「迷子の文章」の解決策
この世には「迷子の文章」というものが存在します。
修飾語と接続詞が多いため一文が長いのが特徴です。Aについて書いていたのに、途中からBの話になり、道に迷う文章を指します。一文の途中で現在地が分からなくなり、迷子の感覚を味わいます。
BtoB企業の50歳以上のおじさんに多い印象です。
「迷子の文章」の解決策
「迷子の文章」を解決するにはいくつかのポイントがありますが、とにかく読み返すことです。「迷子の文章」を書くほとんどの人は読み返すことなく、書き終わったら完成と思っているのではないでしょうか。そこは完成ではありません。スタートです。
とにかく読み返す
5人に読んでもらうとしたら、5回は読み返した方がいいと思います。10人なら10回。
Web活用を目的としたコンテンツで美しい文章なんて必要ありません。でも、下拵えしたり、手間をかける必要はあります。アクを取ったり、丁寧に漉したり、味を整えたり。料理と同じ。ちゃんと手間をかけるのが大事。
そのためにまず最初にやれることが「読み返す」です。
読み返さないとアクにも気づきません。見ればすぐに分かるのに。
野菜と肉の下拵えもせず、鍋に適当にぶちこんで、アクも取らず、味も調えず、そのままテーブルに置かれた料理が『迷子の文章』です。
それは料理ではないし、仕事にもなっていません。
読み返しもしないで、他者に読ませようとしてはいけません。
お客さんの期待に応えるのが仕事
もうひとつ大切なことは、「独りよがりの味にしない」です。お客さんが求める味を理解して、ちゃんと提供すること。 求める味が分からないなら、お客さんの声に耳を傾けること。その上で下拵えや事前準備をきちんとやること。手を抜かない。仕事だからこそ、お客さんの期待に応えるのが大切です。美文を書こうなんて思うことより。そもそも、美文なんて、お客さんは求めていないかもしれませんよね。
「書けない/コンテンツを作れない」についての関連note
「書ける人がいない」「コンテンツを作る人がいない」「社内で見つけられない」というテーマは根深く、地方中小企業のWeb活用において大きな課題だと思っています。Webという箱をそれっぽく作っても、コンテンツという中身についてはほとんどの企業ができていません。
Webという箱を作ったら一時的に満足できてしまうが故に注目されていませんが、「書ける人がいない」「コンテンツを作る人がいない」「社内で見つけられない」この課題は地方中小企業において、かなり致命的だと思っています。
ぼくは長野県BtoB企業のWebマーケ支援を業務としていますが、上記の課題はいつも直面しています。それ故に、関連するnoteをいくつも書いています。この課題にハッと思い当たる企業様はぜひご覧ください。
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稲田英資について
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