計画通りにいかない日も、なるべく愛したい。
僕が何か取り組むときは、計画的に上手くやろうとします。
計画的に行かないことは、すべて失敗とみなし、自分を責めていました。
そう言いながら、また計画通りに行かなくて、今度は自分を戒めようとまでします。
いわゆる、ストイックと呼ばれる人種なのかもしれません(笑)。
ただ、年齢も上がってくると、計画的にいかないことがたくさんあることを覚えてきます。
そもそも僕の計画では、そこそこ良い大学入って、たくさんの人と出会って、ある程度の青春をして、若手のうちから多少の結果を出している23歳になろうと思っていました。
しかし、現実は全く違いました。
工場で働いてお金を稼ぎ、友達は一人もできることなく、結果も出せずに、高校生の精神のまま大人になってしまいました(笑)。
頭の中のどこかで、僕はこのことを「失敗」と感じているので、現在も何とか返さなきゃと思って、自分を鼓舞しています。
しかし、計画が確実になることなんて、日常的にもあり得ません。
昨日だって、朝早起きして、仕事を夕方までには終わらせて、夜には録画していたテレビ番組でも観ようと計画していました。
実際は、二度寝して、さらに3時間も昼寝をして、夜に慌てて仕事を終えました。
何とか仕事を終えるのは良かったのですが、その後が問題です。
合計10時間以上寝ている僕は、全く眠くなりません(笑)。
頑張って寝ようとするのも時間がもったいないので、支払期日が迫った光熱費や通信費をコンビニに支払いに行きつつ、朝5時の井の頭公園を散歩しました。
現在の井の頭公園は、自粛期間中のため、散歩やランニングは1時間程度で済ませなきゃいけません。僕は、そこまで時間をかけるほど運動意欲はないので、30~40分程度歩きました。
久々に外出した朝の空気は、いつも以上にありがたく感じて、何度も何度も深呼吸をして、僕にぶつかりそうになる鳥や虫たちを避けながら歩きました。とても気持ちは爽やかです。
これが「失敗」なのかと考えたら、必ずしもそうとは言えません。
計画通りではないですが、計画通りに行かなかったからこそ、出会うものや意外な発見があります。
今日で言えば、糞を間近に落としてくる鳥や、東京なのに美味しい空気、青春している若者がいること、早起きしてランニングしている親子がいることなど、普段見ることがなかった景色を見ることができました。
それを全て「失敗」と捉えるのではなく、一つの「経験」として頭に入れておけば、嫌な思い出になりません。
上手くいかなかったら、上手くいかなかったことを楽しめばいいんです。
「上手くいっている人が優れている」と考えすぎていた僕は、愚かだったかもしれません。
もしくは、「上手くいかなかったことを正当化している」僕は、愚かなのかもしれません(笑)。
面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!