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陰陽五行を日めくりで。

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2018年11月の記事一覧

2018年11月1日の陰陽五行「丁酉」

2018年11月1日の陰陽五行「丁酉」

2018年11月1日の六十干支は「丁酉」(ひのととり)
「丁」の五行は火で灯火や月を表し、酉は秋の盛りを表す十二支ですので「丁酉」は「中秋の名月」の情景とすることができます。

今日は1日ですので月初めということになりますが、陰陽五行の世界では太陽太陰暦(旧暦)を使いますので、今月は7日から月の干支が変わります。11月7日は立冬。「立」とは「生まれる日」を表す言葉なので立冬とは「冬が生まれる日」

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2018年11月2日の陰陽五行「戊戌」

2018年11月2日の陰陽五行「戊戌」

2018年11月2日の六十干支は「戊戌」(つちのえいぬ)
「戊」は山を表し、戌は秋と冬の間を表す十二支、五行はどちらも「土」、陰陽は「陽」です。土の陽が二つなので山が連なる情景、晩秋の山並み、とすることができます。

今日は、日にちの干支が「戊戌」、月の干支が「壬戌」、年の干支は日にちの干支と同じ「戊戌」。このように「土」の十二支が日・月・年・と3つ揃うことを「土性地支一気格」と言います。土性

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2018年11月3日の陰陽五行「己亥」

2018年11月3日の陰陽五行「己亥」

2018年11月3日の六十干支は「己亥」(つちのとい)
「己」の五行は土、大地を表し、「亥」は冬の始まりを表す十二支で五行は水です。どちらも陰陽は陰。「見渡すかぎりの雪原」とすることができます。

昨日の「戊戌」も今日の「己亥」も「異常干支」のひとつ。この「異常」という言葉遣いも独特で、実際は「才能」とか「際立った特性」とするほうがしっくりきます。私たちは自分にも他人にも「何でも上手くできること

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2018年11月4日の陰陽五行「庚子」

2018年11月4日の陰陽五行「庚子」

2018年11月4日の六十干支は「庚子」(かのえね)
「庚」の五行は金、鋼を表し、子は真冬を表す十二支で五行は水、どちらも陰陽は陽です。「金」は基本的に季節による変化に乏しく、そのまま「真冬の鋼」としても意味が通じませんので、解釈には工夫が必要です。
例えば、金の陽は指示指令を遂行する行動力、水の陽は体験体感を求める行動。ですから「真面目で働き者だが素直さには欠けるかも」とすることができます。なぜ

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2018年11月5日の陰陽五行「辛丑」

2018年11月5日の陰陽五行「辛丑」

2018年11月5日の六十干支は「辛丑」(かのとうし)
「辛」の五行は金で「宝石」、「丑」の五行は土で冬と春の間を表す十二支、どちらも陰陽は陰です。

金は土の中から出てくるので「土生金」、「相生(そうしょう)」の関係。土は金を生じる、金は土から生じられる、と表現します。

六十干支のうち「辛」の干支は6つ、土生金の組み合わせとなるのは「辛丑」の他に「辛未」です。
冬と春の間の土である「丑

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2018年11月6日の陰陽五行「壬寅」

2018年11月6日の陰陽五行「壬寅」

2018年11月6日の六十干支は「壬寅」(みずのえとら)
「壬」の五行は水、海を表し、「寅」の五行は木、春の始めを表す十二支です。春の始めの長閑な海、とすることができます。

生まれ日に「壬」を持つ人はとてもアクティブ。キーワードは、体験から学ぶこと、動き続けていること、創造性と論理的な思考、となります。お悩みの原因になりやすいのは、感情を置き去りにしがちなこと。不快なことがあった時、心のケア

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2018年11月7日の陰陽五行「癸卯」

2018年11月7日の陰陽五行「癸卯」

2018年11月7日の六十干支は「癸卯」(みずのとう)
「癸」の五行は水で雨を表し、「卯」の五行は木で春の盛りを表す十二支。両方とも陰陽は陰です。

昨日の「壬」と同じく今日の「癸」も「水」の性質です。水は、冷静で論理的、生涯学びと共にあるので、壬にも癸にも同じことが当てはまりますが、陰陽違いの部分に違いが現れます。陽の「壬」が体験することを通じて学ぶのに対して、陰の「癸」は、机の上の学び、常

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2018年11月8日の陰陽五行「甲辰」

2018年11月8日の陰陽五行「甲辰」

2018年11月8日の六十干支は「甲辰」(きのえたつ)
「甲」の五行は「木」で大樹を表し、「辰」は春と夏の間を表す十二支。どちらも陰陽は陽です。

春から夏にかけて、といえば、木々が最も枝葉を伸ばし、成長する時期。「辰」は季節を表す他に「豊かな土」とすることもできるので、良い季節、良い環境に恵まれた大樹、ということになります。ところが。恵まれ過ぎているため「自分の力だけで成長しなくてはならない

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2018年11月9日の陰陽五行「乙巳」

2018年11月9日の陰陽五行「乙巳」

2018年11月9日の六十干支は「乙巳」(きのとみ)
「乙」の五行は木、草花を表し、「巳」の五行は火、夏の始めを表す十二支です。両方とも陰陽は陰です。

今日の「乙巳」と、「乙酉」は「祇王の業」という三業干支に当てはまります。結婚が晩年になりやすく、若いうちに結婚すると離婚再婚を繰り返しやすくなる、と言われています。
「乙巳」日生まれには魅力的な女優さんが多く、確かに、離婚された方や独身の方

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2018年11月10日の陰陽五行「丙午」

2018年11月10日の陰陽五行「丙午」

2018年11月10日の六十干支は「丙午」(ひのえうま)
おそらく六十干支の中で最も有名なのが今日の「丙午」でしょう。意味をご存知なくても耳にしたことはあるのではないでしょうか。
丙午は最強干支の一つと言われています。どちらも五行は火、陰陽は陽、真夏のカンカン照りの太陽、という意味です。
火とは熱、明るさ、伝わるもの、緩めるもの。更に、公明さ、情熱、子供のような無邪気さ、好き嫌い、などを表します。

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「ひのえうま」女子は不幸なのか?

「ひのえうま」女子は不幸なのか?

1966年生まれは極端に出生率が低いって、ご存知ですか?何故なら、六十干支で「丙午(ひのえうま)」の年だから。「丙午年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信から、特に、極端に女子の出生率が低いのです。
ご年配の方には、丙午と耳にするだけで顔をしかめたり、同情したりする方も多くて、どんだけガッチリ根付いた迷信なんでしょうと思います。

こちら↓でもご紹介したとおり、
https:

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2018年11月11日の陰陽五行「丁未」

2018年11月11日の陰陽五行「丁未」

2018年11月11日の六十干支は「丁未」(ひのとひつじ)
「丁」の五行は火、灯火や月明かりを表し、「未」の五行は土、夏と秋の間を表す十二支。陰陽はどちらも陰です。
虫の声が聞こえ始める頃、風にどこか冷たさが感じられる頃、朝晩の気温差が明確になってくる頃、の月夜の風景。あるいは、晩夏のキャンプファイアでしょうか。内に秘めていた情熱や、秘密を打ち明け合うような濃い時間、深まる大切な人たちとの絆、など

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2018年11月12日の陰陽五行「戊申」

2018年11月12日の陰陽五行「戊申」

2018年11月12日の六十干支は「戊申」(つちのえさる)
秋の山は紅葉と実り、そして冬眠に備えて餌を頬張る動物達でとても賑やか。
「戊」は山、「申」は秋の始まりを表しますので「戊申」とは秋の山の情景となります。
戊の五行は土、申の五行は金で、陰陽はどちらも陽です。土の中から金が出てきますので「土生金」、「相生」の組み合わせ。この場合、土は金を生じる、金は土に生じられる、というのも言い方をします。

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2018年11月13日の陰陽五行「己酉」

2018年11月13日の陰陽五行「己酉」

2018年11月13日の六十干支は「己酉」(つちのととり)
秋の盛り、落ち葉や枯れてゆく草花、実りに息づく小さな種を優しく受け止める大地の情景です。
「己」の五行は土で大地、「酉」の五行は金で秋の盛りを表します。どちらも陰陽は陰です。

土の陽が分け与え、循環するエネルギーなのに対して、土の陰は受け止め、蓄積し、再生させるエネルギー。土に還る、という言い方をしますよね。丙午の話の時に登場した「

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