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仕事を好きになる順番は2つ。

楽しい仕事をしている人には、2種類の人がいると思います。

一つ目が、もともと好きなことを仕事にした人。

いわゆる、夢を叶えたタイプの人です。

もともとファッションが好きだからアパレル関係に就いた人、テレビが好きだからタレントや制作の仕事に就いた人、料理が好きだから飲食関係や栄養士に就いた人など、興味のある分野に飛び込んだ人です。

僕もそのタイプの一人です。それ以外の道は、あまり本気で考えたことはありません。

ただ、もう一つのタイプがあります。

それは、仕事をしてみたら、その仕事が好きになった人です。

もともと興味があったわけではないのに、やってみると意外と自分が上手くできたり、周りから褒められたり、悔しがったりしているうちに、その仕事のことが頭から離れなくなる人です。

もしかしたら、このタイプの人の方が多い気もします。僕は、そういうタイプの人が羨ましくて仕方ありません。

僕みたいに、もともとその仕事が好きな人は、変に固執しすぎてしまいがちです。どこでどう生きようと、その仕事を続ける方法を考えたりして、理不尽な目に遭わされることもたくさんあります。

一方で、仕事を始めてからその仕事を好きになれる人は、何でも好きになれる力を持っていると思うんです。とても器用で、何でもこなせる人が多いイメージがあります。

なので、割とすぐに転職する考えも持てるでしょうし、転職先の仕事も楽しくできるでしょう。

たとえ、転職しないで好きな仕事を続けたとしても、そもそも入社前に理想すら抱かずに始めた仕事なので、僕ら以上に、理想と現実のギャップに苦しむこともないと思います。

しかし、もともと好きで仕事を始めた僕らにも、唯一の救いがあります。

それは、仕事中に無駄なことを一切考えないということです。

例えば、「アイツに勝ちたい!」とか、「上の人に気に入られたい!」とかに関しては、そこまで考えすぎません。

仕事に取り組めている時点で価値があるので、変な競争心とかをいちいち持ち込みませんし、他人をわざわざ見下すこともしません。

もちろん、出世なんてものは見込めませんし、あまりにも考えなさすぎるので、同年代からバカにされることもあります(笑)。

でも僕は、自分のそういうところが好きです。

大体の人は、誰かがした仕事に対して、ああだこうだと本気で言いますが、僕は自分や誰かが苦労するほどでなければ、全く文句は言いません。

面白いと思ったらわざわざ言いに行きますし、自分で何か面白いことを思いついたら、自らガンガン話します。

特に1年目の頃なんて、そんなヤツでした(笑)。

ただ、その純粋な行為がアピールやお世辞として見られることに対して、とても嫌悪感を持っていました。

気にしなければ良いだけの話なんですが、僕は人の声とかを気にする人間なので、ここ最近は先輩や後輩と積極的に話すことはありませんでした。

でも、それをアピールやお世辞として捉える人は、もともと「仕事の分野」が好きなのではなく、「仕事自体」が好きな人なのでしょう。

たったそれだけの違いです。

その人たちから見た僕は、無意識にアピールやお世辞が使えるので、とても羨ましいのかもしれません。

もしかしたら、僕も羨ましがられているのかもしれません。

いや、そういうことにしておいて、自分と仕事をもっと好きになろうと思います(笑)。

面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!