ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ(ヤコブソン・バレエ)(1)
本日は、「~レオニード・ヤコブソン記念~ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ」についてご紹介します✨
まず、名前がとても長いですよね…(笑)
私たちは「ヤコブソン・バレエ」と呼んでいます。
団員や世界中のバレエファンたちもそう呼んでいるようですので、
「ヤコブソン・バレエ」でいきましょう!
このバレエ団は、ロシアの美しい古都・サンクトペテルブルクを拠点に活動するバレエ・カンパニーです。
バレエ団公式サイトはこちら↓
http://www.yacobsonballet.ru/en
(Photo:バール版『眠れる森の美女』より エレーナ・チェルノワ)
バレエ団の紹介の前に、ロシアのバレエについて少しお話させてください…
「ロシアといえばバレエ、バレエといえばロシア」というイメージを持っている方は多くいらっしゃると思います。
実際、ロシアはバレエ大国で、国を挙げてバレエに力を入れています。
例えば、国立のバレエ団に所属するダンサーは”公務員”のように見なされ、30代後半から年金をもらえるそうです(”ダンサーは現役寿命が短い”ということが理解されているため)。
また、2014年に開催されたソチ五輪の開会式ではバレエが披露され、ここからもロシアにとって大切な文化であることが分かります。
日本の歌舞伎のような、国を代表する重要な文化の一つと言っても過言ではありません。
数多くあるロシアのバレエ団の中で皆さんがまず思浮かべるのは、
●ボリショイ劇場バレエ(モスクワ)
●マリインスキー劇場バレエ(サンクトペテルブルク)
…ではないでしょうか?
これらのバレエ団は歴史が古く、現在もなお愛される王道の作品『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』が初演されました。
伝説に残る素晴らしいスターダンサーが多く在籍していたこともあり、今現在もバレエの殿堂として確固たる不動の地位を築いています。
また、この2つのバレエ団には付属のバレエ学校があります。
●ボリショイバレエ学校
●ワガノワ・バレエ・アカデミー
こちらもバレエ団さながらの知名度を誇っていて、常に世界中のバレエファンの注目の的です。
そのほかには、
●スタニスラフスキー&ネミロヴィチ・ダンチェンコ国立モスクワ音楽劇場
●ミハイロフスキー劇場バレエ
●エイフマン・バレエ
●ペルミ国立オペラ・バレエ劇場
●ロシア国立ノボシビルスク・バレエ団
●ロシア国立クレムリン・バレエ団
●エカテリンブルグ・オペラ・バレエ・アカデミー
●国立ブリヤートオペラ・バレエ劇場
etc.
挙げたらきりがないくらいバレエ団があり、ロシアのバレエは層が厚いことがよくわかります。
ロシアに数多く存在するバレエ団の中で、私たちが招聘しているのが、
最初に挙げた「~レオニード・ヤコブソン記念~ロシア国立サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ」、通称「ヤコブソン・バレエ団」です。
2017年以来、毎年日本で公演を行っているのですが、バレエファンの方でもこのバレエ団について「よく知らない…聞いたことない…観たことない…」という方が多いと思います。(私もバレエファン歴20年近くですがずっと知りませんでした…^^;)
ロシアにはバレエ団が数多くある中、「ヤコブソンバレエ団」はどのような特徴を持っていて、どこが他のバレエ団と違うのか?ということを、次回からシリーズでお話していきたいと思います!
(本題に入れず失礼いたしました…)
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