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少人数のエステサロンをDXするポイント有料編

「エステサロンの経営やサービスを見直し、
  顧客満足度従業員満足度を上げたい」

漠然とした目標があるとき、何から取りかかればいいのでしょうか。

業務効率化、コストカット、業務縮小・拡大など様々な手立てがありますよね。しかし、すべてを同時にやるわけにはいきませんし、それぞれの手立てについて経験があるわけでもないでしょう。

これらすべてを見直す方法の一つとして”DXの導入”があります。

今回は、DXを導入するために必要なこと、具体的なツールについてご紹介していきます。


1. DXを進める上で必要なこと

DXとはデジタルトランスフォーメーション(digital transformation)の略で、経済産業省が2018年、DX推進ガイドラインにて下記のように定めています。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

   経済産業省
DX推進ガイドライン

まさに今取り組もうとしていることが当てはまるでしょう。
それでは、このDXを推進する上でどんな心構えが必要なのでしょうか。


経営者の理解 

一従業員から業務改革・DX推進を提案した場合、
スタッフだけで取り組むことは大変難しいです。

なぜかというと、それらの改革にはある程度の費用が必要となり、
また風土の改革が必要になる場合もあるからです。

DXを進めるためには、経営者がDXの必要性をしっかり理解し、積極的に取り組む姿勢が必要不可欠です。

大企業では、DX推進部隊を社長直下に置くことが多くあります。
これは社長の判断が直接的にその部隊に伝わり、経営と一体となってプロジェクトを進めることができるからです。

かつての業務効率化・IT化の文脈ではデジタル関連部門が推進していたことに、経営の要素が加わっているイメージです。
DXを進めるためには、経営者の理解と積極的な姿勢が何よりも重要で、成功のキーとなります。


お客様の声を取り入れる

店舗の経営を見直すために、
実際にサロンを利用しているお客様の声に耳を傾けてみましょう。

利用していて不便に感じる点、ここがこうだったらと思うところ、他のサロンと比較して感じることなどを確認してみましょう。
形式は何でもOKです。アンケートでも直接聞くのでも良いでしょう。

一番良いのは施術をしながら聞き出すことです。
アンケートのように面倒な入力作業なく、思っていることを直接教えてもらえるので、最も直接的に評価がわかる方法です。


2. DXの始め方

DXとはデジタルトランスフォーメーション(digital transformation)の略と冒頭でご紹介しました。トランスフォーメーションをする前に、まずはデジタル化で業務効率化を図りましょう。

既存業務・ツールの洗い出し

現在行っているすべての業務とツール・システムを洗い出してみます。

はじめに業務についてです。PRや集客、カウンセリング、施術、決済、従業員管理、教育など一度に数え切れないほど多くの業務を行っていると思います。洗い出しが終わったら、面倒だと思う業務や効率化できそうだと思う業務、強化していきたい業務を考えてみましょう。
いろいろな意見が出てくるはずです。

次に、使っているツールの洗い出しです。
例えば、集客にはInstagramやTwitter、カウンセリングには紙の問診票、決済はPOSレジといった感じです。

無料・有料のものを含め様々なツールを使って業務を行っていることが再確認できるはずです。


効率化したい部分を探しツールに当てはめる

業務やツールの洗い出しが終わったら、移行できるものから実際にツールを使い当てはめてみます。
例えば、これまでメーリングリストで行っていた従業員への連絡を、SNSに集約したり、グループウェアを導入してリアルタイムでデータも一緒に共有できるようにしたりするなど、やり方は色々あります。

小さいグループ単位での試行から始めてみると、そのツールの長所短所が実際に見えて、何を採用すればいいか判断する材料になります。

いきなり業務改革をするのはハードルが高いので、まずは知っているけれど導入できていないシステムについて調べてみて、導入にかかる費用や導入した場合の効果を確認してみるのもいいでしょう。

直接企業に相談してみると、費用対効果やプラスアルファの情報を教えてくれる場合もあります。

その他にも、予約から決済までお客様情報を一貫して管理できる仕組みの導入も効果的です。
これまでは、お客様の予約リスト、お客様カルテ、決済情報をばらばらに管理していたと思います。

これを、一気通貫で管理すれば、目の前のお客様がどの媒体から予約して、以前はどんなメニューで施術を受けて、どんな決済手段を使うかを記録しておくことができます。

業務やツールの洗い出しがしっかりできていれば、この当てはめの作業は難しくありません。
むしろ、楽しく効率化を考える作業になるでしょう。


3. エステサロンでできる有料のDX・デジタル化

具体的にデジタル化できるツールにはどんなものがあるでしょうか。
SNSやグループウェアの他に活用できる有料のものをご紹介します。

コンサルタントへの依頼

最も手っ取り早いのが、コンサルタントへ依頼してしまうことです。
特にエステサロン専業のコンサルタントは、サロン経営のプロです。
課題を見つけ、改善し、より良いサロンづくりを数多く手掛けてきたベテランです。

デメリットとして、高額な委託料が発生してしまう可能性もありますが、現状の見直しからより良い経営への改善の的確なアドバイスがもらえるでしょう。
また、ITやDXツールについてもくわしいので、どんなものを導入するのが良いか教えてくれます。

決済・会計システム

これまでPOSレジを使っていたサロンがPOSアプリに移行することが増えています。
予約サイトの作成や顧客・スタッフ管理機能まで網羅されているアプリもあり、サロンでの活用についてよく考えて作られたものが多くリリースされています。
メリットとしては、導入コストの低さ、設置スペースを取らないこと、お客様の席に持ち運べることなどがあります。
省スペース化やランニングコスト削減のために、会計をシステム化するサロンが急激に増えています。

カルテ

病院の電子カルテと同じように、エステサロン用の電子カルテが多く登場しています。
情報を一括管理することで、集客に役立てたり、スタッフ間での情報共有を行ったりすることができます。
POSアプリとの連携ができるものも多く登場しているので、導入を考えてみてはいかがでしょうか。


今回はDXに取り組む上での心構えと取り組み方をご紹介しました。初めてのことでよくわからないと思うかもしれません。
しかし、業務を細かく分けて考えてみると、これまで手作業で行っていた管理業務をデジタル化するだけで、お客様一人につき数分でも作業時間を減らすことができることに気が付くでしょう。
この作業の積み重ねで、より良いサロン経営に近づくことができます。

お客様満足度の向上のためにも、業務を見直してみてはいかがでしょうか。


(ライター mayukoko)

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