¥(思いやり込) だった件
某コーヒーチェーンで、パスタを頼んだ。
私は普段から美味しいものには目がなく、外食するにしても一食一食の食事にかける値段は比較的高めだったりするのだが。
その日は、30分後にバイトが入っているということがあって、時間的にも金銭的にも、コーヒーチェーンで食べちゃえばいいや、となっていた。
こういうところのパスタなんて、どうせレトルトだもんね、とそんなに味も期待せず、とりあえずお腹が満たされればいいかな、くらいのつもりではいた。
10分ほどして、「お待たせしましたー」と、食事が運ばれてきた。
(結構時間やばいから早く食べなきゃなあと焦る)
見た目は写真とそんなに変わらないし、おいしそうじゃん、と一口食べた。
え、熱っっ!!!
思わず声をあげそうなくらい熱々だった。
いかにも淹れたての湯気が上がったホットコーヒーを飲むも、そちらがぬるく感じられるくらいの熱さだった。
緑の看板の某イタリアンチェーン店もまあまあの熱さだが、これはなかなかだな、という感じだった。
熱々なだけあって、麺も茹ですぎな感じで、冷めてからもそんなに美味しくは食べられなかった。
美味しいというのは、味で感じたりするものだけど、そもそもの「熱さ」ってけっこう大事なのよね。
高いものには、そのあたりの「思いやり」というサービス料金が含まれている、ということを痛感(どっちの意味でも笑)した。
その日は上顎の火傷した部分が気になって、終始ひきつった感じの笑顔でバイトに勤しむことになったのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?