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他人に合わせる前に、「自分」を伝えよう。

昨日、電話越しの父親に、自分が最近気づいた違和感を話していました。

その内容は、僕が東京人に合わせようとしすぎていることについてです。

ここ数年の僕は、周りの東京人に合わせることばっかりしていました。東京出身以外の人でも、東京で活躍できている人の言葉をよく聞いて、それに合わせようとして生きていました。

そのため、彼らと意見や行動が違ったら、全て僕が間違っていると思っていましたし、自分の言葉を彼らに伝えるのが怖くなりました。

しかし、そうやって生きていても、何も楽しくないことに気がつきました。

自分に嘘をつき続けるというのは、想像以上に自分に負荷がかかって、毎日生きるだけでもクタクタになってしまうのです。

僕は沖縄から上京して4年になりますが、それでも東京に染まりきれないところはありますし、理解できないこともたくさんあります。

そこで、東京で働いていた経験のある父親に、自分と周りの人とのギャップを埋めるためにどうしたのかをきいてみました。

すると、答えは明確なものでした。

「東京人に合わせる必要はない。所詮、日本人同士なんだから、地方の人の感覚だって、伝えようとすれば伝わる。自分の中にない自分を出したって、どうしようもない」

意外と深いものでした。

この言葉を聞いて、やっぱり自分の感覚で生きるしかないと確信しました。

僕は、自分の正直な感覚を伝える前に、「どうせ伝わらないだろう」と諦めていましたが、相手が同じ人間であることを忘れてはいけません。

沖縄の人に比べれば、東京の人はすごく冷たい言葉遣いで話すし、冷たい態度もとりますが、そんなものに合わせて自分も冷たくなる必要は全くありません。

僕の中には、東京の人に身についている感覚はないので、それができていないからと言って、自分を責める必要はないのです。

むしろ、自分の中にあるものを出していった方が、周りと差別化できるので、大きな武器になります。

東京と沖縄の違いもそうですし、性格の違いもそうですし、容姿の違いだってそうです。

自分にないものを持っている人に憧れる前に、自分の中にある魅力に気づいた方が、生きやすくなるし、楽しいはずなんです。

自分の中にある魅力に気づくためには、「自分が少数派になっているものを自覚する」ことからはじまります。

自分と周りを見比べて、劣っているように見えるものでも、自分の武器になるかもしれません。

周りと比較して背伸びして追いつこうとするよりも、今の自分を伝えることに労力をかけていこうと思います。

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