Webコンテンツに幻想を強要しない
Webコンテンツを書いたらの幻想
皆が見てくれる
皆が理解してくれる
皆がその通りに行動してくれる
全部幻想です。コンテンツにそんな力はありません。見ないし、理解しないし、行動しません。でも、それがスタートラインです。そこから「◯◯してもらう」ように活動するんです。コンテンツに甘えない。
Webコンテンツを書いた後に必要な活動
Webコンテンツを書いたら下記の活動が必要です。
見てもらえるように届ける(delivery)
理解してもらえるように分解する(break down)
行動してもらえるように促す(promotion)
「知ってるよ。やってるよ」というそこのあなた。1回やったかどうかなんてどうでもいいんです。学校の宿題じゃないんだから。狙いが実現するまで手を変え品を変え何度もやるんです。
コンテンツは材料。作るのはあなた
狙いが実現するまで何度も試行錯誤する。それが活動です。コンテンツはユーザーがアクションするためのガイドラインです。いわば補助。主体はその後の活動です。
多くの人はコンテンツを書いて満足して、その後の活動をほぼしていません。それは材料を買ってきたけど料理はしていないのと同じです。
だから、「1回やった」なんてニンジンの皮を剥いただけと同じです。皮を剥いただけでカレーはできない。手段を目的化しないこと。あなたの仕事はカレーを作ることです。材料の買い出しをしただけで誰かがカレーを作ってくれるなんてことはありません。
コンテンツは材料。作るのはあなた。お忘れなく。
採用サイトを作ったらの幻想
これは採用サイトも同じです。
皆が見てくれる
皆が理解してくれる
皆が応募してくれる
全部幻想です。採用サイトにそんな力はありません。見ないし、理解しないし、行動しません。でも、Webの外で行われる採用活動の受け皿になります。Webが活きるのはWebの外の活動次第。そこには相乗効果があります。コンテンツは材料です。料理を作るのはあなた。がんばりましょう。
コンテンツの機能と役割を正しく理解する
ぼくは「コンテンツを書きましょう」と毎日言い続けてますが、Webコンテンツに幻想を強要するのは嫌いです。機能と役割を正しく理解して使いたい。そうじゃなかったらコンテンツがかわいそうですよね。
関連note
Webサイトの本質はコンテンツであり、Web活用の本質は活動(リアルな販促活動・営業活動と同義)だと個人的には思っています。
だとすると、Web活用支援の本質は「活動の意味」を顧客と共に発見し創出していくことかもしれません。メールの開封率とか訪問数なんてそれ単体ではどうでもいい。活動の意味を一緒に見出すこと。
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