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Twitterはコンテンツ作りに最適

総合建設業の社長にWebリニューアル打合せにご来社いただく。

新サイトの集客強化のためにも「核となるテーマでブログを新設したい」とのご要望。ブログを作ることは問題ないけれど、肝になるのは運用です。最大の課題はコンテンツを作り続けられるか否か。最初の記事しかアップされていないブログほど悲しいものはない。

JBNはWeb制作会社ですが、コンテンツを書き続けられる状況を設定するのもJBNの大切な役割。このケースでは執筆者運用方法を決めるのがポイントです。

執筆者を決める

話し合いの末、執筆者は社長に決定。これで「担当者が書いてくれない」という状況にならない。書かなかったら社長の責任。お若い社長なのでコンテンツに前向きなのも嬉しい。


運用方法を決める

次は「どうやったら継続できるか」。これが一番難しい。墓場のようなブログを多々見てきました。「継続したコンテンツ作り」に一番効くのは習慣化です。毎日ちょっとだけ、気づいたことを書くこと。小さなアウトプット、小さな成功体験が大切です。最初から長文を目指すのはNG。嫌になってしまう。
実はこれに最適なのがTwitter。140字しか書けないのがベストなのです。


Twitterを活用したコンテンツの作り方

ここまで聞いて、社長は分かったような、よく分からないような顔。

そうですよね。実例を紹介します。このハラヒロシさんという制作会社社長の記事、すごく反響があります。ぼくも読みました。本人のツイートで「いいね」が700近くもあります。

そうです。すごいんです。あ!枌谷さんもリツイートしている!…すみません。ぼくが尊敬している社長さんです。

このブログは新人デザイナーへの指導内容を23のトピックに分けて具体的に紹介しています。
すごくしっかりした記事です。


ツイートの積み重ねがブログ記事の元になっている

これを一から書こうと思ったら大変です。でも、見てください。ハラさんはツイートから始めているんです。「新人の指導で意識していること」のタイトルで、日々ちょっとずつ書いているんです。たぶん1ツイートにかけた時間は五分とかそれくらいです。

Twitter活用のポイント

・テーマを決めて
・日々の仕事で気づいたことを
・Twitterでサッと書く

これが大切です。

・毎日ちょっとだけ
・小さなアウトプット
・小さな成功体験

Twitterはこの条件にとても合っているんです。この積み重ねがコンテンツ作りの「習慣化」の土台になります。


日々のツイートが長文コンテンツになる

1テーマに絞って積み重ねたツイートは、一か月後、1つのきちんとした記事に使うこともできます。

ハラさんのこの記事はそうやって作られています。
日々のツイートが長文ブログになっているんです。
そう。よくできてるんです。

ハラさんもこんな風にコメントしています。

仕事の中で触れていることばかりだけど、あらためて「これが自分が普段やっていることのほとんどすべて」という意味も込めて、全メンバーにプリントして共有しました。

自分のツイートをテーマごとにまとめる作業はなかなか有意義だなと、いまさらながら実感。

ですので、社長が書くブログもまずはツイートから始めましょう。ツイートで習慣化して、最初は短いブログ記事で。短い記事がいくつか蓄積できたら、長文のまとめ記事に再構築する方針で。

個人アカウントをぜひ作ってください。
ぼくもフォローして毎日見ますので。


日々のプロセスが生む付加価値

お、イメージ湧きましたか。頑張りましょう。新サイトもそういう設計にしておきますね

蛇足ですが、ハラさんの「ツイートをテーマ毎にまとめて記事にする」のプロセスが生む付加価値も大きいです。

・自分の仕事の言語化
・フォロワー、UGCを生む
・社員募集に寄与

制作会社の経営者としてバトンタッチされたばかりのハラさんは自分たちの方法論やバリューの整理整頓も、社員の募集も、日々のマーケティング活動もどれも大切なはずです。

でも、日々の時間は有限です。そればかりやっていられない。だからこそ、毎日の発見や気づき、業務をこつこつアウトプットすること、そのプロセス自体が価値を生むこの仕組みはとても有効なはずです。

ツイートを目にした転職を検討しているデザイナーさんや就活中の学生さんはこの会社に興味を持ちますよね。少なくとも好意を抱く。これも大切な募集活動です。そういう付加価値も日々のTwitterは生んでくれます。

お。じゃあ、一緒にがんばりましょう。
毎日、ツイート見ますからね。笑


追記

ハラさん、打合せに使わせて頂いてありがとうございます。新サイト公開から1年経ってもコンテンツが追加されず当初の計画通りになっていないケースは散見します。

「Twitterをコンテンツ作りに活かす」は手段の一つです。どの会社も当てはまるとは限りません。運用できるか否かが重要だからです。でも、運用できそうでしたら検討の価値ありです。ぼくはそう思っています。

そして、やっぱりこのnoteも、10個のツイートの積み重ねでできているのでした。


稲田英資のTwitter

TwitterではWeb制作のことや、顧客成果のためのWeb活用、インバウンドマーケティングについて日々の気づきや発見を発信しています。それらツイートの集積を再構築してnoteの記事になるケースも多いです。よかったらフォローいただけると嬉しいです。

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