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肝に銘じていたはずなのに全然ダメで恥ずかしかった話。

Webサイトで「どんな言葉を使うか」をすごく重視しています。特にラベリングとかマイクロコピーと呼ばれる領域において。サイトを訪れてくれたユーザーを置き去りにするような言葉を使わないように心がけていて、後輩からレビューを頼まれたときは意地の悪い舅のように隅っこを指差しては「これは何かしら?」と指摘しています。その時のぼくはかなりネチっこいと思います。

そんなぼくですが、Webサイトリニューアル中の製造系BtoB様と打ち合わせしたところ、提出したワイヤー(サイトの情報設計図)をご覧になりながら恥ずかしそうに「あのー、コーポレートサイトって何でしょうか」と聞かれてしまいました。一瞬、質問の意味がわからず止まってしまったのですが、よくよく話を聞いてみたら「そもそもサイトって何だろう?と思っていたけれど申し訳なくて聞けませんでした…」と。

これは大反省でした。「どんな言葉を使うか」を重視していたはずなのにWebサイトって普通に使っていたし、伝わらないかもしれないなんて考えもしなかった。ホームページという言葉を避けて、Webサイトという名称を慣例的に使っていました。

製品やサービス、市場によってユーザー像は変わるのでWebサイトという言葉自体がダメという訳ではないですが、「今回はどの表記が最適だろうか」とこれまで一度も考えていなかった自分に気づいてびっくりしました。しかも目の前のお客さんにそんなことを言わせるとは。反省です。

  • コーポレートサイト

  • グローバルサイト

  • ブランドサイト

  • サービスサイト

  • 企業サイト

  • 製品サイト

  • 採用サイト

  • IRサイト

  • ECサイト

  • オウンドメディア 

  • ランディングページ

Webサイトでよく見る名称やジャンルですが、「よく見る」なんて感覚ほど信じられない。Web制作というニッチで狭い業界の中だけでの話なんだから。

  • 業界での当たり前を皆の当たり前だと思わない

  • 伝わる言葉で話す。伝わる言葉を使う

肝に銘じていたはずなのに全然でした。恥ずかしい。より心がけていきたいと思います。


関連note

「現場の言葉」と「借り物の言葉」

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