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「書けない人」のメカニズムと「書くため」の解決策

企業にとって「書く・伝える」ことの重要性が増してきました。
「書く・伝える」ことはWebサイトに限らず仕事のほぼ全領域で必要とされます。

仕事上のメール
プレゼン用の資料
社内への情報共有
プロジェクトの進捗レポート
会議の記録、アジェンダ
チラシなどのセールスプロモーション
採用のための会社紹介テキスト
採用のための学生へのメール、SNS
Webコンテンツ
メールマーケティング
企業SNS

しかし、「書く・伝える」がうまくできない。
「何とかしなくては」とは思うが、「その解決策が分からない」と悩んでいる企業が想像以上に多いと実感しています。

仕事のオンライン化が進み、様々な場面で「書く・伝える」の重要性が顕著になってきたからこそかもしれません。御社はどうでしょうか?

先日、Webサイト制作の打ち合わせ中に、中小企業のA社長からも悩みを伝えられました。
「自分も社員も書くことがとても苦手。書かなきゃと思うのに、手が全然進まない」

「書く・伝える」の重要性は日常的に痛感しているけれど、とにかく書けない&定着しない。本当にみんな同じ悩みを持っているようです。

仕事の打ち合わせを始める前に『「書けない人」のメカニズムと、「書くため」の解決策』を20分ほどA社長に説明しました。
A社長は熱心に聞いてくださり、さっそく行動を起こされました。

せっかくですので、A社長への説明内容を再録します。もし、御社も「書く・伝える」でお悩みでしたらお役にたつかもしれません。

「書けない人」のメカニズムと、「書くため」の解決策

01.「書くスキル」がないから「書けない」というのは全く逆です

02.「書かない」から「書くスキルが身につかない」です

03.だから、今の考え方だと一生解決しません

04.なぜ「書けない」かというと「上手く書くこと」が目的化しているからです

05.それも逆です

06.「上手く書くスキル」は「たくさん量を書く」体験からしか得られません。元々才能がある人は別です

07.「たくさん量を書く」→「書くスキルが身につく」→「上手く書くスキルが身につく」の順です

08.それを逆から求めているから、「書けない」になるのです

09.そして、そもそもビジネスでは「上手く書くスキル」は絶対条件ではありません

10.ビジネスで最初に必要なスキルは「継続して書くスキル」です

11.それなのに「上手く書くスキル」が最初からの絶対条件と勘違いしている人が多いです

12.繰り返しますが、必要なのは「書くスキル」であり、「継続して書くスキル」です

13.だから、解決策は「たくさん量を書く」ことです

14.初期に必要なことは質ではなく量です

15.皆さんにいま圧倒的に足りないのは「量」の体験です

16.でも、「たくさん量を書く」を努力でやろうとするとくじけます。定着しません

17.だから、努力ではなく、習慣化が必要です

18.習慣化のための手段が必要です

19.自分はTwitterを活用することが役立ちました

20.日々の仕事での発見や気づきを、Twitterで書くようにしたら「書くこと」が習慣化しました

21.副産物として、「インプットしたらすぐアウトプットする」ことが身につきました

A社長への説明内容は以上です

上記のお話をして、仕事の打ち合わせもして帰社したら、A社長が「Twitterアカウントを作りました」と連絡をくれました。嬉しかったです。

そういう小さな行動が最重要だと思います。
御社はいかがですか。

「書けない」「コンテンツを作れない」についての関連note

「書ける人がいない」「コンテンツを作る人がいない」「社内で見つけられない」というテーマは根深く、地方中小企業のWeb活用において大きな課題だと思っています。Webというをそれっぽく作っても、コンテンツという中身についてはほとんどの企業ができていません。

・社内に書ける人がいない
・社内でコンテンツを作る人がいない
・スキルがある人を社内で見つけられない

Webという箱を作ったら一時的に満足できてしまうが故に注目されていませんが、「書ける人がいない」「コンテンツを作る人がいない」「社内で見つけられない」この課題は地方中小企業において、かなり致命的だと思っています。

それ故に、関連するnoteをいくつも書いています。この課題にハッと思い当たる企業様はぜひご覧ください。

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稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。

Web制作/Webマーケティングについて

Web制作とWebマーケティングについてまとめています。よかったらご覧ください。


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