災無線チャイムを聴く旅に出たいと思っていました。

きっと、防災無線チャイム好きな人の中には、僕と同じことを考えている人もいるでしょう。

ただ、ほとんどの人が、「考える」だけで終わってしまいます。

大人になればなるほど、コスパが良い生き方を選んでしまい、自分の行動にすぐブレーキをかけてしまいます。

「お金」「時間」「体力」「労力」「共感性」「評価」など、損得勘定が素直な気持ちに絡みつき、純粋な行動をできなくさせてしまいます。

自分の時間が奪われることは極力控えて、なるべく短時間で充足感を得られることを選択しがちです。

そこには、一番大事な「好き」という気持ちは存在していないのに、なんとなくお腹いっぱいになるからといって、それで満たしてしまいます。

好きが伴わない行動を選び続けていると、人生に「好きなこと」がなくなってしまいます。

最近、コスパが良い生き方をしようとしている僕は、自分が何が好きで、何が嫌いかも、よく分からなくなっていました。

防災無線チャイムが好きな男子高校生を見て、改めて気づかされました。

「好き」に全力疾走できるから、人生が楽しくなる。

どんなことをするにしても、好きな気持ちがないのであれば、熱中することはできないでしょう。

自分が行動するとき、一度問いかけてみたいと思います。

それ、純粋に好きなのか?

一度身についた損得勘定は、なかなか取っ払うのが難しいですが、それを取っ払わないことには、生きがいは生まれないでしょう。

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