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東日本大震災を振り返って


こんばんわ。こんにちは。
北里明日香です。

私は永遠の女子大生なので、2000年生まれという設定です。
大学生3回生ですので、2011年の時には11歳でした。
ちょうど小5小6になったような時だったと思います。

その当時は何もわからなかったのが実情です。
というわけで、今回はゲストとして
フリーの無職、高等遊民、発達障害をお持ちの「いまいずみさん」を
お呼びしてきて、その時の様子を聞きたいと思います。

ではよろしくお願いします

明日香)以下(あ
-いまいずみさんは当時、3.11の時には何をしていらっしゃったのですか」

いまいずみ)以下(い
-そうですね、私は介護職員をしていました。いまでもはっきりと覚えています。
当時の利用者さんのバイタルサインを書いていた時に、ガタガタと関西圏でも揺れました。ただ、震度2.3程度で、揺れたんだなって感じでした。
すぐに他の職員さんが、テレビをつけてきて、関東地方はただ事じゃないな。っていう感じでした。
勤務を終えて、18時半ごろに家に帰って、地震あったよね?という感じで
家族とテレビを見ていると、おぞましい津波の様子が生中継されていて
全身が震えたのを覚えています。

あ)
ー私は当時は小学校でして、そのまま家に帰ってテレビを見ていると
言葉が出ませんでした。

い)
ーそうですね。こんな未曾有の被害なんて初めてです。
すぐさま東北地方のお友達に連絡を取りましたがなかなかつながらなかったことを覚えています。

あ)
ーいまいずみさんは何かしらの行動はしたのですか?
例えば募金活動などとか?

い)
ー私は募金活動とかそういうのは嫌いなのですよ。
だからいままで一度もしたことはなかったのですが、
ある程度、時間が経ってから、東北の友人が被災者ということがわかって
何が必要なのかを必死でメモ書きしました。
当時は3月といえどもっともっと寒い時期でした。
カイロを買ったり、靴がないということを知って、靴を買いにいったり
(女性用だったのでサイズが22.5cmって初めて知りました)
また、水や食料品や生理用品など必要な分を買って、
すぐさまヤマト宅急便の営業所に行きましたけど、
道が寸断されていて、いつ届くかわからないという不安はありました。

あ)
ーいまいずみさんって助ける心をもっているのですね。

い)
ー多分これが人生で初めてで人生でもうないと思うような
支援活動でした。
普段はボランティアも一切しません。
そういう人間ですから・・・。
でも、この時ばかりはとにかく必死でした。

あ)
ーいまいずみさんが必死になるって余程のことですよね

い)
ー失礼を承知ですが、やはり一度お世話になった身です。
関西圏で何もできずにテレビを見ているだけでは、苦しかったのは
事実です。またそんなにお金も給与もなかったので、
ギリギリのラインでやり取りはしていました。
「1週間後に届いたよ。ありがとう」というメールには
感慨深いものがありましたし、
その後の仙台駅の悲惨さを写メで見たときには悲しみは
止まりませんでした。

あ)
ーありがとうございます。


◆ 震災を通じての10年目


わたしは、震災を知らない。
知ったとしてもYou Tubeや過去の動画であって
リアルタイムで知ったわけじゃない。
だからなんなんだって思ったりもする。
葛藤もある。
たまたま友人である「いまいずみさん」がいたから
そういうお話を聞くことができたけど、
やはりリアルタイムでの恐怖や絶望感を知った人間と
それをメディアを通じて、安全圏から見ている私達とは
絶対に違うと思う。

いま、日本の分断化がどんどんと始まっている。

本質的にあるのは新自由主義の掲げる
「自己責任論」だ。
このような理不尽な想いをしても
「自己責任」といえるのだろうか。
おそらく、いま起こったら、You Tubeで小銭稼ぎのために
海側に行く人もいるかもしれない。
そういった人たちを「自己責任」としてバッサリ切ってしまって
いいのだろうか。

日本への海外からの支援はこれである。


とにかくもっていろいろな支援があった。
また日本企業であるジャパネットたかたからも支援があった。


こんなお通夜みたいなテレビショッピングは初めてだったし、
ジャパネットたかたという企業のみで、
5億円の義援金を送っている。
また、この日の売上金は全て被災地へと届けられた。

江頭2:50分も個人的に好き嫌いはあるかもしれないが、
最も早く救援物資を届けに行った芸能人の一人である。


これがその裏話である。
知らない人が居たら、一度見てほしいです。


◆ 自助ばかりいういまの日本国家


どうして変わってしまったのだろう。
どうして、人々を分断化してしまったのだろう。
どうして、人助けすることが美徳みたいなものになってしまったのだろう。
毎年様々な水害や災害が起こるが、そういったところに
ボランティアで行く人を美徳みたいな扱いにしているフシもある。
そういうものじゃないと思うのです。
義援金というお金を渡せばそれで終わり。
そういうものじゃないと思うのです。
一方で、あるところでは中抜きをしている。
災害が起こっているなかで、どさくさ紛れて不正をしている。
多少なりともあるとは思いますよ。
でも、そんなことがないような日本国家にしてほしい。
義援金を送ったのに届かないからそれは「自己責任」じゃないと
思うのですよ。
書いていて悲しいです。
「いつからそんな心まで貧しくなってしまっちゃったんだよ!」って
そう思ってしまいます。

どうして「助け合い」ということが、消えてしまっていくのでしょう。

助けているような動画が偽善的に思えてしまうっていうのって
どういうことなのでしょう。

東芝は今日のニュースで3分割になりました。


もちろん不正会計などをすることは言語道断です。
また様々な問題を抱えていました。
ただし、東芝には半導体の優れた技術や暗号化技術なども
あったことも事実です。
2005年前に1Gの超小型メモリを搭載した携帯電話を出したことでも
有名です。
そういった優れた技術を持っているのにも関わらず、
会社を3分割にされて、外資に食われていく様子は見るに堪えないです。
シャープがまさにそうでした。
国内の電機メーカーはおそらく日立を除き大体はこのような形で
外資に食われていくでしょう。
竹中平蔵は笑っていると思います。
そういう世の中にした責任は重いです。
今後は自動車メーカーが狙われるでしょう。
自動車メーカーのHPを見てほしいです。
いまじゃ、軽自動車で1.2車種
コンパクトカーで1種〜3種
ミニバンで2〜3種
セダンなんて1〜3種(高級車含む)
SUVだけ人気があり3種くらいです。

10年前のサイトがあれば見てほしいくらいです。
この10倍以上のラインナップをしていました。

もう衰退化が始まっているのです。
イーロン・マスク氏が率いるテスラ社が
トヨタの時価総額を抜きました。
テスラ社の戦略は度肝を抜かれました。
書いていくと数千文字かかります。
とにかく異常なほどの超効率化です。
トヨタが真似できるようなレベルではありません。


◆ 分断化してしまうのか、それとも共助できるのか


そんな中でのたまたまの東日本大震災のお話でした。
私が夕食時に録画していたカンブリア宮殿で
ジャパネットたかたの2代目社長のお話から発想がでました。
よくよく考えれば、まだ2013年なんていうのは
分断化なんて進んでおらず、ギスギスしたような時代じゃなかったと
思われます。
一体いつ頃から分断化になってしまってきたのでしょうか。
「弱き者を助け、強き者を挫く」
そんな社会ではないのは事実です。
もはや誰も助けてくれはしません。
家族でさえも「自己責任」という始末です。
「自己責任社会」が怖いのは、挑戦することが
非常に困難であることです。
米国では挑戦することでアメリカン・ドリームを得ることもできますが
日本ではまず不可能に近いです。
だからこそ、眞子さまも日本から出ていくのです。
このような社会はいち早く是正するべきだと思いますが、
なかなかそうは行きません。
むしろ「加速主義」的になっているような気がします。

読者の皆さんに問いかけます。
助けを求めている人には助けてあげましょう。
手取り足取り、1から10までじゃなくてもいいと思います。
理想論になってしまいますが、
そうした事で自己肯定感を高められるならそっちのほうが
まだマシです。
それよりも見返りを求めるようなGive and Takeみたいな
やり取りよりも、Give だけで終わって、
いつか忘れた頃にTakeが返ってくるほうが嬉しいかなって私は思います。


では。

【補足】
お風呂に入って考えていました。
助け合いの心は大事です。無いよりある方が良いです。
ただし、その基準点みたいなものが曖昧です。
ボランティア感覚的に助けたい場合って自らカラダが動くものです。
逆に、助けたいけど・・・うーんめんどくさいとか、
本能的にそう思ってしまうこともあります。
そういう場合は頭ではわかっていても、カラダが動かないものです。
これは説明するのが難しいのですが、本当にあります。
ボランティア精神的にしていたものが、なぜか義務感とか
仕事モードになってしまうのです。
そういう場合の助けは必要ないと思います。

午前2時55分



Asuka Kitazato(北里明日香)

2021/11/13 逆にすれば 311の日です。1が多いですが。

午前2時17分



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