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「行動の結果」を知ることは「仕事の意味」に繋がっている。

地方BtoB企業様のWeb活用支援(with HubSpot)を始めて3年経ちます。

各社の担当様から「成果が出たことはもちろん嬉しいのだけど、Web活用を通して自分の業務の意味が実感できたり、会社のためにやるべきことが明確になってきたりして。それがとても嬉しいです」と教えて頂くことが増えました。

その気持ち、とってもよく分かります。ぼくたちは誰かの役に立ちたいし、自分がやっていることの意味を実感したいですよね。「やれと言われたからやっているけど、これって本当に意味があるのかな…」と思いながらやる仕事ほど辛いものはない。20代の暗黒時代を思い出します。あれは辛かった…

Web活用は目標と目的が重要であり、実務は「計画→実行→結果を知る→改善」の繰り返しです。PDCAはもう古いとの指摘に反論する気もありませんが(Web活用はOODAの方が親和性が高そうとも思いますが)、何にせよ「誰かの役に立つ&やることの意味」を実感できなければ人はどんどん弱っていきます。

ODDA
Observe(観察)
Orient(状況判断/方針決定)
Decide(意思決定)
Action(行動/改善)

PDCAは、「計画を立ててから丁寧に実行から改善までを行う」のに対し、OODAは、「現状を把握したら、とりあえず行動に移す」という特徴があります。

https://offisuke.com/media/pdca-replace-ooda-dcap/


「行動の結果」を知ることは「仕事の意味」に繋がっている

これまでは感じることが難しかった「仕事の意味」。なぜWeb活用の担当様はそれを実感できるようになったのか?

それは端的に「成果が出たから」が大きいのは勿論ですが、それともうひとつ「行動した結果をデータとして見れるようになったから」だと思っています。成果はもちろん重要ですが(成果が出なかったら落ち込むだけですよね)、それと同じくらい結果を知ることの意味と価値は大きいと実感しました。

行動の結果を知ること。その重要性は知っているが、結果を知るのにも時間と労力がかかり現実味がなかった。やるだけで止めてしまった。というのが今までの現実だと思います。特に地方中小企業では。


段階的な成果が生む「行動の意味」

Web活用において「成果を出す」は大前提ですが、Web活用では成果を何層にも分解して段階的なコンバージョンを設定することが普通です。つまり、「受注」のような最終的なゴールだけでなく、「リード獲得」「資料ダウンロード」「セミナー申し込み」「直接流入の増加」など、階層的なユーザーアクションも段階的な成果として把握することができます。
この段階的な成果を積み重ねていくと「行動の結果」が分かり、「行動の意味」が生まれてきます。

HubSpotなどのマーケツールの導入は「行動の結果/意味を知る」という点でも大きいと実感しています。あまり語られていませんが。

HubSpotやWebサイトは所詮ツールです。ツールを使うのは人です。そして、Web活用でも実際にやることは「Webの何か」ではありません。「仕事の何か」です。

Web活用を通して、自分の仕事・会社・製品の意味を知り、顧客をより深く理解し、仮説を立てて行動し、その意味を知る。その中心点は全て「人」です。あなたの会社の社員の誰かです。


Web活用支援の本質は「活動の意味」を一緒に見出すこと

「Web活用を通して業務の意味が実感できたり、やるべきことが明確になって。それがとても嬉しいです」と顧客から教えて頂いたことで、ぼくはそれに気付きました。

HubSpotを導入しただけでは特に何も起きませんが、Web活用をちゃんとやれば何かが起こる。特に人の心や意欲に。ぼくはそう思っています。

Webサイトの本質はコンテンツであり、Web活用の本質は活動(リアルな販促活動・営業活動と同義)だと個人的には思っています。

だとすると、Web活用支援の本質は「活動の意味」を顧客と共に発見し創出していくことかもしれません。メールの開封率とか訪問数なんてそれ単体ではどうでもいい。活動の意味を一緒に見出すこと。

Webサイトの本質
コンテンツ

Web活用の本質
活動(リアルな販促活動・営業活動と同義)

Web活用支援の本質
「活動の意味」を顧客と共に発見し創出していくこと

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