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人を惹きつける文章に必要なものは?

下記のツイートを見て、面白い問いだなあと思いました。

どんなに文法が綺麗でも、魅力的に感じない文章(まったく残らない文章)だったりします。
人を惹きつける文章には、+α の何かがあるとしたら。それはなんでしょうか🤔

人を惹きつける文章に必要なものは?

ほくは「パーソナリティ」だと思っています。その文章から書き手の人柄や人となりが感じられるかどうか。伝える手段として文体だったり内容だったりと人それぞれで。ビジネスのコンテンツではあまり必要ありませんが、人を惹きつける文章の場合は大きな要素だと思います。(村上春樹はエッセイで「一に肉体、二に文体」と書いていて、それはそれでとても好きです)

パーソナリティがはっきりしなかったり自分でもよく分かっていないのに文章だけで何とかしようとしたらそれは難易度が高いですよね。才能の領域になってしまう。大抵のことは才能の話にしないのが大切です。才能の話にしたらぼくたち一般人は仕事に応用しづらい。才能ではなく、方法論の話にすることが仕事では大切です。「パーソナリティ = 自分の文章」の獲得には「自分はどんな人間なのか?」を知るところから始めた方がよいと思っています。そして、それは決して上手い文章を書くことではない。

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上手い文章を書くには?

文章をテーマにすると多くの人が「上手い文章を書くには?」と思いがちですが、上手い文章が読まれる文章ではないですよね。ハンサムだったら誰とでも付き合える訳ではないように。

そもそもビジネスで必要なのは上手い文章より「読まれる文章」のはずです。では、読まれる文章とは何か?

それはあなたに興味や関心をもってもらう文章です。まず興味を持ってもらう。だから読んでもらえる。その順番です。あなたが有名な作家ではない限り。またはビジネスで有用なソリューションを書くのでないなら。

文章のTipsはあれこれありますが、書き手のパーソナリティについて触れているのはあまり見たことがありません。そして、「文章が苦手で…」という人はたいてい人柄が掴めない文章を書いています。文章からあなたの声やクセや好みが伝わってこない。新聞記事や役所の書類みたいな。新聞はそのつもりで読むからまだ分かりますが。

通常は書き手のパーソナリティが分からないと、読み手はどう読めばいいのか分かりません。どの立ち場のどんな人がどんな価値観で書いているのか分からないから。そもそも興味が持てないから途中で離脱します。

「どうやったら上手い文章が書けるか?」よりも、「自分はどんな人間で、誰に何を伝えたいのか?」をちゃんと考えて書いた方が何倍も身になると思っています。自分だけが満足している「上手い文章」なんて、たいてい読んでもらえませんから。


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