チャンキーとミス.ニコル
ミス.ニコルはベジタリアンだった。豆腐ばっかり食べていて独特の体臭がした。サイエンスの先生として来た。化学は得意のようだったけど、物理はいまいちで僕は嫌な奴だったので揚げ足をとったりしていた。
体臭はさっき言ったとおりだし、髪もべたついていたけど、美人でユーモアがあった。話が面白い分にはいいけど、わざとらしくペンを口にくわえたり、胸の間に挟んだりしていた。クナールやヤネックは「おー!」とか言って喜んでいた。ソヨンは授業終わりに「あいつ駄目じゃね?」と影口を言っていた。
ある日、愛すべき馬鹿のチャンキーがミス.ニコルに「アーユープレグナント?」と笑顔で聞いた。ミス.ニコルは顔を真っ赤にして「NO!!」と怒った。先生は出て行ってしまい、教室の中でチャンキーはみんなに失礼なことを言うなと諭されていたが、もちろん彼は意味も分かっておらずヘラヘラしていた。
『TIPs』
TIPs前書き
ディアナとルアンダ
チャンキーとミス.ニコル
ショウタとアリスター
アンドリューとエイモン
マックス、ダンテ、ベンジャミン
ホアンカとカルロス
ミスター.オリバーとミス.キャシー
冬場の朝は霞がかかっていたりして
2010年W杯at図書室
ヴィセンテナリオ通り(1)
エルダンテ通り、あるいはハムレット通り
スーペルオチョかピーナッツか
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