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苦しんでいるということは、本当の姿になれていない。

本日は、時々読み返してしまう、好きな本についてお話しします。

それは、『漫画 君たちはどう生きるか』です。

この本は、言わずと知れたベストセラー本です。東京大学で哲学を修めた編集者の吉野源三郎によって、第2次世界大戦に突入する直前の1937年に書かれた小説で、2018年で最も売れた本と言われています。

この本では、主人公の少年・コペル君が、叔父さんからの教えが詰まったノートを読みながら、人間の本質を教わっていきます。

僕は、この本を読んだ後に、感動したのをよく覚えています。大切なことが詰まりすぎていているのですが、最も価値観を変えられたのは、叔父さんの言葉です。

この本で、叔父さんは「人間の苦しみ」について詳しく書いています。

僕たち人間は、何かと苦しむことが多いです。

体調を壊しているとき、誰かを傷つけてしまったり、自分を卑下したり、誰かを憎んだり、寂しくなったり…。

この本を読む前の僕なんて、あまりにも自己肯定感が低かったので、1日の中で、めちゃくちゃ苦しんでいました(笑)。

でも、人間が苦しむ理由は、ちゃんとあるんです。

人間が苦しむ理由は、本来あるべき姿ではないからだと、体で分かっているからです。

例えば、歯が痛いと苦しまなければ、歯医者には行きませんし、喉が痛いと苦しまなければ、風邪薬を買いません。

つまり、苦しみを自覚することによって、“本来あるべき姿”というのを、体が教えてくれているのです。

やはり僕らは、健康状態じゃないと、苦しみを伴うのです。

それは心で苦しみを感じた時も同じ話で、誰かを傷つけてしまったり、自分を卑下したり、誰かを憎んだりするときに感じる苦しみは、本来あるべき姿ではないと教えてくれているのです。

苦しみを感じるということは、苦しまない行動をとることもできるということです。

つまり、どんな自分になるかは、自分で決定できるのです。

自分を卑下して苦しんでいる人は、自分を卑下するべきではないと気がつくべきですし、誰かを憎んで苦しんでいる人は、憎むべきではないと気づく必要があります。

体から送られてくるメッセージをちゃんと受け取って、どんな自分になるのかを決めようと決意しました。

自分が、なんか苦しいなと思ったときは、是非、手に取ってみてください。

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